あなたがカッコイイと思う犬には、どのような特徴がありますか？人と人が何を見て「かっこいい」「イケメン」と思うかは好みによって異なると思いますが、犬の特徴の場合には、いくつかの間違いないカッコよさの共通点があるように感じます。まずは編集部スタッフの独断と偏見で、思わずカッコイイ！と歓声を上げてしまう犬の惚れるポイントを挙げてみました。

身体のサイズが大きい犬を見ると、思わず「かっこいい！」と思う方が多いのではないでしょうか？見た目はおっとりと優しそうな顔をしていても、身体が大きいと迫力があってなんとなくかっこいいと感じることがありますよね。特に日本では大型犬が少ないため、犬が大きければ大きいほど人目をひきます。

壮大な雪道を背景に、何頭もの犬が力を合わせてそりを漕ぐ姿は何度見ても飽きることがありません。時に吠えながら一心不乱に前に進もうとする犬の姿勢は、がむしゃらに生きてみようと思わせてくれる何かがあります。 

モフモフしてて気持ちよさそう！と思いきや、触ってみると実は隠れマッチョだったりする点も犬に惚れてしまうポイントの１つです。毛が短いコだとよく分かりますが、特に太もも周辺の筋肉が隆々と盛り上がってカッコイイ気がしませんか？ 

犬の印象は耳に大きく影響されます。スパニエルやレトリバーのような垂れ耳の犬種はおっとりとして愛嬌のある印象を与えます。また、柴犬やシベリアンハスキーのような立ち耳の犬はときには緊張感を感じさせますよね。そのため、垂れ耳と立ち耳の犬を比較すると、なぜか立ち耳の方がかっこいいと感じる人が多いのではないでしょうか？ 

小学生の頃になぜか足が速い人がモテると言われていましたが、もしかすると犬にも共通する部分があるかもしれません。広々とした土地で、スピード感のあるフリスビーを、高い位置でジャンプしてキャッチ！そして当たり前のように華麗に着地する犬のその姿に思わず「かっこいい・・・！」と心を奪われてしまったことが何度もありますが、皆さんはいかがでしょうか？ 

かっこいい犬種と聞くとシェパードやドーベルマンを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実はよく知られている犬種以外にも思わず見惚れるカッコイイ犬種はたくさんいます。

今回は個人的に「カッコイイ」と聞いて思い当たる犬種についてランキング1〜20位を勝手ながら決定しましたのでココに発表させていただきます！

完全に独断と偏見になっておりますのでマニアックな犬種も登場したり、皆さんも一度は目にしたことがある犬種もランクインしているかもしれません。どうぞ最後までお見逃しなく！

ジャイアントシュナウザーは、万能な使役犬として長年活躍してきた犬種として知られています。非常に筋肉質で引き締まった体型をしており、少し内側に寄ったピンと立ち上がった耳をしています。「巨人」の異名を持つ身体の大きなシュナウザーです。 

順位が低いと思われる方も多いかもしれませんが、他にもたくさんカッコイイ犬種がいるので、この辺りですみません。ジャイアントシュナウザーは、身体の大きさもさることながら、何よりも全身が真っ黒！という潔さにカッコよさを感じます。 

アイリッシュウルフハウンドは全ての犬種の中でも体高が最も高い犬種で、どこにいても絶対に見逃すことはありません。

古くはオオカミに特化した狩猟犬として活躍をしており、その地域の大型動物をほぼ絶滅させた実力を持っていると言われています。

アイリッシュウルフハウンドは、とにかく大きいというのが印象的です。

足を触ったり子供が馬乗りのように跨ってきても非常に落ち着いた態度でクールです。そんな紳士的な姿はカッコイイと感じてしまいますよね！

エアデールテリアは警察犬として公認されている犬種の一つです。非常に力強くありながら上品で、高貴な雰囲気を醸し出しています。一見、可愛いという印象も感じられるエアデールテリアですが、どんな作業もすぐに覚えてこなすエアデールテリアの姿を見れば、きっと誰しもがかっこいいと思うに違いありません。 

JKCに登録されている32種類のテリア種の中で最も身体のサイズが大きくて“テリアの王様”と呼ばれることもあります。一度飼ったら虜になる犬種とも言われていますので、実際に育てている方の声を聞いてみたいですね！ 

ローデシアン・リッジバックはかつてライオン狩りで活躍していたタフな犬種です。顔が黒く、全身は茶色でとてもシンプルな外見です。しかし、表情は緊張感を感じさせるものがあり、冷静さが伝わってきます。 

ローデシアンリッジバックは、背中に一直線に伸びた逆毛が印象的です。ローデシアンリッジバックは自立心が強い犬種です「誰にでも懐く訳じゃありませんから私」みたいな雰囲気が、いつか振り向かせてやりたいカッコイイ犬として今回ランクインしました！ 

大型犬にも負けないくらいかっこいい中型犬ジャーマンピンシャー。ジャーマンピンシャーの外見はドーベルマンにそっくりですが、体はドーベルマンより二回りほど小さく、小さな体にパワーがぎっしりと詰まっており、力強い印象を与えます。 

