犬用の着る毛布って?種類と選び方をご紹介
被毛の短い子や小型犬、子犬やシニア犬などは特に寒がりです。体温が下がると体調を崩してしまう可能性もあり、防寒対策をしっかりしてあげる必要があります。寒がりな子におすすめなのが、暖かい毛布に包まれるように快適で、動きを妨げない犬用の【着る毛布】です。今回は、犬用の着る毛布の特徴と用途、種類、選び方を紹介します。
犬の着る毛布の種類
着る毛布には、様々なデザインのものがあります。犬用の着る毛布は、主に3つのデザインに分けられますので、それぞれの特徴を紹介していきます。
ロンパースタイプ
ロンパースタイプの着る毛布は、後ろ足まですっぽりと包むデザインで、全身を暖めることができます。ロンパースの他につなぎやオールインワンとも呼ばれます。
短毛種や下毛のないシングルコートの犬種など、被毛によって寒さから守ることができない子におすすめです。
ベストタイプ
ベストタイプの着る毛布は、袖なしで着せやすく重ね着もしやすいのが特徴です。動きやすいデザインなので、活発な子や洋服が苦手な子にもおすすめです。
ポンチョタイプ
ポンチョタイプの着る毛布は袖を通さずに、背中から覆うようにして着せられます。胸のところをボタンやマジックテープで留めるので、洋服が着るのが苦手な子でも楽に着せることが可能です。
犬の着る毛布の特徴と用途
まずは、犬用の着る毛布の特徴と用途、メリットとデメリットについて紹介します。
着る毛布の特徴と用途
着る毛布とは、文字通り暖かい毛布に包まれているような感覚で着用できる部屋着のことです。毛布に包まれたような暖かさを保ちながら、家事をしたり仕事したりと自由に動き回ることができるので、特に人間用を中心として高い人気があります。人間用と比べると種類の豊富さは劣りますが、優れた防寒着として愛犬用にも着る毛布が販売されています。
着る毛布を選ぶメリット・デメリット
犬の防寒対策として人気の着る毛布には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット|暖かさが保たれる
着る毛布は文字通り毛布を洋服のように着て使うので、毛布をかけるよりも体への密着度が高いのが特徴です。そのため、熱を逃がさずにすぐ暖まり、暖かさを保ちやすくなっています。着る毛布を着せることで室温の変化を受けにくくなるため、寒さが苦手な子や体温調節機能が衰えてくる老犬などに特におすすめです。
また、暖房などの光熱費の節約にも繋がります。
デメリット|暑くなりすぎることも
暖房と着る毛布を併用する場合、身体が暖まりすぎて厚くなりすぎてしまう可能性があります。そうなると冬でも熱中症や脱水を引き起こしてしまう可能性があるため、着る毛布を着せるなら暖房の温度を低めに設定し、愛犬が暑がっていないか様子を確認できるようにしましょう。
もつれやすい長毛種の場合、着る毛布を着せることで毛玉の原因になってしまうこともあります。特に長時間着せる場合は、より毛玉ができやすくなりますので、着る毛布を脱がせた後にブラッシングを入念に行うようにしましょう。
犬の着る毛布選びのポイント3つ!
犬の着る毛布を選ぶ際にチェックしたいポイントは3つあります。それぞれ詳しく紹介していきます。
【1】洗濯のしやすさ
着る毛布は部屋着として着ている時間も多くなることが予想されます。清潔に着せるためにも定期的に洗濯することが大切です。
そのため、洗濯機で洗うことができるかどうか、洗濯がしやすいかどうかも確認しましょう。
【2】動きやすさ
着る毛布を選ぶ際には、動きやすさ、着心地がいいかどうかが大事なポイントです。いくら暖かくても、動きにくく着心地が悪ければストレスを与えてしまうでしょう。
特によく動き回る子や足腰が弱くなったシニア犬などは、足回りの動きを妨げないデザインを選んだ方が安全です。
【3】サイズ
まずは、愛犬の体型にぴったりのサイズを選びましょう。キツすぎると動きにくくなり、ストレスを与えてしまいますし、緩いと脱げてしまう心配や密着性が減り防寒効果が薄れてしまいます。
着る毛布は他の服よりも生地に厚みがある場合がほとんどですので、大まかなサイズを選んでしまうとキツくて着れない可能性もあります。購入前に愛犬の正しいサイズを胸囲、着丈、首回りの3箇所を測定し、ぴったりのものを選んであげましょう。
着る毛布で寒い日も快適に過ごそう
着る毛布は、毛布に包まれたような暖かさが動いている間もずっと続くので、寒がりな子が肌寒くなる冬も快適に過ごすための助けになります。動きやすさ、着心地のチェックもしながら寒がりな愛犬にぴったりの着る毛布を選んであげてくださいね。
この記事のライター
nao
「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。
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