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犬が嫌がる音はなに?超音波やモスキート音を鳴らすアプリを調査

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犬は、人間よりも聴力が優れており、人間には聞こえない周波数の音(超音波)を聞き取ることができます。その聴力の違いを利用して犬が不快に感じる特定の周波数の音を鳴らすグッズやアプリが作られていますが、どうしてわざわざ犬が嫌がる音を鳴らす必要があるのでしょうか?今回はその理由と、犬の驚くべき聴力に関する情報をご紹介します。

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目次

  1. なぜ犬が嫌がる音を出すアプリが生まれたのか
  2. 犬が聞き取れる超音波とは?
  3. 犬が嫌がる超音波やモスキート音ってどんな音?
  4. 犬が嫌がる音は愛犬の様子を見ながら使おう

なぜ犬が嫌がる音を出すアプリが生まれたのか

スマホを操作している人
Porapak Apichodilok Pexels

動物関連だけでも非常にたくさんの動画やアプリの種類がありますが、その中に「犬が嫌がる音」を出すアプリがあります。そのようなアプリは何のために生まれたのか、その理由を見ていきましょう。

犬に立ち入って欲しくないときに使用

犬が嫌がる高周波音を出すアプリは、犬が嫌いな高周波音を出すことで、犬を遠ざけることができます。そのため、立ち入って欲しくない場所に愛犬が入ろうとしたときに使用するという方法で使われることがあります。

愛犬の困った癖を治すのに役立つ

無駄吠えや飛びつき癖などの愛犬の困った癖を抑制するために使うことができます。例えば、愛犬が飛びついたときにその都度アプリの音を出すと、「飛びつく=嫌いな音が聞こえる」と紐づくので、やめさせることが期待できます。

犬が聞き取れる超音波とは?

耳が立っている犬
GERMAN SUAREZ Pexels

具体的に犬と人間にはどのような聴力の違いがあるのでしょうか?犬が聞き取れる周波数の範囲など、犬の聴力からご紹介します。

犬が聞き取れる周波数の範囲

聞き取れる周波数の範囲のことを可聴域と言いますが、人間の可聴域が20~20,000Hz(ヘルツ)なのに対して、犬の可聴域は65~50,000Hzとされています。このように比べてみると、人間が感知するのが難しい20,000Hz以上の高い周波数、いわゆる超音波は、日常生活の中で犬には聞こえているということです。

例えば、誰もいないのにじっと一点を見つめて聞き耳を立てていたり、何も起きていないのに一定の方向を見ておもむろに吠えたりといったことが犬にはよくあります。このような行動は、まさに私たち人間には聞こえない音を聞き取って反応しているからでしょう。

集音能力にも優れている

犬は、単に音を聞き取る能力に長けているだけでなく、さまざまな方向から音をキャッチし、その音がどこから聞こえてくるのかを聞き分けられる集音能力にも優れています。

人間が音を拾い集めることができるのは16方向ですが、犬の場合は32方向から集音できます。犬の耳は、片耳ずつ音のする方向に自由に動かすことができるので、広範囲の音をキャッチできるのです。

犬が嫌がる超音波やモスキート音ってどんな音?

横で座っている犬
EKATERINA BOLOVTSOVA Pexels

聴力の優れている犬ですが、犬にとって超音波や高周波数のモスキート音はどんな音に聞こえるのでしょうか?

超音波は犬のしつけに利用できる音

超音波は犬のしつけにも利用されています。犬のしつけやトレーニンググッズの中には、吹くと超音波を発する犬笛があります。吹き方や回数などを組み合わせて、いくつかのパターンの音(超音波)を作り、「戻れ=ピーッと長く1回」、「待て=短くピッピッを2回」というふうに愛犬に覚えさせていきます。

超音波によるコマンドは、愛犬が遠くにいて飼い主さんの声が届きにくい場合などに役立ちます。超音波が聞こえるという犬の性質を活かして、このように超音波は犬のしつけにも利用されているのです。

モスキート音は犬が苦手な周波数

モスキート音は17,000~20,000Hzの周波数の音で、「キーン」としたその高周波音が蚊の羽音のようなので、モスキート音と呼ばれています。人間の可聴域上限のモスキート音は、20代前半の人はよく聞こえるものの、中高年の人には聞こえないことも少なくありません。そして、ほとんどの人はモスキート音を不快に感じます。

一方、超音波が聞こえる犬には、モスキート音は問題なく聞こえています。しかし、一般的に犬は13,500~20,000Hの高周波音を嫌がりるため、犬にとってもモスキート音は不快な音として聞こえていると考えられています

犬が嫌がる音は愛犬の様子を見ながら使おう

耳が立っている犬
Kelly Pexels

犬が嫌がる音が鳴るアプリは、愛犬の困った癖を治したいときに活用できますが、音を聞いて過度に怯えてしまう場合は大きなストレスになってしまうので、愛犬の様子を見て使うことが大切です。アプリの効果は犬によって差が大きいので、実際にアプリのレビューなどを参考にして選び、試してみるとよいでしょう。

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nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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