鳥猟犬としてもショードッグとしてもその名を馳せる犬種ジャーマン・ショートヘアード・ポインター。地中海沿岸からフランス、スペインなどを経由してドイツへと入ってきた犬種と言われていますが、ハンティングが盛んなドイツではもちろんのこと、日本でも100頭以上が飼育されていて愛好家の多い犬種となっています。 

いつか鳥猟犬として活躍しているかっこいい姿を生で拝んでみたいと思いますよね！ 

ボーダーコリーは運動神経抜群の賢い犬種として知られていますよね。フリスビーやアジリティの大会で活躍している様子を見る機会も多くあります。スコットランドとイングランドの国境付近が原産であるため、ボーダーという犬種名が付いたと言われています。 

ボーダーコリーは人懐っこい性格のコが多い印象ですよね。どうしても愛しい！かわいい！抱きしめさせて！というイメージ（？）が先行していると思うのですが、フリスビーやアジリティの大会などでは、ハンドラーの「Go！」の合図でスタートを切ると同時に、ワンワンと吠え始める姿はボーダーコリーの本気が垣間見えます。かわいいとカッコイイを両方兼ね備えた犬種なのです。 

通称「バーニーズ」と呼ばれる大型犬バーニーズマウンテンドッグは、赤・白・黒褐色のトライカラーの被毛を持ち、目の上や頬・胸・足にそれぞれ左右対称にリッチタン・マーキングがある長毛種です。どっしりとした体格で、とても筋肉質です。

とても力強い犬種なため、ものすごい勢いでリードを引っ張られて、油断して思わず転びそうになるほどです。性格は気は優しいため「力持ちの心優しいイイやつ」といった感じでしょうか？ 

真っ白な毛色を持つスイス原産の犬種ホワイト・シェパード・ドッグ。実はこの犬種には、見た目も名前も似ている犬種が他に２種類います。ストレートで程よい長さの真っ白な被毛と、大きく開く口が特徴ですね。 

野生味溢れる側面も持っていながら、それを上回る優しさを携えているという印象です。真っ白な毛色で威圧感こそないものの、身体の大きさと堂々と素早く歩く姿には、きっとメロメロになること間違いなしです！ 

猟犬やそり犬として活躍してきたシベリアンハスキーは、その名の通り、ロシア・シベリア地方にルーツを持つ犬種です。程よく引き締まった体格で、ピンとした三角形の立ち耳。ブルーの瞳や左右の瞳の色が異なるオッドアイの持ち主で、凛々しい顔立ちをしています。

見た目が似ている犬種にアラスカン・マラミュートがいますが、シベリアンハスキーの方が耳と耳の間の距離がギュッと短めで凛々しい顔をしている印象があります。

漫画「動物のお医者さん」に出てくるブッチャーさんの飼い犬シーザー（シベリアンハスキー）が好きです。準主役のちょびが多頭引きの犬ぞりレースに出ることになるのですが、シーザーも一緒に走ることになります。ちょびは真面目でまっすぐちゃんと走ることができる性格ですが、シーザーはやる気だけは人一倍あるものの後半で飽きやすい性格。でもずっと「おれはやるぜ！おれはやるぜ！」と吠えていて、仲間にポジティブな雰囲気を与えるリーダー格で、レース中はスタートダッシュを見せるなどかっこいいシーンがあります。なんとなくシベリアンハスキーのリーダーには、短くても濃く深い人生を歩むことを望むタイプが多いのかなぁと思われるシーンが垣間見れて「カッコイイ」と感じました。

可愛い見た目とは裏腹に実は狩猟犬としての歴史を持つスタンダードプードル。体高と体長がほぼ同じというバランスの取れた体型と、気品溢れる姿は、老若男女問わず様々な人に人気の高い犬種ですよね。 

トイプードルで見慣れたフォルムなのに、スタンダードサイズになったとたん、すれ違ったら見ずにはいられない。圧倒的な被毛の個性（飼い主さんの努力（投資）のたまものと言えます）で注目してしまう犬種です。その風貌でそんなデカくてもいいの？とちょっと違和感を感じるところが不思議な魅力です。でも触ってみるとフワフワでシングルコートのような触り心地で、割とすぐに皮膚に触れるのでやや不安にもなりませんか？

ダルメシアンは、原産国が諸説ある珍しい犬種です。やはり最大の特徴はその毛色ですよね。白地にブラウンorブラックの斑点がたくさん見られるまさにまだら模様。これで産まれたての子犬はほぼ真っ白な毛色をしているというので驚きです。 

ダルメシアンの唯一無二の模様に惚れ惚れしますね。引き締まった体つきで、バランスのとれた体躯、それらがよく分かる短毛種なのも素敵です。前を見ながらやや顎を上げて歩く姿に気品があるところもかっこいいポイントかなと思います！

