チワワ図鑑|チワワの基本情報や見た目や性格の特徴について解説!
今回は世界最小の犬種として有名な「チワワ」その姿は成犬になってもシニアになっても変わることなく可愛らしいミニマムサイズで日本でも常に人気犬種上位に入っていいます。今回はそんなチワワの基本情報や歴史、見た目や性格の特徴について解説していきたいと思います!
チワワの基本情報
事件の真相を説明する前にチワワの基本情報について簡単にご説明させていただきます!
原産国 | メキシコ |
---|---|
被毛のタイプ | スムース・コート(短毛) ロング・コート(長毛) |
サイズ | 超小型犬 |
平均寿命 | 13歳~16歳 |
平均体長 | 約15㎝~23㎝ |
平均体高 | 約12㎝~20㎝ |
平均体重 | 約1.5㎏~3㎏ |
平均価格 | 約20万~25万 |
チワワは世界最小と言われるほど小さな犬種です。アニコム損害保険株式会社が発表している人気犬種ランキング2023年版ではチワワは3位に入ってる犬種で常に上位常連の犬種です!ウルウルっとした大きな瞳が特徴的で日本ではCMで一躍人気となりましたよね!
チワワの平均寿命は、13歳~16歳ほどでこれは犬全体でみると長生きといえる年齢で、なかには20歳まで生きるチワワもいるのだとか・・!
ただし、チワワは皮膚病や心臓病など発症しやすい犬種のため日々の食事や健康管理には気をつかう必要があります。
参考記事:『最新版!『人気犬種ランキング2023』』
チワワの奥深い歴史について
チワワの原産国については所説あり、中国・ヨーロッパ・メキシコなど様々な国がチワワの原産国として挙げられていました。
しかし、2013年にスウェーデンにある王立工科大学『KTH Royal Institute of Technology』のDNA調査によって、チワワの原産国がメキシコであることが特定されました。
【参考文献はこちら】
『チワワ』という名前の由来もメキシコにある最大面積を誇るチワワ州(chihuahua)に由来しています。メキシコに来ていたアメリカ人旅行者によって絶滅したと思われていたテチチに似た子孫3匹が発見されそのままアメリカに連れて帰ったそうです。その際にアメリカ人が「チワワ州の犬」と呼んだことをキッカケに、チワワと名付けられたんだとか。
また、チワワの祖先はトルテカ文明時代に、メキシコ周辺に住んでいた部族が飼育していた「テチチ」という古代犬と言われていて、このテチチなる古代犬は宗教的な祭りごとに使われていたとされていて、「テチチを人と共に葬ると人の罪悪が犬に乗り移る」「犬が悪霊から死人を守ってくれる」など、人の死後の世界の平穏を願ってテチチは人と一緒に埋葬されていたそうです。また宗教的な用途だけではなく、食用としても使われていたんだとか。
犬=家族・ペットという思考が根付いた今、とてもショッキングな内容に見えますが多くの遺跡の壁画や彫刻などにテチチは描かれていたんだそうです。当時の方達にとってテチチは生活に欠かせない存在だったことが分かりますね。
テチチについての記事はこちらをチェック!
チワワの身体的な特徴
さきほども説明しましたがチワワと言えば体の小ささと大きな目がとても特徴的ではないでしょうか?
ここではチワワの身体的な特徴について解説していきたいと思います!
チワワの小さな頭について
チワワの小さく丸い頭の形は2タイプあります。『アップルヘッド』と『ディアーヘッド』と呼ばれる2つのタイプがあります。
アップルヘッドは、その名の通り「リンゴのような丸い頭」が特徴的です。鼻の付け根から額までは約90度で、ヘルメットのように丸みを帯びた頭部をしているのが特徴です。日本でもスタンダードなタイプです。
一方、ディアーヘッドは「小鹿のような頭の形」が特徴的です。平らな形の頭で長いマズルとすらっとした手足が特徴的です。日本だとアップルヘッドの子が多いので見慣れない方もいらっしゃると思います。ディアーヘッドの子はチワワというよりミニチュアピンシャーに近い顔立ちをしています。ディアーヘッドと知らずに購入した飼い主さんだと稀に「あれ?うちの子本当にチワワ?」と成長とともに疑問を抱く方もいるようです。こちらはアメリカで人気のタイプです。
チワワの被毛タイプについて
チワワは大きく分けて短毛の『スムースコート』と長毛の『ロングコート』の2種類に分かれています。ロングコートは全身がふさふさとしていてサラサラな耳の飾り毛が特徴的です。一方スムースコートは短毛でツルツルとなめらかな毛質が特徴的です。
ロングコートチワワの特徴
ロングコートチワワは毛が長いため日常的なブラッシングなどがかかせませんが、意外にもスムースコートチワワより抜け毛がすくないです。なぜなら、スムースコートよりロングコートの方が毛の成長サイクルが遅いからです。
また、ロングコートチワワは、スムースに比べると寒さに強いといわれています。とは言えチワワ自体寒さに強くない犬種なので冬の防寒対策は必須です。
スムースコートチワワの特徴
スムースコートチワワは滑らかな毛質で全身の毛が短いのが特徴的です。ロングコートチワワに比べて抜け毛は多いですが、毛玉はできにくく、シャンプーの後にすぐ乾くのでお手入れが楽です。毛が短い分ロングコートより小柄な印象がありますね。
また、チワワは皮膚疾患を起こしやすい犬種でもあるので、スムースコートの場合は皮膚トラブル・病気・怪我・肥満を早期発見しやすいという点も魅力の1つと言えるのではないでしょうか。
始まりはスムースコートから
元々2つの被毛タイプが存在していたわけではありません。元はチワワは毛の短い【スムースコート】しか存在していませんでした。ロングコートのチワワはアメリカで長毛種を育種するためにパピヨンやポメラニアン、ヨークシャー・テリアなどの長毛種との交配によりロングコートが誕生することになりました。
どちらも違った魅力がありますが、日本だとロングコートチワワの方が人気みたいですね!
