banner

banner

犬がうつ伏せで寝るのは大丈夫?注意したい寝相と心理状態について

お気に入りに追加

犬は1日のうち半分以上を睡眠に費やすので、愛犬が寝ている姿はよく見かけますよね。時にはリラックスできないようにも思える場所で寝ていたり、思わず笑ってしまうような寝相を見せてくれますが、中には注意が必要な寝相があるのをご存知でしょうか?今回は犬の寝相から分かる心理状態と少し気にかけたい寝相についてご紹介します。愛犬の寝ている姿を観察して、健康管理に役立てましょう。

犬がうつ伏せで寝るのは大丈夫?注意したい寝相と心理状態について
話題/ 犬用ベッド徹底比較 犬用ベッドなんでも良いって思ってない?愛犬の寿命にもつながるベッドの選び方教えます。

目次

  1. 犬の寝相で何が分かる?
  2. 犬の寝相|安心しているとき
  3. 犬の寝相|緊張・警戒しているとき
  4. 犬の寝相|注意が必要なとき
  5. 安心して眠ってもらうために
  6. 寝相には愛犬の気持ちが表れる

犬の寝相で何が分かる?

寝ている犬

さまざまな寝姿を見せてくれる犬たちですが、犬の寝相にはそのときの心理状態体調などが反映されます。寝苦しさに関わる暑さや寒さといった温度はもちろん、具合が悪いときや、ストレスを感じていたり緊張しているときにも寝相が変わるのです。

何気ないことかもしれませんが、犬は野生で暮らしていたころの名残から具合が悪くても隠そうとすると言われています。言葉を話せない犬はわたしたちに「痛い」「苦しい」と直接伝えることができません。愛犬の寝相をチェックすることで不調に気づけることもあるので、日頃からどんな体勢で寝ているのかをよく観察しておきましょう

では、一般的にどんな寝相があるのか「安心しているとき」、「緊張・警戒しているとき」、「注意が必要なとき」別にご紹介していきます。

犬の寝相|安心しているとき

寝ている犬

みなさんの愛犬はどんな体勢で寝ていることが多いでしょうか?犬の寝相はその子の性格も関わりさまざまなので、ここで全てを紹介することは難しいですが、まずは一般的によく見られる寝相、リラックスしているときに見られる寝相をご紹介します。

丸くなって寝ている

最も一般的な寝姿勢です。身体を丸めることで体温の低下を防ぐことができるので、冬の時期はこの寝相であることが多いでしょう。

急所であるお腹を守るためにこの姿勢で眠ることがあるとも言われています。

手足を横に投げ出して寝ている

手足を伸ばして横向きに寝ているこの姿勢は犬にとって楽な姿勢と言われており、リラックスしているときに見られる寝相です。すぐに起き上がることのできない体勢なので、安心して熟睡していると考えられています。

お腹を見せて寝ている

お腹を上に見せて寝ているこの体勢は「へそ天」とも言われ、急所であるお腹を見せていることからとても安心している状態であるとされています。

起きているときにもへそ天ポーズをしてくれることがありますが、そのときは弱点のお腹を見せることで相手に服従の気持ちを示していたり、遊びに誘っていたり甘えているときのサインです。

ただし、犬の中にはへそ天ポーズが苦手な子もいます。お腹を見せてくれないからと言って安心していないというわけではないので、「うちの子はへそ天をしないから信頼されていないのかも・・」と気にしすぎないようにしてくださいね。

こちらの記事もチェック!

