【札幌市】避難時の3つのルールとは?ペットと同行避難するために知っておきたいこと
災害時は、大切な家族であるペットと一緒に避難したい、と考えていても、事前の準備や情報収集が十分でなければ、思わぬトラブルが起こる可能性があります。ペットの飼い主としてあらかじめ知っておきたいのが、ペットと同行できる避難所です。
今回は、札幌市でペットと同行できる避難所や避難所のサポート体制について解説していきます。
目次
札幌市は避難所にペットと一緒に避難できる?
万が一、災害が起きたときに備えてペットと一緒に避難できる避難場所を知っておくことが大切です。札幌市では指定避難所にペットと一緒に避難することができます。
札幌市では指定避難所にペットと同行できる
札幌市では、指定避難所にペットと同行避難することが可能です。以下では札幌市の避難所のうちの10ヵ所をご紹介しています。
- 円山会館(円山まちづくりセンター・児童会館)北1条西23丁目
- 北海学園大学 旭町4丁目
- 篠路コミュニティセンター 篠路3条8丁目
- 鉄東会館(鉄東まちづくりセンター)北9条東5丁目
- 苗穂東交流センター(苗穂東まちづくりセンター)苗穂町3丁目
- 北都地区会館(北東白石まちづくりセンター)北郷3条12丁目
- 厚別信濃会館(厚別中央まちづくりセンター)厚別中央4条3丁目
- 稲穂会館(稲穂金山まちづくりセンター)稲穂3条5丁目
- 北野連合会館(北野まちづくりセンター)北野4条2丁目
- 清田有楽町内会館 清田2条2丁目
参考文献
避難所におけるペットのサポート体制は?
ペットと避難する際には各避難所のサポート体制が気になりますよね。ここでは、札幌市の避難所のサポート体制についてご解説していきます。
ペットの避難ガイドラインはある?
ペットの避難ガイドラインは札幌市のホームページから確認することができます。また、ペットとの避難や防災対策のために知っておきたい情報をまとめた「犬と猫の防災手帳」の配布も以下の施設で行っています。
- 札幌市内各区役所、保健センター
- 札幌市保健所
- 札幌市動物管理センター
参考文献
災害備蓄品としてフードの用意はある?
札幌市ではペットフードなどのペット用品は備蓄として用意されていないので、飼い主が事前に準備をしておく必要があります。
一緒に避難できる動物に制限はある?
札幌市は人の生命を侵害する可能性が高い犬種を「特定犬」として指定しており、特定犬は堅固な素材で作られた檻や鎖で飼育することが条例で定められています。
避難所ではこのような環境を整えるのは困難なので、事故を防止するために避難所とは別の預け先を探しておく必要があります。
札幌市で指定されている主な特定犬
- 秋田犬
- 土佐犬
- ジャーマン・シェパード
- セント・バーナード
- ドーベルマン等
参考文献
避難所ではペットはどのように管理される?
避難所では原則として人とペットが同居することはできません。ペットは各避難所に指定された飼育場所で生活をすることになります。また、管理は飼い主の1人1人が責任を持って取り組まなければいけません。
避難所でペットがケガや病気をしたら診察を受けられる?
ペットがケガや病気をしても避難所で診療を受けることはできません。しかし、被災動物救護本部が動物管理センターに設置され、そちらでケガや病気の診察を受けられます。
避難所にペットと避難する際のルールについて
ここでは、札幌市でペットと避難する際の基本的なルールを解説していきます。また、各避難所でこの他にもルールがある場合があるので、ペットと避難した際には必ず避難場所のルール確認をするようにしましょう。
- ペットのフードやペット用品は持参する
- 健康管理やしつけに取り組む
- 飼い主がわかるようにしておく
ルール【1】ペットのフードやペット用品は持参する
札幌市ではペットフードやペット用品は備蓄していないので、飼い主がしっかりと準備しておく必要があります。1~2週間分のフードと水に加え、フン袋、リード、ペットシートなどを準備し、避難所に持参するようにしましょう。
ルール【2】健康管理やしつけに取り組む
ペットと避難所を利用することになった場合に備えて、日頃から健康管理やしつけにしっかりと取り組むようにしましょう。
ワクチンやノミダニ等の駆除はもちろん、無駄吠えやクレートトレーニング(犬がクレート内で落ち着いて過ごせるように慣らしておくこと)に取り組み、避難所で他の人に迷惑をかけないようにすることが大切です。
ルール【3】飼い主がわかるようにしておく
ペットと避難所を利用する場合は、外から見える迷子札やマイクロチップを活用し、飼い主が誰なのかがはっきりとわかるようにしましょう。また、犬は迷子札と一緒に鑑札と注射済票を装着しておくことが大切です。
飼い主として用意しておきたい防災グッズ
ペットとの避難生活を安心して過ごすために、防災グッズを用意しておくのがおすすめです。ここでは、ペットの飼い主なら用意しておきたい防災グッズをご紹介していきます。
避難所でも快適に過ごすためのポータブルベッド
避難所での生活はしょうがないとは言え、人と犬の両方にとってストレスになりますよね。そんなストレスを少し軽減してくれるのがポータブルベッドです。ポータブルベッドを利用することで、愛犬は避難所でも「自分のスペース」を確保することができ、安心感を得ることができますよ。
こちらのポータブルベッドは折りたたみが簡単なので避難時にも持ち運びがしやすいのがメリットです。
- 商品名:OFT(オーエフティー)/ポータブルポップアップベッド
犬の肉球を守るためのブーツ
災害時には地面にガラスや瓦礫が地面に落ちていて、歩くだけでも危険な場合があります。そのような危険な状況に備えて、犬の肉球を守るためのブーツを用意しておくのがおすすめです。
- 商品名:docdog/犬用靴 いぬくつ 2個入
厳しい寒さに備えてペットの防寒具も忘れずに!
避難する状況によってはペットが暖房や冷房のない環境で過ごさなければいけない可能性があります。そのため、寒い冬に避難しなければいけない場合に備えてペットのための防寒具を準備しておくのがおすすめです。
こちらのフルッタのフリースジャケットは柔らかい素材で作られているので着心地が良く、かつ保温性が高いのが魅力です。
- 商品名:Hurtta(フルッタ)/フリースオーバーオール
予備に持っておくと安心な迷子札
避難所ではペットの飼い主がはっきりとわかることが大切なので、予備の迷子札を用意しておくとさらに安心です。こちらの迷子札は犬種のイラストレーションがついており、とても可愛いのが魅力です。また、防水仕様で文字が滲みないので、避難所でも安心して使用できますよ。
- 商品名:LOVEわんこ 防水仕様ドッグタグ
コンパクトで持ち運びが簡単なペットの折りたたみ式食器
大切なペットが生きていくのに欠かせないフードや水を飲んだり食べたりできるように、必ず食器を用意するようにしましょう。このような折りたたみ式の食器は小さく折り畳むことができるので、かさばらず、避難する際にも便利なのが魅力です。
- 商品名:シリコン製 折りたたみペットボウル
万が一の場合に備えておこう
いざ災害が起こるとついつい焦って何をすればいいのか分からなくなってしまうことがあります。そのため、万が一の場合に備えて、災害が起こる前にペットとの避難方法や避難場所を頭に入れて、しっかりと備えておくことが重要になります。
また、あらかじめ防災グッズを準備しておくことで、ペットとの避難をさらに安全で快適にすることができますよ。今すぐ、災害の備えを始めましょう!
参考文献
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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