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【獣医師監修】感染経路を知って犬のフィラリアを予防しよう|5つの予防策とフィラリア対策グッズをご紹介

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犬との暮らしで春から秋にかけて注意したいのがフィラリア症です。フィラリア症は、犬種や年齢を問わずどの犬も感染するリスクがあるので、しっかりと予防をすることが非常に重要になります。本記事では、犬のフィラリア症の感染経路や日本での感染率、飼い主さんが知っておきたい予防策を解説します。

【獣医師監修】感染経路を知って犬のフィラリアを予防しよう|5つの予防策とフィラリア対策グッズをご紹介
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目次

  1. 犬のフィラリア症について
  2. 犬のフィラリア症の予防策
  3. フィラリア症は予防策を講じれば防げる病気

犬のフィラリア症について

子犬

犬のフィラリア症とは、そうめんのように細長い糸状のフィラリアという寄生虫が肺動脈や心臓に寄生し、さまざまな障害を引き起こす病気です。フィラリアが寄生すると心不全を発症し、血液の循環が悪くなるので、心臓だけではなく、肺や肝臓、腎臓にも影響をおよぼします。

フィラリア症の初期症状は、咳をするようになる、運動や散歩をしたがらなくなる、毛艶が悪くなるなどで、重度になると腹水が溜まる、元気がない、血尿、呼吸困難などの症状が見られるようになります。最悪の場合は死に至ることもあるので、感染予防が欠かせません。

フィラリアの主な感染経路

フィラリア症は、フィラリア症に感染した犬の血を吸った蚊が、別の犬を吸血することで感染します。蚊が吸血したときに、犬の体内にフィラリアの幼虫が侵入します。そして血管内で成虫に成長し、心臓付近に寄生します。

フィラリアに気を付けるべき季節

フィラリア症は、蚊が発生する季節に注意が必要です。地域により若干差がありますが、一般的に4月~12月が感染時期とされています。

日本における感染率

日本におけるフィラリアの感染率は、30%超と言われています。東京などの大都市は感染率が低く、地方のほうが高い傾向にあります。というのも都心部ではほとんどが室内飼育で予防率も高い傾向なので、蚊に刺される確率が低いからです。何も予防をしていない屋外飼育の犬におけるフィラリアの感染率は、50%にまで上がってしまいます。

犬のフィラリア症の予防策

犬

犬のフィラリア症はしっかり予防をすれば、ほぼ100%防ぐことができます。ここでは、フィラリア症の予防法を解説します。

フィラリアの予防策1.予防薬を投与する

フィラリア症の予防薬を定期的に投与することで、ほぼ確実に予防できます。予防薬は内服薬、体に滴下するタイプの塗布薬、注射薬の3種類があります。内服薬と塗布薬の投与は月1回で、注射薬は製品によって半年~1年間、効果が持続します。また、フィラリアだけでなく、ノミ・ダニも一緒に予防できる薬もあります。まずは確実に予防薬を忘れず定期的に投与するようにしましょう。

フィラリアの予防策2.虫除けスプレーをする

予防薬と合わせて、ペット用の虫除けスプレーを活用するのもよいでしょう。ペット用虫除けスプレーは、蚊が嫌がる植物成分で作られています。アルコール不使用の低刺激なタイプもあるので、皮膚がデリケートな体質の子でも安心です。

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フィラリアの予防策3.蚊除けアイテムを設置する

さらに、吊るして使用するタイプのペット用蚊除けアイテムを設置するのも対策のひとつです。愛犬がよく過ごす部屋や寝床の周辺などにぶら下げておけば、蚊を寄せ付けないように対策できます。 

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フィラリアの予防策4.草むらを歩かせないようにする

蚊は、草むらなどの暗くて湿気があるところを好むので、散歩のときはなるべく草木が茂っているところに立ち入らないようにしましょう。また、芝生や雑草を伸ばしっぱなしにしていると蚊が出やすいので、庭の草刈りも忘れずに行いましょう。 

フィラリアの予防策5.服を着せる

犬の服には、防虫加工が施されている種類もあるので、散歩のときに着せるのもよいでしょう。涼感素材でひんやりとした着心地の服や通気性に優れた素材で作られたものなど、暑い時期でも快適に着られる服が発売されています。

フィラリア症は予防策を講じれば防げる病気

犬

暑い季節になると蚊はどこにでも発生するので、蚊の媒介により犬にフィラリアが寄生すると聞くと心配になるかもしれません。しかし、犬のフィラリア症は予防薬を定期的に投与すれば高確率で防げるので、とにかく予防が重要です。予防薬に合わせて虫除けスプレーや犬用の服なども活用して、愛犬がフィラリア症にかからないようにしていきましょう。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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