チワワの体型のタイプについて
チワワの体型には何タイプかあることをご存じですか?
①ドワーフ
②ハイオン
③スクエア
の3種類です。
ドワーフタイプは、どっしりとした体型に短い首と手足が特徴的で、ぬいぐるみのような体型をしています。日本で人気が高い体型のため一番よく見かける体型じゃないでしょうか。
ハイオンタイプは、ドワーフタイプとは対照的に、細身で手足が長くスラッとしているのがハイオンタイプの特徴です。どちらかというとスムースコートのチワワに多い体型をして華奢な外見からバンビタイプやシカタイプといわれることもあります。
スクエアタイプは、ドワーフとハイオンの中間くらいの体型が特徴的です。手足も短いことも長いこともなくバランスが取れた外見をしています。
チワワの毛のバリエーションについて
チワワの毛色はバリエーション豊富です!色の種類は大きく分けると以下の3つで、それぞれに多彩なカラーバリエーションがあります。
ソリッドカラー(単色カラー)
パーティカラー(2色の異なる色が混ざったカラー)
トライカラー(3色以上の異なる色が混ざったカラー)
JKCでは、健康障害の懸念があるマール以外、すべてのカラーが認められています。
人気な毛色は「ブラックタン」「クリーム」「ブラックタン&ホワイト」などが人気のようですよ!
チワワの毛色についてはこちらの記事もチェック!
チワワの基本的な性格の特徴について
次にチワワの基本的な性格についてご紹介したいと思います!
活発で好奇心旺盛な性格
チワワは可愛い見た目とは裏腹にとてもアクティブで好奇心旺盛です。そのため外で遊ぶことが大好きで、負けん気が強い性格も持っています。
飼い主さんが大好きな甘えん坊
チワワは飼い主さんがとっても大好きなので、飼い主さんにたいしては従順な性格で強い忠誠心をもっています。
ただ飼い主さんや信用をしてる人以外には愛想が良くない面があります。
そのため人見知りをしたりプライドが高い子は、飼い主さんが他のワンちゃんに構ったりするとやきもちを焼いてしまうなんてことも・・・笑
甘やかしすぎてしまうとわがままになってしまう事があります。
勇敢だけど臆病で警戒心が強い一面も
体が小さいゆえ、基本的に飼い主以外には用心深く、すぐに人に懐くことは少ないと言われています。
神経質で臆病な一面もありますから、子犬期の社会化が不十分だと臆病すぎて唸ったり咬みついたりしてしまうことも。
こう見ると「ちょっとチワワを飼うのは大変そうかも」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、チワワは学習能力が高い犬種です。それに加えて飼い主さんへの忠誠心も高いため実は、初心者向きの犬種と言われています。
チワワを飼う際の注意点は?
最後にチワワを飼ううえでの注意点をご紹介したいと思います!
・寒さへの対策
・健康管理
・怪我や病気
上記3つに気を付けていただきたいです。1つずつ説明させていただきます。
寒さへの対策
暑い国メキシコが原産のチワワは寒さに弱いです。冬の寒い日は服を着せたり、暖房機器を活用したりして対策する必要があります。また、暑さに凄い強いかというとそう言うわけでもありません。小型犬のチワワは体が小さく体温調節が苦手なため、夏の熱中症にも十分に注意が必要です。
健康管理
チワワに肥満は禁物です。少し太っただけでも心臓や関節にかかる負担が大きくなります。肥満は糖尿病や骨折や脱臼のトラブルを引き起こしやすくなります。糖尿病になった場合は白内障などの他の病気を併発し、目のトラブルが深刻化するケースがあります。このような病気を予防するためにも、毎日の散歩は欠かさず行いましょう。
怪我や病気
チワワがなりやすい病気や怪我があります。
脳の病気の1つ「水頭症」
膝のお皿の骨が脱臼する病気「膝蓋骨脱臼」
心臓病の1つ「僧帽弁閉鎖不全症」
気管が潰れてしまう「気管虚脱」
など上記以外にもチワワがなりやすい病気や怪我がたくさんあります。
予防が難しいものもありますが脱臼などはお家の中をひと工夫(滑り止めのマットを敷く等)で防げる場合もあります。また、定期的な健康検診などで早期発見できる隠れた病気などもあるので、成犬の場合は年に1回、シニア期に入ったら年に2回は定期検査に行けると良いですよ。
まとめ
今回はチワワの基本情報から歴史、体や性格の特徴についてご紹介させていただきました!世界最小と言われるチワワですが、見た目とは裏腹に勇敢です。飼い主さんに対してとても従順な性格なのでワンちゃん初心者の方でも飼いやすいと言われて言われている犬種です。
ただ、チワワは自己主張も強いので甘やかしすぎてしまうととんでもないワガママ犬になってしまうので要注意です!また小型犬のチワワは脱臼などの怪我にも注意しなければなりません。日頃から健康管理をしっかり行なっていつまでも健やかに過ごせるようにしてあげたいですね!
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この記事のライター
ずーこ
動物全般が大好きで現在は猫を飼ってます!犬もだいすきなのでpetanでは犬に関する様々な情報を発信していきたいと思います!!
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