犬が「へそ天」する理由ってなに?愛犬が仰向けになる時の気持ちや教え方をご紹介

あわせて読みたい

犬が「へそ天」する理由ってなに?愛犬が仰向けになる時の気持ちや教え方をご紹介

犬が仰向けになってお腹を出している姿は「ヘソ天」と言われ、犬と暮らしている方なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。 ヘソ天は野生の動物では滅多に見れない無防備な姿。その理由は何でしょうか。理由を知れば、大切な愛犬のことをさらに深く知ることができます。 今回は、犬が仰向けになっているときの理由や仰向けを嫌がる犬の心理、そして仰向けの教え方などをご紹介します。

犬の寝相|緊張・警戒しているとき

寝ている犬

犬の寝相の中には緊張していたり警戒しているときに見られるものもあります。どんな体勢なのか見ていきましょう。

うつ伏せで寝ている

すぐに立ち上がることのできるうつ伏せの状態は熟睡していないときに見られる寝相です。飼い主さんが移動したり、ご飯の用意をしているときに愛犬がパッと起き上がって近くに寄ってきたという経験がある方は多いのではないでしょうか。犬は浅い睡眠を繰り返している生き物なので、この体勢で一時的に休んでいることも多いですね。

また、お迎えしたばかりで少し緊張しているとき周りを警戒しているときにもうつ伏せで寝ている姿が見られます。

ただし、暑い時期であればお腹を冷やしているだけで深い意味はないケースもあります。

少しだけ丸まっている寝方

何かあった時にすぐに立ち上がって対応できるように少しだけ丸まって眠ることがあります。動きやすい体勢で眠っていることから、若干の緊張状態であると考えられるでしょう。

一方で、好奇心旺盛な性格をしている子もこのような体勢で眠ることが多いようです。

犬の寝相|注意が必要なとき

寝ている犬

以下のような寝相の場合には、病気や怪我で痛みがあったり体調が思わしくないのかもしれません。場合によっては命に関わることもあるので、愛犬の寝ている様子に異変を感じたら動物病院に連れて行ってください。

横向きで呼吸が早い場合

横向きの体勢は犬にとって楽な姿勢ではありますが、両手両足をだらんと投げうっており、呼吸も早いという場合には暑さを感じている可能性が高いです。室内でも熱中症になることもあるので、愛犬の様子をよく観察して、暑さを感じているようであれば適宜室温を調整しましょう。

また、何らかの病気が原因となってぐったりしているという可能性もあります。いつもと様子が違うと思ったらかかりつけ医に相談してください。

こちらの記事もチェック

犬の暑さ対策はとても大切!熱中症の危険性や対処法を解説

あわせて読みたい

犬の暑さ対策はとても大切!熱中症の危険性や対処法を解説

犬は体中が被毛に覆われているため、暑さに弱い動物です。 犬を室内で飼う人も増えてきましたが、たとえ室内であっても熱中症になることがあります。 また誤った対策を行うと、愛犬の体調をかえって損ねてしまうこともあります。 愛犬が快適に過ごせるように、正しい暑さ対策をしましょう。 この記事では、犬の暑さ対策や犬が熱中症になった際の症状と対処法を紹介します。

極度に丸くなっている場合

よく見られる寝相ではありますが、丸まりの度合いや状況によっては注意が必要なケースもあります。顔をしっぽで隠していたり身体をぶるぶると震わせているという場合は寒さを感じている可能性が高いです。一方で寒くないのにも関わらず丸まっているのであれば不安恐怖緊張感を感じているかもしれません。安心して眠れない状況が続くとストレスが溜まってしまうので不安や恐怖の原因を突き止め取り除いてあげましょう。

また、腹や背中に痛みを感じているときにも丸まって動きたがらない様子が見られることがあります。大きな病気や怪我の可能性もあるため、一過性のものだろうと放置せずに動物病院で獣医師に診てもらってください。

こちらの記事もチェック!

