ヨーキーのカットスタイルが知りたい!被毛の特徴やサロンでのお手入れについて紹介します
ヨーキーの愛称で親しまれているヨークシャー・テリアは、艶のある被毛の美しさから「動く宝石」とも呼ばれています。本来はフルコートがスタンダード(標準)の犬種ですが、一般的に飼育されているヨーキーは、短めのカットでお手入れしやすいカットスタイルが人気です。
ここでは、ヨーキーの被毛の特徴やサロンでのお手入れ、カットスタイル集、自宅でできるカット方法についてご紹介します。
ヨーキーの被毛タイプって?
まずはヨーキーの被毛の特徴からご紹介します。
柔らかいシルキーコート
ヨーキーの最大の魅力といえば、絹のように艶のあるシルキーコートです。その光沢のある美しさから「動く宝石」とも呼ばれています。
ヨーキーの毛色
日本を代表するケネルクラブ「ジャパンケネルクラブ(JKC)」で公認されているヨーキーの毛色は、ダーク・スチール・ブルーの一色のみです。子犬期は全身ほとんど黒色ですが、成長と共に足先や胸、口回りなどのタンが増えます。
犬の被毛はシングルコートで抜け毛が少ない
ヨーキーの被毛は一重構造の「シングルコート」です。下毛と上毛から成るダブルコートの犬種と違い、換毛期に大量の抜け毛が発生することはなく、お手入れは比較的簡単です。
ただし、絹糸のように細く長い被毛は絡まりやすいため、毎日のブラッシングは欠かせません。
サロンでお手入れする場合は?
ヨーキーのサロンでの料金の目安、カットにかかる時間の目安、カット頻度は次のとおりです。
カット料金の目安
カットにかかる料金は、4,500〜8,000円くらいが相場になります。一般的にはこの料金にシャンプーや爪切り、肛門腺しぼり、耳掃除などが含まれています。
料金の差は、地域による差やカットの方法(ハサミ仕上げ・バリカン仕上げ)、毛玉の有無などが関係します。
カットにかかる時間目安
ヨーキーのトリミングにかかる時間の目安は1時間半〜3時間が目安です。子犬であれば、30分程度で終わることもあります。
カット頻度
ヨーキーのトリミングの頻度は1~2ヶ月に1回が目安です。美しく健康的な被毛を保つには、定期的なお手入れが欠かせません。
ヨーキーにおすすめ!カットスタイル集
ヨーキーのおすすめカットスタイルを5つご紹介します。
本来の姿であるフルコート
ヨーキーの飼い主さんであれば、誰もが一度はフルコートに憧れるのではないでしょうか。ドッグショーや犬種図鑑で見かけるフルコートを実現するには毎日のブラッシングが欠かせず、ヨーキーに時間と手間をかけてあげられる飼い主さんに向いています。
耳の飾り毛を活かしたデザインカット
美しい耳の飾り毛を残したカットなら、ヨーキーらしいエレガントさが残ります。
ぬいぐるみみたいなミッキーカット
お耳をまん丸くカットするミッキーカットは、元気で愛らしい人気のカットスタイルです。顔の輪郭や鼻の周りも丸くすることで、よりキュートに仕上がります。
男の子におすすめのシュナカット
まるでシュナウザーのようにおひげを残し、耳を短く刈るシュナカットは、男の子におすすめのカットスタイルです。カッコよくイメチェンしたい、という人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
お手入れ簡単サマーカット
とにかくさっぱりさせたい、という飼い主さんにおすすめのカットがサマーカットです。全身を短くバリカンでカットするので、おうちでのお手入れも簡単です。
自宅でカットする際のコツ
カットにはバリカンやハサミを使うので、ケガのリスクを伴います。基本的にはトリミングサロンにお願いし、自宅で行う場合は決して無理をしないようにしましょう。
カットの注意点
自宅でヨーキーをカットする際の注意点をご紹介します。
犬の皮膚を確認しながらカットする
カットするときは、犬の皮膚を切らないよう確認しながら行いましょう。例えば、耳をカットするときはハサミを持たない方の手でみみのふちをつまみ、どこまでが皮膚で、どこから被毛かを確認しながら少しずつカットしていきましょう。
台に乗せるときは手を離さない
テーブルなど高い所に乗せてカットするときは、落下事故にならないよう、必ず犬から手を離さずに作業しましょう。台を壁や部屋の角にくっつけておくと事故が起こりにくくなります。
自宅でのカットのコツ
カットは犬が落ち着ける静かな場所を選びましょう。動きまわってしまう子は、少し高い台や椅子に乗せると緊張して動かなくなることがあります。
足の裏の毛をカットするときは、ハサミを使用するとパッドを傷つけやすいので、バリカンを使用しましょう。身体や耳の毛を少し整えたい、というときは、スキばさみを使用するとカットを失敗したときに目立ちません。
いろいろなカットスタイルを楽しもう!
いかがでしたか?ヨーキーは様々なカットスタイルを楽しめる犬種です。
トリマーさんにカットの希望を伝えるときは、目指すスタイルの雑誌や写真を持参したり、具体的な長さを伝えるなどしてイメージを伝えましょう。
カットスタイルに迷う場合は、立耳や垂れ耳、鼻の長さなど、顔の特徴によってその子に似合うカットスタイルがあるので、トリマーさんにお任せしてみても良いかもしれませんね。
この記事のライター
nao
「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。
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