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サルーキをお迎えしたい!性格は?どんな特徴がある?気になる基本情報をまとめました

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スリムで優雅なサルーキは、気品に満ちあふれ優しく温和な性格でありながら、抜群の運動能力も持ち合わせている魅力的な犬種です。また、歴史が古く、昔から存在する犬種のため、さまざまな犬種の作出にも活躍したようです。今回は上品な雰囲気を持つサルーキの歴史から性格・身体的特徴・基本的な育て方までまとめてご紹介します。

サルーキをお迎えしたい!性格は?どんな特徴がある?気になる基本情報をまとめました
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目次

  1. サルーキのルーツ
  2. サルーキの特徴について
  3. サルーキはこんな性格
  4. サルーキを育てる上でのポイント
  5. サルーキはたくさん運動させてあげよう

サルーキのルーツ

サルーキ

サルーキは中東を原産とする犬です。紀元前6,000~7,000年頃と思われる発掘物には、サルーキによく似た犬の姿が描かれており、全犬種の中で最も歴史の古い犬という説があります。それではもう少し深掘りしてサルーキの歴史を見ていきましょう。

猟犬として活躍

サルーキは、中東地域の遊牧民族に、ガゼルやウサギ狩りなどをするための猟犬として飼われていました。それぞれの民族は、その地域の猟に適合するサルーキを飼育していたため、当時は地域に応じたさまざまなバリエーションのサルーキが存在していたようです。

やがて長い年月を経てサルーキはヨーロッパにも渡り、1923年にようやく犬種標準が設けられました。日本ではあまりメジャーな犬種ではありませんが、世界的にはその名が知られています。

サルーキの特徴について

サルーキ

サルーキは、体に対して頭が小さく細長いマズルの持ち主で、モデルのように凛とした顔立ちをしています。そのほか、サルーキの体型や被毛などの特徴も詳しく見ていきましょう。

被毛と抜け毛について

サルーキの被毛は全身が短毛のタイプと、耳や尻尾、四肢に飾り毛があるタイプとがあります。どちらのタイプも、以下のようなさまざまな毛色が存在します。

  • クリーム
  • ホワイト
  • ゴールド(輝きのある黄褐色)
  • フォーン(金色がかった明るい茶色に、やや黒の差し毛が入った毛色)
  • レッド(赤みを帯びた茶色)
  • ブラック&タン
  • ホワイト&ブラック&タン

皮膚を保護する役目のオーバーコート(上毛)のみが生えているシングルコート(1重構造)です。サルーキに換毛期はありませんが、体が大きいため抜け毛はそこそこ出ます。

体型や体質

サルーキは標準体高58~71cm、体重20~25kg程度の大型犬です。首と四肢が細長く、流線型の骨格をしたスリムな体型をしています。肋骨が浮き出ているほどスリムですが、これがもとからのサルーキの体型で、痩せすぎというわけではありません。

また、サルーキは気品のある風貌で優雅に歩く姿も特徴の1つです。しかし、猟犬として活躍していただけのことはあり、抜群のスタミナと時速70km以上のスピードで走ることのできる俊足を持っています。

寿命とかかりやすい病気

サルーキの平均寿命は、12~14年程度と言われています。大型犬の平均寿命が10~12年なので、長寿な方といえます。

サルーキは、外耳炎(がいじえん)など耳の病気に注意しましょう。耳が垂れていることから耳の中の通気性が悪く、細菌や耳ダニなどが繁殖しやすい傾向にあります。定期的に耳そうじをして清潔に保つよう心がけましょう。

また、皮膚疾患(ひふしっかん)もかかりやすい病気の1つです。特にアレルギー性皮膚炎などは、アレルゲンの特定が難しいため、サルーキが執拗に同じ箇所を掻いたりしているときは、早めに獣医師に診てもらうようにしましょう。

サルーキはこんな性格

サルーキ
varresa

犬と暮らすうえで特に考慮すべき点は、犬との相性です。例えば、犬と落ち着いてゆったりと暮らしたいと思っているのであれば、スタミナが豊富で遊ぶことが大好きな犬などは向いていません。そのため、サルーキはどのような性格の犬なのか、しっかりと理解しておきましょう。

慣れるまでは警戒心が強め

サルーキは感受性が強く繊細な面も持っているため、知らない人や他の犬に対して慣れるまでは警戒心が強いほうです。しかし、サルーキが攻撃的な態度を取るようことはなく、一定の距離を保って接します。

落ち着きがあって内向的な性格

サルーキはおとなしく、普段から落ち着いています。穏やかな性格なので子どもにも優しく接することができます。

ただし、サルーキは感情を表に積極的に出すタイプではなく内向的な性格なので、家族以外の人には、よそよそしい印象を与えることも少なくありません。

サルーキを育てる上でのポイント

サルーキ
salsa08

サルーキを安全・快適な環境で育てられるよう、サルーキを育てる際の注意点をまとめました。

しつけ|触れ合って慣れさせる

サルーキは感受性が強く繊細な性格なことから、新しい環境や出来事に対して敏感で、それが原因でストレスになることがあります。

そのため、サルーキが子犬の頃から家族以外の人や他犬に触れ合う機会を積極的に設けたり、いくつかの散歩ルートを設けて、さまざまな環境に慣れさせたりしておきましょう。そうすることで、サルーキに社会性が身につくほか、新しい出来事や環境に対しても柔軟に受け入れられるようになります。

ケア|飾り毛は丁寧にケア

サルーキの被毛は換毛期がないため、一時期に集中して大量の抜け毛が出るようなことはないですが、年間を通して生え変わっているため、それなりに抜け毛は生じます。

そのため、週に1~2回ブラッシングをしてサルーキの抜け毛を取り除いてあげましょう。なお、飾り毛は絡まりやすいため、毛玉ができないようこまめなブラッシングが必要です。

また、サルーキのブラッシングの際には皮膚に異常がないか、ノミ・ダニが寄生していないかなども確認しましょう。皮膚疾患の予防や早期発見に役立ちます。

運動|スタミナ豊富なのでたっぷり

家の中では物静かで穏やかなサルーキですが、その様子とは対照的に外では活発で体を動かすことが大好きです。そのため、1日2回それぞれ1時間以上の散歩は欠かせません。

また、猟犬として活躍していたサルーキは、走り回ることも好みます。その運動欲求を満たすために、サルーキを定期的にドッグランで思いっきり走らせてあげましょう。

サルーキのように多くの運動量を必要とする犬種は、運動不足になるとストレスから無駄吠えや遠吠えをするようになることがあります。サルーキと暮らすには、毎日2時間以上散歩をする体力や時間的な余裕が必要であることを覚えておきましょう。

環境|柔らかいものを支給

サルーキは胸板が厚いものの、その部分の被毛は多くないため、床ずれを起こすことがあります。そのため、サルーキが普段よくリラックスして過ごしている場所や寝床には、クッション性のあるものを敷いてあげるとよいでしょう。

また、サルーキは四肢が細いため、骨折をしやすい犬種と言われています。高いところから飛び降ると足を痛める恐れがあるため、必要に応じて柵などを設置し犬が立ち入らないようにしましょう。

サルーキはたくさん運動させてあげよう

サルーキ

優雅な雰囲気が漂うサルーキですが、走るのが速く抜群のスタミナを持っており活発な面もあります。運動不足になると問題行動を引き起こす原因になるため、たくさん運動させてあげるようにしてくださいね。サルーキは物静かで内向的な性格な子が多い犬種ですが、飼い主さんには忠実ですので、よい関係を築いて楽しく暮らしていけると思います。

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nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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