【港区】ペットと同行避難が可能な避難所を知りたい|自治体の災害時の対応やルールもあわせてチェック
ペットと一緒に暮らしている方は、災害時のペット対応も頭にいれておかなければいけません。自宅の近くの避難所ではペットを受け入れてくれるのか、どんな持ち物が必要なのかなど、いろいろな疑問があるかと思います。
この記事では、ペットを飼っている方に向けて、東京都港区の避難所情報と災害時の対応についてまとめました。災害が起きた際に落ち着いて行動できるよう、事前に目を通しておきましょう。
目次
東京都港区はペットと一緒に避難できる?
港区には全部で57カ所の避難所があり、全ての避難所でペットの受け入れを想定しています。
港区ではペットと一緒に避難する「同行避難」が推奨されているため、自宅から近い避難所を調べておき、災害時はペットを連れて速やかに避難してください。
しかし、災害時は人の安全が優先されるため、避難所のスペースが足りない場合は、ペットの受け入れを断られる可能性があることも理解しておきましょう。
港区の避難所の例
港区では、学校や区が運営している施設などを合わせ、計57カ所が避難所として指定されています。主な避難所は以下のとおりです。
港区の避難所の例
- 港区立御成門小学校 〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目2-4
- 港区立芝小学校 〒105-0014 東京都港区芝2丁目21-3港
- 港勤労福祉会館 〒108-0014 東京都港区芝5丁目18-2
- 港区立赤羽小学校 〒108-0073 東京都港区三田1丁目4-52
- 港区立御成門小学校 〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目2-4
- 生涯学習センター(ばるーん) 〒105-0004 東京都港区新橋3-16-3
- エコプラザ 〒105-0013 東京都港区浜松町1丁目13-1
- 福祉プラザさくら川 〒105-0004 東京都港区新橋6丁目19-2
- 虎ノ門いきいきプラザ 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目21-10
- 台場区民センター 〒135-0091 東京都港区台場1丁目5-1
避難所におけるペットのサポート体制は?
ペットと一緒に港区の避難所に避難する際に、多くの方が感じる疑問に回答していきます。スムーズな避難ができるように、事前に確認しておきましょう。
ペットの避難ガイドラインはある?
港区では、環境省が作成したパンフレット「備えよう!いつもいっしょにいたいから~ペット動物の災害対策~」をガイドラインとして推奨しています。ホームページよりデータでダウンロードすることも可能なため、ぜひ活用しましょう。
参考文献
一緒に避難できる動物に制限はある?
港区では動物の種類・頭数に制限をしていませんが、基本的には犬や猫といった一般的なペットの避難を想定しています。 人に危害を加える動物や、特殊な飼育環境が必要なペットは受け入れを断られることもあります。
災害備蓄品としてフードの用意はある?
港区の避難所では、ペット用品や餌の備蓄はされていません。ペット用の備蓄品の用意は、飼い主が事前に用意しておくことが原則だとされています。
避難所でペットはどのように管理される?
避難所内では、ペットを飼育できるエリアと飼育できないエリアで生活場所を分けられます。ペットの飼育が可能なエリア内では、飼い主同士で協力して管理することが推奨されています。
また、ペットの飼育が可能なエリア内であっても、基本的にはケージやキャリー内での管理が基本となることを理解しておきましょう。
避難所でペットがケガや病気をしたら診察を受けられる?
