トイ・プードルやビションフリーゼなどに比べると、チワワは毛量が少ないので、いろんなカットスタイルが楽しめるのかな...？と疑問に思う方もいるかもしれません。もちろん、チワワと言っても、トリミングでカットスタイルが楽しめるのはロングコートチワワになります。飾り毛をもつロングコートチワワであれば、さまざまなカットスタイルを楽しむことが可能です。

ただし、どんなカットスタイルにもメリットデメリットがありますので、愛犬の健康を第一に考え、季節や生活環境に合ったスタイルを選んであげてください。 

 耳周りは丸めにカットし、全体的に短く切りそろえる豆柴風カットは、ポメラニアンも楽しんでいることから、チワワの気軽に楽しめるカットスタイルとして人気となっています。 

 チワワの耳の飾り毛や顔、胸元の毛を丸く見えるようにカットすることで、ミッキーマウスのように見せるカットスタイルです。全体の被毛はそこまで短くしないので、１年を通して楽しむことができます。 

 チワワの定番と言えるカットが「ライオンカット」です。 ライオンカットは、胸周りや両足先、尻尾の先端の被毛は残し、その他の被毛は短くカットするスタイルです。チワワの胸元の豊かな飾り毛を引き立てることができるカットスタイルであることから、多くの方がリピートしています。

ライオンカットは、被毛をバリカンで短くすることからサマーカットに向いていますが、チワワの胴体部分の被毛を短く剃ることから、紫外線やエアコンなど冷風が皮膚に届きやすくなってしまうというデメリットもあります。 

 トリミングサロンは、基本的に予約制がほとんどです。そのため、トリミングに行く際は必ず予約を入れましょう。 

 トリミングサロンでは、１年以内に摂取した狂犬病や混合ワクチンの予防接種証明書が必要な場合があります。予約時に教えてくれるかと思いますが、確認をしましょう。また、チワワが病気などでワクチン接種を見合わせている場合は、動物病院に猶予証明書を発行してもらうことをおすすめします。 

 以下に挙げる犬は、トリミングを断られてしまうこともあるため、予約時にトリマーさんに確認をしましょう。 

 チワワがこれらに該当する場合は、事前の確認が必要です。また、ワクチン接種してから１週間はトリミングはしないようにしましょう。 

 チワワの被毛が絡まっていると、トリミングに時間が掛かってしまう他、サロンによっては別途料金が発生することがあります。そのため、事前に取れる範囲の被毛の絡まりは除去しておくと良いでしょう。 

 トリミングサロンに行かなくても、まるでトリミングサロンに行ったかのような仕上がりにできるちょっとしたケア方法があります。チワワとトリミングサロンに行けない場合や、ちょっとしたお手入れならご自分でやりたい場合などに是非実践してみてください。 

 便の付着を防ぐために、チワワの肛門周りの被毛は短めにカットしましょう。バリカンを使用することで、簡単にできます。 

 チワワの足裏を見た時に、肉球が見えているのが理想的です。しかし、足裏の被毛がある程度の長さまで伸びるので、気付くと肉球が隠れるまで伸びていることがあります。

そんな時は、足裏の被毛をバリカンやハサミを使用してカットしてあげましょう。このとき、上から見た時にチワワの足先が丸く見えるように整えるのがトリミングでのカットのポイントです。 

 チワワの毛のもつれや汚れをスリッカーやコームを使用してとかしてあげます。全体を繰り返し行うことで、被毛にツヤが出てフワフワになります。 

 いかがでしたでしょうか？

トリミングサロンでイメチェンすることで、いつもとは少し違ったチワワに出会うことができます。もちろん、自宅でも簡単にできるトリミングもあるので、スキンシップを兼ねて行ってみてはいかがでしょうか？チワワとの絆も深まり、より楽しく豊かな毎日を送ることができるでしょう。