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【獣医師監修】犬の顔を上手に洗う方法とは|手順と注意点を解説

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犬の顔周りは、目ヤニやご飯の食べカスなどで汚れやすいため、清潔に保つためのお手入れが欠かせない部位です。ただ、水に濡れるのを嫌がる子も多いため、自宅でのシャンプーの際に苦戦する飼い主さんも多いのではないでしょうか。

ここでは、犬の顔の洗い方の手順やコツ、注意点、プロに相談した方が良い場合についてもご紹介します。

【獣医師監修】犬の顔を上手に洗う方法とは|手順と注意点を解説
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目次

  1. 犬の顔の洗い方|おすすめの手順とコツ
  2. 犬の顔を洗うときの注意点
  3. 次のような場合には病院やサロンへ相談を
  4. ポイントをおさえて上手に洗ってあげましょう

犬の顔の洗い方|おすすめの手順とコツ

犬 シャンプー

シャンプーで顔周りを洗うときの、おすすめの手順とコツについてご紹介します。 

おすすめの手順|顔は最後に洗い、最初にすすぐ

顔周りのシャンプーは嫌がる子が多く、顔に付いたシャンプー剤を舐めてしまうこともあります。まずは身体を先に洗い、顔は一番最後に洗いましょう

シャワーを当てるときは水圧を弱めにして、ヘッド部分を密着させて滑らせるようにします。後頭部から前方へとずらすように動かすのがポイントです。犬がシャワーを怖がる場合は、水を含ませたスポンジを絞るようにしましょう。

すすぐときは反対に、頭から胴体、足の順に流します。

顔を洗うコツ|良く泡立て、指の腹で洗う

顔周りは、スポンジなどでシャンプー剤をよく泡立てて洗いましょう。あらかじめ洗面器の中で泡を作っておくと便利です。目元や口元など汚れやすい場所は、指の腹を使って丁寧に汚れを取り除きます。

耳の周辺はシャンプーをつけてよくもみ洗いしましょう。動物病院やトリミングサロンでは耳の中を洗うこともありますが、基本的に自宅では耳の中を洗う必要はありません。耳の中へ水が入ったまま放置すると外耳炎などの病気になってしまうこともありますので、無理はしないようにしましょう。

目ヤニがひどく、固まっているときは

目ヤニがひどく、毛にしつこく絡み付いて固まっている場合、無理に引っ張ると皮膚炎を起こし、犬も痛い思いをしてしまいます。ぬるま湯に浸したガーゼでふやかしたり、シャンプー時によく湿らせて、やわらかい状態になってからやさしく取り除きましょう。

目ヤニを取るときは、ノミ取りコームを使うと便利です。コームのピンが目に当たらないよう注意しながら、目頭から鼻先に向けてすすぐとすっきり取り除くことができます。

犬の顔を洗うときの注意点

犬 シャワー

次に、犬の顔を洗うときの注意点をご紹介します。

シャンプー剤が目や鼻、耳に入らないよう注意

顔を洗う際、シャンプー剤が目や鼻、耳に入らないように注意しながら、少しずつ洗っていきましょう。嫌がる子の場合は無理せずに、お湯で濡らしたタオルで拭き取るくらいの方が良い場合もあります。

もし、ほんの少量のシャンプー剤が目に入ってしまったかもという場合は、すすぎのときにシャワーの水圧を弱めてよくすすぎましょう。清潔にした手でお水やぬるま湯をかけ流してあげても良いです。

ただ、明らかに目の中に大量のシャンプー剤が入った場合は、あとから角膜潰瘍などが発症することがあります。心配なことがあったら早めに病院を受診しましょう。

また、シャンプーの際には、耳の中にシャンプー剤が入らないように注意しましょう。耳周辺に残った水気は、しっかりタオルなどでふき取ってあげるようにしましょう。湿ったままで放置すると、外耳炎などになりやすいためです。

しっかりすすぐ

すすぎは念入りに行いましょう。シャンプー剤が残っていると、皮膚トラブルの原因になります。ぬるっとした感触がなくなり、少しキュッときしむような手触りになったら、きちんとすすげているサインです。

毛玉がある場合は、シャンプーの前に取り除く

犬は耳をとてもよく動かすので、長毛種の子は摩擦で耳の後ろの毛がもつれることがあります。もつれや毛玉がある状態で水に濡らすと更に毛が絡み合ってほどけなくなってしまうので、シャンプー前にチェックし、毛のもつれはカットするか、とかしておきましょう。

次のような場合には病院やサロンへ相談を

犬 耳

次のような場合は、自宅でシャンプーする前に、かかりつけの動物病院やトリミングサロンに相談することをおすすめします。 

耳が赤くなっていたり、耳垢が多い

耳の中が赤くなっている、痒がっている、臭いが強い、耳垢が多いというときは、外耳炎など耳のトラブルを起こしている可能性があります。自宅でシャンプーしたときにすすぎ残しがあったり、耳が湿ったままにしておくと更に悪化してしまうことも考えられるので、注意が必要です。早めに動物病院を受診し、必要に応じて治療を受けましょう。

心臓病、呼吸器疾患などの持病がある

シャンプーは犬にとって緊張するもので、人間が想像する以上に体力を消耗します。心臓病や呼吸器疾患などの持病がある犬は、シャンプー中に興奮して発作を起こしてしまったり、シャンプー後に具合が悪くなることがあるので、かかりつけの獣医師に相談してから行いましょう。

病院によっては病気の程度やその子の性格に合わせたシャンプーしてくれることもあるので、プロにお願いするのもひとつの方法です。

ポイントをおさえて上手に洗ってあげましょう

犬 タオル

いかがでしたか?自宅で犬の顔を洗うには、ちょっとしたコツがあります。定期的にトリミングサロンを利用している場合は、トリマーさんに洗い方を教えてもらっても良いかもしれません。適切な方法でケアを行って、愛犬の健康を守ってあげてくださいね。

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この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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