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【獣医師監修】猫アレルギーでも犬を飼うことはできる?アレルギーの違いや飼育方法を解説

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犬を飼いたいと思っていても、猫アレルギーのため飼育をためらっているという方は多いかと思います。しかし、猫アレルギーを持っていても犬を飼育できる可能性があるということはご存知でしょうか。

この記事では、猫アレルギーと犬アレルギーの違いや、飼い主さんがアレルギーを持っていても犬を飼育するときの工夫や方法について解説していきます。猫アレルギーによって犬の飼育を諦めかけていた方は、ぜひ参考にしてみてください。

【獣医師監修】猫アレルギーでも犬を飼うことはできる?アレルギーの違いや飼育方法を解説
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目次

  1. 犬を飼いたいけれど猫アレルギーがある場合
  2. 犬アレルギーがあるかどうかの判断基準は?
  3. 犬を飼い始めてからアレルギーが出てしまったら?
  4. まずはアレルギー検査を受けてみよう

犬を飼いたいけれど猫アレルギーがある場合

犬

結論から言うと、猫アレルギーでも犬を飼うことは可能です。アレルギーはアレルゲンという原因物質によって引き起こされますが、犬と猫ではアレルゲンが異なるからです。

したがって、猫アレルギーとは別に、ご自身が犬アレルギーを持っているのかを調べてみましょう。

アレルギー検査をしよう

犬を飼育できるかどうかを判断する上では、アレルギー検査をするのが効果的です。アレルギー検査は皮膚科やアレルギー科で受けることができ、早ければ1日で結果を知ることができます。

しかし、検査では症状の度合いを判定することが難しく、実際に犬に触れ合ってみるまではどんな症状が起こるのかはわかりません。

犬アレルギーと猫アレルギーの割合は?

米国喘息・アレルギー基金の調査(※1)では、人に対して、猫は犬に比べて2倍アレルギーを引き起こしやすいとされています。

日本人の犬・猫アレルギーの割合を示す正確な統計は無いものの、犬アレルギーを持つ人の割合の方が少ないといえるでしょう。

犬アレルギーがあるかどうかの判断基準は?

犬

犬アレルギーの原因は犬のフケ、唾液、皮脂など様々あります。したがって、普段から犬が生活している環境の元で実際に触れ合ってみることで、アレルギー症状が現れるかどうかを判断できます。

主に以下の方法が考えられます。

  • 知人の犬と遊ばせてもらう
  • ドッグカフェを利用してみる
  • ペットショップへ行ってみる
  • しつけ教室を見学させてもらう
  • 触れ合っている間以外に、帰宅後の自分の体調の変化もしっかり観察する

猫アレルギーと犬アレルギーの症状の違い

どちらのアレルギーも症状に大きな違いはありません。犬や猫と接した際、主に以下のような症状が現れます。重症の場合は呼吸困難や嘔吐を引き起こすこともあります。

  • 目のかゆみ、充血
  • くしゃみ、鼻水
  • 肌のかゆみ

無症状=アレルギーを持っていないは間違い

無症状であってもアレルギーを持っていないとは限りません。アレルギー症状の度合いは、人によって大きく異なるからです。

犬との短時間の触れ合いでは症状が出ないものの、長時間同じ空間にいると重篤な症状が出はじめるということもあれば、非常に症状が軽く、長時間いても平気という場合もあります。

パートナーや家族も一緒に

自分は犬に対して問題がなかったとしても、パートナーや家族が犬アレルギーを持っている場合もあります。犬と触れ合う機会を作れた際には、同居している方と一緒にアレルギー症状を発症しないかを確かめましょう。

少しでもアレルギー症状が出たら

少しでも犬アレルギーの症状が見つかった場合は、犬との暮らしを避けることをおすすめします。アレルギーによって起こる喘息やアナフィラキシーが原因で亡くなる場合もあるからです。

アレルギー症状は薬物投与によって反応を抑えることはできますが、完全に治療することはできません。飼育を継続できないと、犬も自分自身も不幸になってしまうということを理解しておきましょう。

犬を飼い始めてからアレルギーが出てしまったら?

犬

犬アレルギーは飼育を開始してから獲得してしまうこともあります。万が一、飼育後に犬アレルギーを発症してしまっても、せっかく飼った犬を手放すという選択は躊躇してしまうでしょう。

そこで、犬と生活しながらもアレルギー症状を抑える方法として、ここで紹介する対策を行ってみてください。

犬への日常的な対策をする

アレルギー症状を抑える上で、アレルゲンに触れない・吸い込まないことが大切です。対策として、以下の行動によってアレルゲンを減らすことが期待できます。

これらの対策はアレルギーを完全に防ぐわけではありませんが、症状を軽くすることが期待できます。生活環境の工夫によって、アレルギー対策と飼育の両立を目指してみましょう。

  • 月1~2回のシャンプー
  • 毎日のブラッシング
  • こまめな部屋の掃除、換気
  • こまめなリネン類の洗濯
  • うがい手洗い
  • 犬が入れない部屋を作る
  • 一緒のベッドで寝ない
  • 抜け毛の多い子は服を着せる

自分の体調管理をする

人によっては、体調が優れないときや疲れているときにアレルギー症状が出やすいという場合があります。日常的に自分の心と体の健康を守ることもアレルギー症状を抑える上で大切です。

まずはアレルギー検査を受けてみよう

犬 子ども

犬アレルギーと猫アレルギーは別物であるため、猫アレルギーを持っていても犬の飼育を諦める必要はありません。まずは病院でアレルギー検査を受け、犬アレルギーを持っているかを調べてみましょう。

しかし、検査では症状の度合いまではわからないため、ドッグカフェやペットショップを利用して実際の犬と触れ合ってみることがアレルギー症状の度合いを見極める確実な方法です。

飼育前にできる限りの犬アレルギーの見極めを行い、安心して犬を受け入れられるようにしましょう。

■参考文献

(※1)米国喘息・アレルギー基金(英文)

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この記事のライター

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