【神戸市】ペットと一緒に行ける避難所情報|事前にチェックしてもしもの時に備えよう
災害が発生した場合、どのようにペットと避難すべきか、何を持っていけばよいのか、などペットの飼い主さんにとって、防災に関する疑問は絶えません。もしもの事態に備えてペットと同行避難ができる避難所や、避難先での管理方法などを事前に調べておくことで、落ち着いて行動することができます。
今回は、兵庫県神戸市にお住いのペットの飼い主さんに向けて、避難所情報や災害時に準備しておきたいペット用防災グッズなどをご紹介します。
目次
神戸市はペットと一緒に避難できる?
神戸市では、地震や水害などの災害時に避難が必要な場合、ペットといっしょに避難する「同行避難」を基本としています。
神戸市の緊急避難場所および避難所は423箇所
神戸市が公開している「災害時の避難所」の情報によると、屋内・屋外の緊急避難場所を含む避難所は、市全体で423箇所あります(2021年8月時点)。ただし、避難所によってペット受け入れ不可の場合もあるため、事前に市のサイトで確認しておきましょう。
神戸市の避難所の一例(一部抜粋)
- 上筒井小学校:兵庫県神戸市中央区野崎通1-1-2
- 渚中学校:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通2-1-1
- 夢野中学校:兵庫県神戸市兵庫区鵯越町 10-1
- 太山寺小学校:兵庫県神戸市西区伊川谷町前開860
- 塩屋小学校:兵庫県神戸市垂水区塩屋町3-18-1
- 成徳小学校:兵庫県神戸市灘区備後町 1-3-1
- 魚崎小学校:兵庫県神戸市東灘区魚崎中町 4-10-8
- 鵯台中学校:兵庫県神戸市北区ひよどり台1-15-31
- 西須磨小学校:兵庫県神戸市須磨区行幸町3-4-18
- 丸山中学校:兵庫県神戸市長田区大丸町2-17-1
避難所におけるペットのサポート体制について
同行避難するにあたって飼い主としては、避難所での実際のサポート体制が気になるところです。詳しくみていきましょう。
防災訓練ではペットの同行訓練を実施している?
兵庫県では平成28年11月に、神戸市をはじめとする約15市町村で、南海トラフ地震を想定した避難訓練および合同防災訓練が実施されています。
その際、住民参加型の訓練のひとつとして、ペット同行訓練が行われています。
ペットの避難ガイドラインはある?
神戸市が公開している「ペットの防災対策について」というページでは、環境省が発行している「災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」のページが参考として掲載されています。
災害備蓄品としてフードの用意はある?
神戸市のホームページでは、避難先のペットの水や食事などは飼い主が用意するよう記載されています。
最低でも5日間分は準備しておきましょう。また、療法食など特別な食事を必要とする場合には、長期に対応できる量の準備が必要です。
避難所でペットはどのように管理される?
神戸市の中でも避難所によってペットの管理方法は異なるようですが、避難所の屋外に設置された専用スペースで飼育するケースが多いようです。
飼育場所では、檻の中もしくは指定された場所に繋いでおくことが定められています。
避難所にペットと避難する際のルールは?
神戸市内では、区や町、避難所ごとにルールが異なるようですので、詳細については各地区のルールを確認するようにしましょう。
ここでは、例として神戸市東灘区にある東灘小学校区防災福祉コミュニティ 避難所もっとより良くプロジェクトの「避難所運営マニュアル」に記載の内容等を参考に、一部を抜粋してご紹介します。
- 居室部分には原則としてペットの持ち込みは禁止
- 敷地内の屋外に専用スペースを設け飼育する
- ケージやキャリーバックに慣らしておく
【1】居室部分には原則としてペットの持ち込みは禁止
「避難所運営マニュアル」によると、避難所の居室部分には原則として犬・猫等のペットを同伴することは禁止されています。多様な考え方を持つ人たちが共同生活を送る場所であり、動物アレルギーの人もいることをしっかり念頭に置いて、ペットの飼育を巡り問題が起こらないよう、お互い周囲への配慮を忘れないようにしたいですね。
【2】敷地内の屋外に専用スペースを設け飼育する
ペットの飼育は、避難所の敷地内の屋外に専用スペースを設けて行われます。また、避難所でのペットの飼育、および飼育スペースの清掃については、飼い主が責任を持って管理をおこないましょう。
【3】ケージやキャリーバックに慣らしておく
避難所には、動物が苦手な方がいることもあります。また、ペットにとってもいつもと異なる環境に置かれることは大きなストレスになります。
そこで、ペットには日ごろからケージやキャリーバックに慣れさせておくことで、安心できる場所として過ごせるトレーニングをしておきましょう。
もしものときのために備えておきたい犬用防災グッズ
避難先でペットが少しでも快適に過ごせるよう、飼い主として防災グッズはしっかりと準備しておきたいところです。
ここでは、4つのグッズをピックアップしてご紹介します。
必要なものが一通り揃う防災セット
何から揃えたらよいのかわからないという場合には、ペット用防災セットがおすすめです。フードボウルや携帯給水ボトル、給水タオルなど、必要なものがバッグに入って届きます。
- 商品名:MOFF ペット防災セット
防災グッズとして準備しておきたい伸縮しないリード
神戸市では、災害時の準備品のひとつとして「伸縮しないリード」を推奨しています。普段、伸縮するリードを使用している方は、防災グッズのひとつとして備えておくとよいでしょう。
- 商品名:luciphia 犬用リード 反射材料
避難中も避難先でも活躍2WAY仕様リュック
こちらのリュックは、通院や災害時の移動だけでなく、拡張機能がついているのでケージとしても利用できる2WAY仕様です。万が一に備えて、リュック内部には首輪がつけられるリードがついているので、災害時でも安心して使うことができます。
- 商品名:ペキュート(Pecute)ペットキャリーバッグ
備蓄にぴったりペット用缶詰
避難先の生活の中でもペットの食事は重要です。こちらの缶詰は、食べやすい大きさにカットされた野菜・果物・ハーブを缶詰に入れてから加熱処理がされているので、普段の食事用としてだけでなく災害時の備蓄にもぴったりです。
缶詰の内側には特殊なコーティングが施されて、衛生面と安全面にこだわって作られています。
- 商品名:TerraCanis(テラカニス)ガーデンベジタブル オレンジフルーツ&ベジタブル
落ち着いて行動できるよう事前に調べておこう
神戸市の避難所は、災害時であれば原則としてペットの同行避難が可能です。しかし、もしもの災害時にペットの安全を守る責任は飼い主にあります。愛犬との災害時に備えて平時からしっかりと準備をし、災害時には周囲の方との相互の助け合いや配慮の気持ちを忘れずに過ごせるとよいですね。
参考文献
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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