世界的にも頭数の少ない珍しい犬種、それがコーイケルホンディエです。2000年以降は愛好家たちの手によって毎年100頭前後で日本の登録頭数が推移して増えています。ふさふさとした尻尾に顔周りの飾り毛が印象的で、身体の大きさは中型犬ほど。 

一度はお目にかかってみたい希少種のコーイケルホンディエ。写真で見るよりも丸っとした小顔の印象で、すんなりと細い手足に顔周りにふわっとした飾り毛があって、まさに美人といった言葉がふさわしい高貴な印象を受けます。

秋田犬は、あきたけん？あきたいぬ？とその呼び方の見解が分かれる犬種ですが、JKCに登録されている正式な犬種名は、実は「秋田（あきた）」です。このままだと秋田県と区別がつきにくいので、犬を付けて秋田犬（あきたいぬ）と呼ばれるようになったと言われています。柴犬に似てると思う方もいるようなのですが、身体の大きさはもちろんのこと、顔付きが結構違うので注目してみてください。 

やや前傾姿勢でいつでも動く準備ができている感じがかっこいいですね！想像よりもずっと大きく毛深くて、存在感があります。性格は忠誠心が厚く家族には愛情深いですがそれ以外には警戒するためまさに忠犬といった感じがかっこいいですよね！

日本では警察犬として認知されていることが多く、番犬や使役犬として活躍しているジャーマンシェパード。 家族やパートナーにするには最高の犬種ですね。姿勢を低くしたような歩き方も特徴的で、獲物に狙いを定めるように、しっとりしっとりと歩く姿に見惚れる方も多いのではないでしょうか？ 

あまり語る必要もないくらい、誰しもが認めるカッコイイ犬種ですよね。幼い子からしたらちょっぴり怖い印象も受けるでしょうか？でもとってもカッコイイです。 

ワイマラナーは、光沢のある美しいグレーの被毛が特徴的な犬種です。触り心地はとっても滑らかでずーっと触っていたくなるほど。琥珀色や青みを帯びたグレーの瞳の持ち主で、魅惑的な美しさが感じられます。 

短毛でその筋肉質な身体が見た目によく分かるドーベルマン。毛色もブラック＆タン、ブラウン＆タンとなっていて大変シャープな印象を与えると共に、前も見据えて立つ姿は大変凛々しい雰囲気を醸し出していますよね。 

足長くスタイルがいい！といった印象です。飼い主さんの横にぴったりとくっついてスタスタと軽快に歩く姿はとても凛々しいですよね！飼い主や家族への愛情や忠誠心が強いため、甘えん坊な一面を見せてくれた時には、ギャップ萌えしてしまいそうです！ 

中東を原産とする気品あふれる姿が美しいサルーキは、体に対して頭が小さく細長いマズルの持ち主で、モデルのように凛とした顔立ちをしています。性格も感情を表に積極的に出すタイプではなく、普段から落ち着いた雰囲気を醸し出しています。 

立ち居姿から歩き方まで、なんだか動きすべてが高貴でただただ美しい！という印象です。全身から「オレは足がはやいぜ」感が出ているような気がします。足の長さや、耳の飾り毛がハタハタと揺れる様子が目に浮かぶ優美な姿がかっこいいですね。

レオンベルガーは、体格がよくいあつかんのある見た目をしていますが、大型犬特有の優しく温和な性格をしています。ドイツのとある州でライオンに似ている犬を、市のシンボルにするために交配が重ねられたのが同犬種の始まりとなります。比較的歴史の浅い犬種なので、犬種の成り立ちを追いやすい犬種ですね。 

自信に満ちた大きな身体と垂れ耳、そしてブラックマスク。身体の被毛は毛先が黒色という特殊な毛色をしているコも見かけます。ライオンかどうかは分かりませんが、首から胸にかけての鬣（たてがみ）はとても立派ですよね。自信に満ち溢れている堂々とした風貌で、もしかすると自他共に認めるカッコイイ犬種かもしれません。 

ボクサーは元闘犬だけあって迫力ある顔つきをしていますが、その見た目の強さとは裏腹に優しい心を持った頼もしい犬種です。犬種グループでは護衛犬・番犬に属している大型犬ですが、とても筋肉質で引き締まった体型をしています。 

足の大きさに驚きます。小学生くらいの足の大きさで、甲高で骨がしっかりしていて、2足で立つととても背が高くて、どんな人間よりも強そうなのに、おとなしく姿勢が良い様子が荘厳としていてかっこいい犬種です。 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。独断と偏見でカッコイイと思う犬種ベスト20をご紹介しました。目を惹く犬種を見ると、ついつい衝動的に迎え入れたくなる方も多いと言われています。

言わずもがなですが、見た目だけで犬種を選ぶのは禁物です。自分に合った犬種を選ぶのは自分だけでなく、犬の幸せにとっても非常に重要ですので、その点を心に刻んでおくようにしたいものです。見た目のかっこよさだけでなく、その行動や仕草から醸し出される犬の内面的なカッコよさにも注目してみると、これまでとは違った犬のカッコよさに出会えるかもしれません。