ミディアムプードルの魅力をご紹介!歴史や飼い方まで

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ミディアムプードルをご存じでしょうか?「スタンダードプードルにしては小さいし、トイプードルと比べたら大きいし、あの子は何の犬種?」そんな子を見かけたらミディアムプードルかもしれません。今回はミディアムプードルの魅力を深堀していきます。

ミディアムプードルの魅力をご紹介!歴史や飼い方まで

目次

  1. ミディアムプードルは賢く従順な性格
  2. 狩猟犬からはじまるミディアムプードルの歴史
  3. ミディアムプードルはカット次第で雰囲気さまざま
  4. お手入れに手がかかっても魅力たっぷりのミディアムプードル

    ミディアムプードルは賢く従順な性格

    ミディアムプードル
    Marcelo Miranda Pexels

    ミディアムプードルは、もともとは狩猟犬として活躍していましたが、17世紀に入る頃には、愛玩犬として生まれ変わっていきました。

    被毛はやっぱりカール!

    ミディアムプードルは、体高・体長が約40センチ、体重が8~15kgほどで中型犬くらいのサイズになります。 被毛はカールしたシングルコートで白・黒・茶・グレーの単色になります。血統やブリ―ディングにより毛色に個性が出ますが、独特の美しい被毛は多くの愛犬家を魅了します。

    賢く従順。そして高度なイタズラも

    性格は、元猟犬なだけにとても賢く従順です。遊ぶことも大好きで、飼い主さんと一緒に遊ぶことを好みます。 そして、ミディアムプードルは、その賢さゆえに、高度ないたずらをすることもあります。脱走やサークルのすり抜け、家具の飛び乗りなど「どうしてそんなことができるの?!」と驚いてしまうエピソードを多く持つ犬種です。知恵比べのつもりで、お部屋中を良くチェックして安全確保をするようにしましょう。

    狩猟犬からはじまるミディアムプードルの歴史

    ミディアムプードル
    Goochie Poochie Grooming Pexels

    ミディアムプードルは、大型犬のスタンダードプードルを小型化する過程で誕生し、 その昔はプードルではなく「バーベット」と呼ばれる犬種でした。ミディアムプードルの歴史をご紹介します。

    原産地が不明?諸説あるミステリアスな犬種

    プードルは、フランスの国犬のためフランス原産だと思われがちですが犬種として認識される以前からヨーロッパ中にいたと言われています。 最近では、もともとはロシアや中央アジア北部が原産ではないか?との見解を出来ており、原産地を特定しにくい犬種と言われています。

    画期的なカット方法が誕生!

    ミディアムプードルと人間の歴史は古く、16世紀には人間のパートナーとして猟犬として活躍していたようです。 可愛い見た目からは想像できませんが、もともとはカモなど水鳥の猟をおこなう狩猟犬で、水に入り泳いで、撃った鳥を回収することを得意としていました。

    プードル独特の「コンチネンタルクリップ」というカットは、この狩猟のために誕生しました。毛が水を含んで重くならないように刈上げ、体温維持のため必要最低限の毛を残すカット方法で、今ではプードルの美しさを引き出すトリミングとして愛好者たちから広く支持されています。

    ミディアムプードルはカット次第で雰囲気さまざま

    ミディアムプードル
    Julia Volk Pexels

    ミディアムプードルの一番の魅力はその優雅な存在感ではないでしょうか。

    大型犬の部類のスタンダードプードルは飼育や管理に知識と経験が必要です。

    ミディアムプードルは、特別な飼育経験がなくても犬に対する理解があればお迎えしやすい犬種です。

    また特徴的なふわふわのカールのかかったシングルコートの毛は、様々なトリミングスタイルを楽しめます。

    季節に合わせて、サマーカットや個性的なスタイルを楽しむのも良いでしょう。

    美しくトリミングを保っている犬に対してアクセサリー感覚なのではないかと批判する意見がまれにありますが、全くの間違えです。

    プードルは皮膚がデリケートで細やかなケアが必要です。コンスタントにトリミングを行うことで皮膚被毛の健康をチェックすることができます。ミディアムプードルをお迎えしたら、ぜひトリミングサロンに通ってあげてくださいね。

    お手入れに手がかかっても魅力たっぷりのミディアムプードル

    ミディアムプードル
    Anna Tarazevich Pexels

    ミディアムプードルは、非常に賢くプードル独特の優雅さを持ち比較的飼いやすい犬種です。中型犬としての存在感も、愛好家の多い理由の一つかもしれません。しかし、プードル全般に言えることですが、皮膚被毛の維持のために時間やコストがかかる犬種でもあります。よく理解したうえで、お迎えしてあげてくださいね。

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    nao

    この記事のライター

    nao

    「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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