ポメラニアンは甘え上手?性格を活かしたしつけ方とは
ポメラニアンは様々な毛色やカットの種類があり、国内外問わず人気がある犬種で日本でもとても人気がある犬種ですよね。そんなポメラニアンはよく「甘えん坊」と言われていて、甘えん坊と言われる犬種の中でも上位に食い込むほど甘えん坊な子が多いです。今回はそんな可愛いポメラニアンの性格や、性格・特性をいかしたしつけ方をご紹介していきたいと思います
ポメラニアンの基本的な性格
まずはポメラニアンの基本的な性格についてご紹介していきたいと思います。
ポメラニアンの性格①:人懐っこい甘えん坊さん
ポメラニアンは忠誠心が強く飼い主さんが大好きです。飼い主さんとのスキンシップが大好きで撫でてもらったり抱っこしてもらったりしたいときは可愛く甘えておねだりしてくれます。ポメラニアンが甘えてきた時はひたすらに可愛がってあげましょう!ただ甘やかしすぎてしまうと、お留守番などの時に飼い主さんの姿が見えないことで極度にストレスを感じる「分離不安症」や、飼い主さんに近寄って来る他の犬や人を追い返そうと吠えたりなど問題行動が出てきてしまう場合があるので注意が必要です。
ポメラニアンの性格②:パワフルで明るい元気っこ!
ポメラニアンは底なしの元気が特徴的です!とても活発なのでお散歩など動くことも大好きです。飼い主さんと一緒に遊ぶことも大好きですが一人遊びも上手に出来てしまう個体が多く、留守番もちゃんとできる傾向にあります。
好奇心旺盛が故、色んなものに興味を示してしまうため、目を離した隙に小さなものを誤飲するといったトラブルもあります。散歩中はできるだけポメラニアンから目を離さずお家では「自由に安全に」遊べるような空間作りを意識しましょう。
ポメラニアンの性格③:勇敢だけど警戒心も強い
もともと牧羊犬の祖先をもつポメラニアンは注意深い一面があり、自分より大きな者にでも物怖じせずに立ち向かって行こうとします。室内の番犬としても優秀な犬種ですよ。
ただ警戒心の強さから、何かに警戒した時や興奮した時に激しく吠えてしまうことも。。飼い主さんが指示をしたら吠えるのをやめるよう、しっかりしつけましょう。
ポメラニアンの性格による長所と短所をまとめてみました。
長所 | ・社交性が高くフレンドリー ・甘え上手だけど一人遊びも得意 ・好奇心旺盛で物覚えが良い ・番犬に向いている ・飼い主さんに対して忠誠心が高い ・お留守番ができる |
---|---|
短所 | ・吠え癖、噛み癖 ・興奮し易い ・自己主張が強い |
オスとメスの性格の違いはある?
ポメラニアンに限らず、どんな犬種でもオスとメスでは、性格にそれぞれ個性があります。同じメスでも元気な子もいれば、大人しい子もいますので「メス(オス)だからこう言う性格!」と言い切るのは難しいです。ここではあくまで一般的に言われているポメラニアンのメスとオスの性格についてそれぞれご紹介をしたいと思います。
ポメラニアンのオスの性格
①わんぱくでやんちゃな甘えん坊さん!
ポメラニアンはもともと活発的な性格ですが、オスはメスに比べて活動量が多く、やんちゃ気質の子が多いです。「あそんで!あそんで!」と無邪気に甘えてきます。おもちゃを与えた時の反応も良いため、愛犬とたくさん遊びたい派の方はオスがオススメです!ただわんぱく過ぎるが故にいたずらも派手にやってくれるので覚悟も必要ですね。
②警戒心や縄張り意識が強い
オスはメスよりも警戒心や縄張り意識が高いため、わりと吠え癖や噛み癖が付きやすい傾向にあります。そのためメスと比べてしまうとやや攻撃的な行動をとりやすいと言われています。
オスが吠えやすい理由としては、男性ホルモンが関係していて、男性ホルモンは警戒心を高める作用があるので、オスの方が吠えやすい傾向になるようです。ただ、早期に去勢した場合はそれほどでもないそうですよ。
ポメラニアンのメスの性格
①愛情深いお姉さんタイプ
ポメラニアンのメスはオスよりも場の空気を読むことができ上手に甘える子が多いです。また、愛情深い一面があるため、多頭飼いのお家でも面倒をみてあげるなどお姉さんのようなしっかりした性格を持っています。
②神経質で臆病な一面
オスよりも神経質で内気な傾向があります。自分の居場所を守ろうとする傾向が強いです。神経質なことから綺麗好きな子が多いのでトイレのしつけなどがしやすいです。
初めて犬を飼う方にはどちらかというとメスがオススメかもしれませんね。
ポメラニアンの性格にあったしつけ・育て方とは
ポメラニアンにあったしつけ方や環境についてご紹介していきます!
ポメラニアンのしつけ編
ポメラニアンは前述のとおり自己主張や警戒心が強く吠えや噛みつきが比較的多い犬種です。子犬期から吠え癖、嚙み癖のしつけを行う必要があります。
ポメラニアンが問題行動を起こしたら、まずは飼い主さんが原因をできる限り取り除いて恐怖心や警戒心を減らしてあげることが重要です。
そして子犬期の頃から散歩や公園などいろいろな刺激に慣れさせることがとにかく重要になります。早いうちに社会化しておくとよいです。家族以外の人や動物などと交流する機会を持つのも色々なものに対して恐怖心や警戒心を払拭することもできますよ。
要求吠えしている場合は
ワガママなどの要求吠えの場合は、一貫して無視するようにしましょう。反応してしまうと構ってもらえたと思い、さらに要求が悪化することもあります。目を合わせないこと、声をかけないことを徹底することが重要です。
警戒や威嚇から吠えている場合は
「マテ」「オスワリ」などのコマンドで気持ちを落ち着かせてあげるのも1つの手です。飼い主さんに注目させることで注意を引き、無駄吠えを防ぐことができます。できたらしっかり褒めてあげましょう。
嚙み癖にたいしては
不愉快な顔をして「反応しない」「無視をする」ということが効果的です。噛んでしまってはダメだということが伝わります。
しつけのポイント
一番やってはいけないことは怒ることです。問題行動が悪化したり新たな問題が生まれたりすることがあります。「できなかった・失敗してしまった」ことを叱るよりも、「失敗させないための予防」と「飼い主さんにとって望ましいこと」をたくさん褒めることが大きなポイントです。
また、ストレスをためてしまうと問題行動を起こしやすくなります。お散歩やお家遊びなど一緒に遊んであげる時間を増やしたりすることもオススメです。家で十分に遊んでいると、散歩のときに問題行動を起こさないことにもつながりますよ。
ポメラニアンの環境編
超小型犬のポメラニアンは骨や関節が弱いため、ちょっとした段差で足を怪我することがあります。床材かフローリングなどの場合は滑らないようにマットやカーペットなどを敷きましょう。
また、好奇心旺盛なポメラニアンはイタズラや誤食をしやすいという点を考慮し、電源ケーブルや、口に入る小物類も触れないように、隠したほうがいいでしょう。観葉植物には種類によっては触れたり、口にしたりすると体によくないものがあるため、事前に調べておきましょう。
しつけは「𠮟る」より成功したら「褒める」がポイント!
ポメラニアンは元気いっぱいで飼い主さんに甘えるのが大好きな子が多いです。たくさん甘えてきてくれるポメラニアンはとても可愛いですよね。スキンシップが大好きな犬種ですので甘えてきたら是非応えてあげましょう!
またポメラニアンは自己主張の強さゆえにワガママに育ってしまうこともしばしば。。でも子犬期からしっかり社会化・しつけトレーニングをすることで吠えや噛みつきなどは抑えられます。
一度吠え癖や嚙み癖がついてしまうとすぐに治すことは難しいです。しつけは一貫性が大事で、できたら褒める、吠え癖や嚙み癖に対しては、その場では無視をして、なぜ吠えているのか噛んでいるのか原因を解消してあげれると良いです。ポメラニアンとの信頼関係を構築しながら根気強く取り組んでいきましょう。
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この記事のライター
ずーこ
動物全般が大好きで現在は猫を飼ってます!犬もだいすきなのでpetanでは犬に関する様々な情報を発信していきたいと思います!!
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