犬が寒いと感じているときの8つの仕草とは?愛犬からのサインに気付こう

あわせて読みたい

犬が寒いと感じているときの8つの仕草とは?愛犬からのサインに気付こう

犬は全身が毛に覆われているため、寒さに強いと思われがちです。しかし、犬だって寒さを感じ風邪を引くこともあります。ですが、動物は言葉で伝えることができないため、飼い主が愛犬の行動や仕草から読み解かなければなりません。そこで今回は、どのような行動や仕草を見せると、犬は寒さを感じているのかを解説していきます。

いつもとは様子が違う場合

普段はいびきをかいていないのに突然かくようになった、寝ながら手足を突っ張って身体を硬直させている、呼吸や心拍が早い、名前を呼んでも反応しないなどの様子が見られたら呼吸器疾患や脳の病気などが疑われます。診察時に状況を伝えられるよう、可能であればその時の様子を動画に撮ったり、メモしておき、早めに動物病院に連れていきましょう。

こちらの記事もチェック

【獣医師監修】犬のいびきは何が原因?動物病院に行くべきかどうかは「いびきレベル」で判断しよう

あわせて読みたい

【獣医師監修】犬のいびきは何が原因?動物病院に行くべきかどうかは「いびきレベル」で判断しよう

愛犬が寝ている時に「ググググー」や「ガガー」などの音を出しているのを聞いたことがありますか?この音、実は犬のいびきなんです。気持ちよさそうな寝息と違って、なんだか少し苦しそうに聞こえるときもあります。 犬のいびきには、犬種特有のものから、治療を必要とする病気が潜んでいるものまでさまざまです。今回は、犬のいびきの原因とその対処法についてご紹介します。

【獣医師監修】愛犬にてんかんの症状が見られたら。もしものときのために知っておきたい原因と対処法について

あわせて読みたい

【獣医師監修】愛犬にてんかんの症状が見られたら。もしものときのために知っておきたい原因と対処法について

愛犬が突然けいれんしたり、身体を硬直させたら飼い主さんはとても驚きますよね。このような様子が見られたらもしかすると「てんかん」かもしれません。愛犬にてんかんの症状が見られた場合、どのように対応したらよいのでしょうか? 今回は、てんかんの原因や治療法、予防法についてご紹介します。万が一のことがあったときに適切に対応できるよう、対処法を知っておきましょう。

【獣医師監修】犬の心拍数の正常値とは?心拍数の測り方と数値が異常な場合に考えられる原因

あわせて読みたい

【獣医師監修】犬の心拍数の正常値とは?心拍数の測り方と数値が異常な場合に考えられる原因

みなさんは愛犬の心拍数がどれくらいか、把握されていますか?自信を持って『〇回です!』と言える飼い主さんは意外と少ないのではないでしょうか。愛犬の心拍数を把握しておくことは、健康管理に大いに役立ちます。 今回は、犬の心拍数の正常値と、心拍数の測り方、また異常値になる原因についてご紹介します。愛犬の健康のためにぜひご一読ください。

祈りのポーズは要注意!

寝相ではありませんが、以下の画像のように前足を伸ばし腰を逸らしてお尻をあげている体勢を頻繁にしていて、呼吸が早い、身体が震えているなどの様子が見られたらすぐに動物病院を受診してください。身体をぐーっと伸ばしてストレッチをしているように見えますが、上記の様子が見られるときのこのポーズは「祈りのポーズ」と呼ばれており、お腹が痛いとき、特に膵炎を引き起こしている犬によく見られる体勢だと言われています。 

伸びしている犬

寝起きなどで身体を伸ばしているだけということもあるので、表情や呼吸の速さ、そわそわしているなどの様子から判断しましょう。

祈りのポーズに似た体勢で「プレイバウ」がありますが、こちらの場合は遊びに誘うときの体勢なのでしっぽを振っていたり、嬉しそうな表情が見受けられるので見分けられるはずです。

プレイバウについてはこちらの記事をチェック!

