室内でも犬用ハウスは必要なの?用途に合わせた選び方とハウストレーニングのコツを紹介
犬用ハウスは様々な場面で大活躍するツールです。そのため、しつけができていない子犬から、何年も家族と生活している老犬まで、全ての犬がハウスを使えるようにすることをおすすめします。ここでは、犬用ハウスの必要性や、愛犬に合ったハウスを選ぶ時のポイント、ハウストレーニングのコツを紹介していきます。
室内でも室外でも犬用ハウスは必要!
「犬のハウス」と聞くと、犬を閉じ込めるケージのようなイメージを持ち、可哀想と思う人も多いのではないでしょうか?しかし、犬のハウスは犬の行動を制限し、犬の安全を守るのに役に立つ大切な道具です。「我が家の犬にハウスなんて必要ない!」と思っていても、思わぬ時にハウストレーニングが役に立つ場面に出会うかもしれません。ここでは、犬のハウスの必要性や活躍する場面を紹介していきます。
留守番中や夜のイタズラ対策に最適
犬は留守番中や飼い主が寝ている夜の間にイタズラをしてしまうことがあります。家具をボロボロにされただけならまだしも、犬が異物を飲み込んでしまうと命の危険にさらされる可能性もあります。飼い主が犬の行動をチェックできない時間に犬をハウスに入れておくことは、家の家具だけではなく、犬の命を守ることに直結するのです。
病気や怪我をしたときのため
病気や怪我で安静にするよう言われたとき、犬自身が自ら安静でいるのは難しいことです。室内での放し飼いや鎖に繋がれた犬小屋生活の場合は、歩きまわり遊びや運動をしてしまう可能性があります。
そんな場面でハウスは大活躍します。犬をハウスに入れることで、犬の行動を制限し治療をなるべくスムーズに進められます。
ホテルや入院などの移動
犬を何かしらの理由で施設や知人に預けることがあるかもしれません。普段から室内を自由に歩き回る犬が、突然知らない場所の狭い空間へ入れられることは多大なストレスになり得ます。 または知人などに預ける場合、物を破壊する、怪我をするなどのトラブルにも繋がってしまいますので、ハウスに慣れさせておくことは大切です。
災害時の避難や移動、避難所や仮設住宅での生活
災害発生時には犬と一緒に避難することになります。避難所や仮設住宅ではたくさんの人やペットとの共同生活を行わなければなりません。犬のストレス軽減、周りの人やペットへの配慮として、必要なとき以外はハウスさせておくことが望ましいといえます。
ハウスに入ると安心する犬もいる
犬の先祖は暗くて狭い洞窟で暮らしていたため、現代の犬でもハウスに入ると心が落ち着き、リラックスする場合があります。動物病院やカミナリが怖い犬でもハウスに入ると落ち着く場合がありますよ。
犬用ハウスを選ぶときのポイントは?
犬がハウスの中で快適に過ごすには、犬に合ったハウスを選ぶことが非常に大切です。ここでは、犬に合ったハウスを選ぶポイントを紹介していきます。
犬のサイズに合ったハウス
犬が自由に動き回れる大きさのハウスを選ぶようにしましょう。犬が頭を下げなくても直立できる高さ、また、無理なく方向転換できる面積を目安に、犬に十分なサイズのハウスを選んでくださいね。
用途に合わせて
用途に合わせて様々な種類のハウスが販売されています。ここでは、用途別におすすめのハウスやそれぞれの種類について詳しく解説していきます。
サークル
サークルは柵のように広いハウスです。サークル内は犬が歩き回るのに十分な広さがあり、長時間のお留守番でも心地よく過ごすことができます。サークルはハウス内で長時間過ごさなければいけない犬に向いており、小型犬に大人気のアイテムです。
ケージ
ケージは金属のメッシュで作られたボックスのようなハウスです。ケージは軽量で持ち運びやすく、外出先でハウスを使いたい人におすすめです。また、とてもシンプルなデザインのものが多く、必要な時以外は折りたたむことができるので、ハウスの置き場所がない家庭にも向いています。
クレート
クレートはプラスチックで作られたボックスのようなハウスです。クレートの多くは非常に頑丈なので、車の中での使用に大人気です。また、クレートには持ち手がついているので、犬をハウスに入れて犬を持ち運びたい家庭におすすめです。
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上手なハウストレーニングのコツ
「ハウストレーニング」と聞くと、とても難しそうに感じる飼い主は多いですよね。しかし、ハウストレーニングは犬を少しずつハウスに慣らしてあげるトレーニングで、根気よく取り組めば、どんな犬でも覚えます。ここでは、ハウストレーニングの方法とコツを紹介していきます。
1.おやつで犬をハウスの中へと誘導しよう
ハウストレーニングの基本は犬にハウスが「いい場所」だと教えることです。おやつをおもちゃで犬がハウスに入るように誘導し、犬がハウスに入ったらたくさん褒めてあげるようにしましょう。ハウスに入っている間はおやつを一つずつ継続的に与え、ハウスから出てきたらおやつを与えるのをやめます。
2.ハウスの中でごはんを食べさせよう
ハウスになかなか慣れない犬はハウス内でごはんを与えるようにしましょう。大好きなごはんをハウスの中で食べることで、犬がハウスに慣れるのを助けてあげることができます。
3.ドアを閉める時間を少しずつ伸ばす
犬がハウスに入るのに慣れたらドアを閉めてみましょう。ドアをほんの一瞬だけ閉め、ドアを開けて犬がハウスに入っている状態でたくさん褒めてあげてください。次回はドアを閉めるタイミングを少しだけ伸ばし、たくさん褒めてあげます。これを何度も繰り返すことで、ドアを閉める時間を徐々に伸ばしていきましょう。
犬用ハウスは愛犬を守るために重要なツール
犬のハウスは「もしも」の場面で大活躍するツールです。「自分の犬は大丈夫!」だと断言せず、もしもの状況に備えてハウストレーニングをしておくことをおすすめします。また、ハウストレーニングは時間がかかる場合がありますが、根気よく犬と楽しみながら取り組みましょう。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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