港区の各避難所では、獣医師による診察を受けることができません。基本的に、ペットのケガや病気は飼い主さんが対応するように推奨されています。避難所の近くにある動物病院を調べておくなど、ペットの体調不良に関する対策をとっておきましょう。
避難所にペットと避難する際のルールについて
多くの人が集まる避難所では、ペットと快適に生活するためのマナーやルールがあります。トラブルを防ぐためにも、各項目に目を通してみてください。
- ペット用品は持参する
- 周りの人への配慮
- ペットの健康管理を行う
- ペットを清潔に保つ
ルール1.ペット用品は持参する
基本的なペット用品は必ず持参しましょう。避難所で生活する上で、主に必要となるペット用品は以下の通りです。中でも、ケージやリードが無い場合は、受け入れを断られる場合もあります。これらの持ち物を必ず準備した上で、避難所へ向かいましょう。
避難所生活で必要なペット用品
- 首輪
- リード
- 迷子札
- ケージ
- 水と餌
- トイレ用品
ルール2.周りの人への配慮
避難所には動物が苦手な方やアレルギーを持つ方も集まります。災害時は人の安全が最優先だということを理解し、迷惑をかけない行動を心がけましょう。
また、鳴き声や飛びかかりによる迷惑をかけないためにも、基本的なしつけは済ませておくようにしておく必要があります。
ルール3.ペットの健康管理を行う
避難所での生活はペットもストレスを感じやすく、体調不良を引き起こす可能性があります。そうならないように、適度に散歩を行うなど、ペットの体調管理に努めましょう。また、健康管理のひとつとして、必ず各予防接種も済ませておきましょう。
ルール4.ペットを清潔に保つ
ペットのフンや体臭など、臭いが避難所内にこもってしまうと多くの人に迷惑をかけることになります。ペット自身やその周りの環境を清潔に保ち、不衛生なことによるトラブルを防ぐようにしましょう。
飼い主として用意しておきたい防災グッズ
災害時に役立つペット用のグッズを5つ紹介していきます。防災カバンに何を入れたらいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- ペット用の靴で災害の危険から足を守る
- コンパクトに収納できるボウルで持ち運び楽々
- 水のいらないシャンプーでペットを清潔に
- ペットが濡れたときには吸水タオルが便利
- 夜道の避難に役立つ光る首輪
1.ペット用の靴で災害の危険から足を守る
災害によって道路が荒れてしまっていたり、ガラスの破片が飛び散っている場合に備え、ペット用の靴を用意しておくと安心です。足の裏はケガをしやすく、傷口から感染症を発症する可能性も考えられます。
ペット用の靴はコンパクトでかさばらないので、防災カバンに入れていても邪魔にならないでしょう。
- 商品名:Muttluks Inc./Mud Monsters(マッドモンスターズ)
2.コンパクトに収納できるボウルで持ち運び楽々
災害時にペットの餌や水を入れるためのボウルは、折り畳めるタイプのものがおすすめです。折り畳めることで、防災カバンに入るスペースを節約できるだけでなく、複数個持ち歩くこともできます。
いざというときには人間用の皿として使用するなど、様々な場面で活用することもできるでしょう。
- 商品名:FineGood/ペット食器
3.水のいらないシャンプーでペットを清潔に
避難所でペットの身体を清潔に保つためにも、シャンプーは欠かせません。しかし、水不足によって身体を洗えない可能性も考えられるため、水のいらないシャンプーを用意しておきましょう。
シャンプーでペットの体臭を抑えることで、動物が苦手な方とのトラブルも防ぐことができます。また、不衛生なことによって起こる皮膚トラブルも防げるでしょう。
- 商品名:A.P.D.C. ウォータレスシャンプー 200ml
4.ペットが濡れたときには吸水タオルが便利
ペットの身体が雨で濡れてしまった際に便利なのが、吸水タオルです。ペットの身体を濡らしたままにしておくと、体調不良を引き起こす原因にもなりえます。吸水タオルは、避難所で飲み物をこぼしたりした際にも役立ちます。ペット用ではあるものの、人間の生活にも活用できるでしょう。
- 商品名:アイリスオーヤマ/超吸水ペット用タオル
5.夜道の避難に役立つ光る首輪
避難時には停電が起こり、真っ暗な夜道を歩かなければいけないこともあります。避難の最中には車を使用する方もいるため、ペットの存在を知らせる意味でも光る首輪を用意しておくことをおすすめします。
首にはめるだけなので、急いでいるときに簡単に装着できるのも魅力のひとつです。事故防止になるだけでなく、犬の足元を照らして歩きやすくしてくれるでしょう。
- 商品名:Yartar/USB充電式光る首輪
住んでいる地域の避難所情報を事前に確認しておこう
東京都港区では全ての避難所でペットの受け入れを想定しています。自宅から近い避難所となる施設を事前に調べておき、スムーズに避難できるようにしておきましょう。また、港区のホームページでは、避難時の持ち物や注意点を記載したガイドラインが配布されています。事前に目を通し、避難時のトラブルを防げるようにしましょう。
災害はいつ起きるか分かりません。ペット用の防災グッズの準備なども、しっかり行っておくと安心です。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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