「遊ぼうよ!」のサイン、プレイバウのあれこれ

あわせて読みたい

「遊ぼうよ!」のサイン、プレイバウのあれこれ

『プレイバウ』という言葉を聞いたことがありますか?もしかすると犬を飼っている方でも『プレイバウ』という言葉は聞きなれない言葉かもしれません。 しかし実は名前は聞いたことなくても『プレイバウ』は、ほとんどの飼い主さんが一度は見たことある犬の仕草のひとつです。今回は意外と知られていない犬のプレイバウについてご説明します。

安心して眠ってもらうために

寝ている犬

人間と同様、犬も睡眠不足になります。睡眠不足は吠える・噛むといった問題行動を助長したり、ストレスの原因にもなるので、なるべく安心して眠れる環境を整えてあげることが重要です。愛犬にぐっすり眠ってもらうために飼い主さんができることの1つに寝心地の良いペットベッドを用意してあげるということがあります。

先述した通り犬は1日の大半を睡眠に費やすので寝床の環境はとても大切です。しかし、たくさんの種類があるのでどれを選んだらよいのか迷ってしまいますよね。

ペットベッドを選ぶ際には、愛犬が安心して寝てくれることはもちろん、洗濯できる素材であることやシニア期に入り寝ている時間が増えても床ずれを起こしにくいというところを重要視すると良いと言われています。

Petanでは、この度愛犬にも飼い主さんにも嬉しい機能を搭載したペットベッドを作りました。体圧分散マットで身体への負担を軽減、カバー・体圧分散マットは丸洗い可能、撥水加工が施されたカバーは汚れにくく、生地には純銀の糸・ミューファンが使われているので菌の増殖を抑えペット臭の軽減も期待できます。さらに引っかきや噛みつきにも対応しているのでほつれにくく、見た目もシンプルかつ5色展開なのでご自宅の雰囲気に合わせてお選びいただけます。

現在は小型犬サイズ(~10㎏程度)のみとなりますが、気になった方は公式サイトを覗いてみてくださいね。

Doggy Base公式サイトはこちら

寝相には愛犬の気持ちが表れる

寝ている犬

今回は一般的によく見られる犬の寝相についてご紹介しました。寝相に愛犬の気分や気持ちが隠れていると聞いてびっくりした方も少なくないのではないでしょうか。

犬の寝相にも個性があるので、不思議な体勢で寝ているのは安心しているがゆえということもありますが、少しでも異変を感じたら獣医師に相談するのが安心です。

病気ではなくてもストレスが原因となって安心して眠れていないこともあるので、その場合には原因を突き止めて取り除いてあげるようにしてくださいね。

こちらの記事もチェック!

【獣医師監修】マットで寝心地は変わる?犬のベッドは低反発と高反発どちらの方がいい?

あわせて読みたい

【獣医師監修】マットで寝心地は変わる?犬のベッドは低反発と高反発どちらの方がいい?

最近ではさまざまな特徴のあるペットベッドが販売されておりどれを選べばよいのか迷ってしまいますが、せっかく買うのであれば愛犬の身体によく、お手入れのしやすさも兼ね備えていると嬉しいですよね。人間の枕やマットレスと同じで、犬のベッドにも低反発や高反発のマットが使われていることがありますが、犬にはどちらの方がより良いのでしょうか?今回は低反発と高反発それぞれのマットのメリットとデメリットとおすすめのベッドをご紹介します。

愛犬に安心して眠ってもらうために|最適な寝床はクレート?ベッド?設置場所はどこがいい?

あわせて読みたい

愛犬に安心して眠ってもらうために|最適な寝床はクレート?ベッド?設置場所はどこがいい?

犬は1日のうちの半分以上を睡眠に充てるので、快適な寝床を用意してあげることは質の高い睡眠を確保するためにとても重要になります。犬を自宅に迎える前に用意するべきアイテムの1つに寝床があるので、事前に購入する飼い主さんがほとんどだと思いますが、その際にクレートがいいのか柔らかい素材でできたペットベッドのほうかいいのか迷ったことはありませんか?そこで本記事では寝床の必要性や最適な寝床、寝床を設置するにあたって避けた方が良い場所などをまとめました。

愛犬の寿命に繋がる!?犬用ベッド徹底比較 2024年最新版 床ずれの防止、腰の負担予防など愛犬の健康のために考え抜かれた犬用ベッドを徹底比較!
choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

あわせて読みたい

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード