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パグの毛色は何種類?生体価格に違いがある理由も

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パグといえばブラックマズルに明るいベージュの子をよく見かけますが、その他にはどのような色が存在するかご存じですか?犬は毛色によって大きく印象が変わることも珍しくないので、一見パグには見えない犬が実はパグだったということもあるかもしれません。今回はパグの毛色の種類と、毛色による生体価格の違いをご紹介します。

パグの毛色は何種類?生体価格に違いがある理由も

目次

  1. パグの基本情報
  2. パグの毛色について|公認は4色!
  3. 生体価格が毛色によって違うのはなぜ?
  4. パグには公認されていない毛色もある

パグの基本情報

パグ

パグの毛色の種類をご紹介する前に、まずパグの基本情報をおさらいしましょう。

原産国

パグはとても古い歴史を持つ犬種のため、そのルーツには諸説ありますが、中国が原産国であるとする説がもっとも主流です。もともとは大型犬ほどの大きさでしたが、ペキニーズやチベタンスパニエルなどの犬種と交配を進めたことで小型化したのではないかと考えられています。中国の宮廷では魔除けの犬として珍重されていたようです。

サイズ

小型犬の中では比較的がっしりした印象のパグは、体重が約6~8㎏、体高が約25~33㎝程度が一般的な大きさとなっています。活発で遊び好きではあるものの、食欲旺盛で太りやすいと言われているので、肥満には注意が必要です。

被毛

短毛ではありますが、被毛の構造はダブルコートになるのでお手入れは欠かせません。換毛期に限らず普段から抜け毛が多いため、パグと暮らすうえでは抜け毛対策は必須です。短く硬い毛質は洋服やソファ、クッションなどの布製品に刺さりやすく取れにくいため、毎日のブラッシングに加え定期的なシャンプーや洋服を着せるなどの対策をし、いかに床に落ちる抜け毛を減らすかが大切になります。

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寿命

パグの平均寿命は12.6歳(※1)です。一般社団法人ペットフード協会の「令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査」(※2)を見てみると、犬全体の平均寿命が14.90歳、超小型犬が15.13歳、小型犬が14.78歳、中型・大型犬が14.37歳となっており、小型犬の平均寿命と比べるとパグの平均寿命はやや短いことが分かります。

※1参考:アニコム家庭どうぶつ白書2024

※2最新のものが反映されると過去のデータが見れなくなります。

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犬種名の由来は?

犬種名の由来にも諸説ありますが、もっとも有力だとされているのがラテン語で「にぎりこぶし」を意味する「pugnus(パグナス)」が由来になっているという説です。その他にも、中国語で「いびきをかいて眠る王様」という意味がある「パー・クー」から、パグモンキーと呼ばれるマーモセットに似ていたから、古い英語で「優しく愛されるもの」という意味からなどの説があります。

また、パグは国によって呼び方が異なります。

  • 中国:覇歌(パー・クー)
  • イギリス:ダッチ・パグ
  • オランダ:モプスホンド
  • ドイツ:モプス
  • フランス:カーリン

パグの毛色について|公認は4色!

パグ

犬籍の登録や血統書の発行、ドッグショーの開催などを行っている日本最大の畜犬団体であるジャパンケネルクラブでは、「シルバー」、「アプリコット」、「フォーン」、「ブラック」が犬種標準として認められています。

わたしたちがもっとも見かける機会が多いのはフォーンのパグですね。同じフォーンでも濃淡には幅があるので、個体によっては異なる印象を受けるかもしれません。

フォーンに比べると数は少ないですが、ブラックのパグも人気があるカラーです。SNSではブラックのパグをよく見かけます。

その他にアプリコットとシルバーも公認の毛色ではあるものの、日本ではあまり見かけません。ブリーダーサイトであっても掲載されることは稀なので、希少な毛色と言えるでしょう。また、わずかではありますが、白い被毛のパグ(JKC非公認)も存在します。白いパグはブラックマズルや眉間・マズル周辺のしわが目立たないため、一見パグだと分からないこともあるようです。

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生体価格が毛色によって違うのはなぜ?

パグ

犬の生体価格は、月齢や性別、血統、顔立ち、サイズ、健康状態、地域差、客層、飼育にかかった費用、仕入れにかかったコスト、人件費などさまざまなものが影響しています。毛色も犬の生体価格に関わる要素の1つで、人気のある色や珍しい色は価格が高くなる傾向にあります。生き物には定価がなく、犬自身の要素のほかに店舗の判断も関わってくるため、同じ系列店であっても店舗によって価格が異なるケースも多いです。

パグの場合、フォーンよりもブラックのほうが高値がつけられていることが多いですが、上述した通り、毛色以外にもさまざまな要素が関わってくるので、必ずしもブラックのほうが高いとは言い切れません。両親犬がチャンピオン犬であったり、顔立ちがいいなどの複数の要素が加われば平均25万円前後と言われるフォーンであっても50万円以上になることもあります。

毛色は生体価格に影響する要素の1つではありますが、これだけでは犬の価格は決まらないのです。

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パグには公認されていない毛色もある

パグ

ジャパンケネルクラブで公認されているパグの毛色は4色ですが、2024/12/26現在では非公認の白い毛色のパグも存在します。

日本ではフォーンやブラックが主流のため、アプリコットやシルバーのパグもなかなかお目にかかることができませんが、アプリコットのパグは稀にブリーダーサイトに掲載されているので、気になる方はこまめに覗いてみてくださいね。

また、黒のパグは他の毛色と比べて退色が目立ったり表情が分かりにくいことがあります。日常生活では日焼け対策を行ったり、皮膚のチェックをこまめにするなどの注意点もあるので、お迎えする前には毛色によってお世話の方法や生活上の注意点があるかを確認しておきましょう。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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