ペキニーズは愛玩犬として生まれた犬で、おっとりとした性格をしています。飼い主に依存することはほとんどなく、頑固で勇敢な一面もあります。ここではそんなペキニーズの魅力や体の大きさについてご紹介します。 

 ペキニーズの子犬は成犬ほどではないものの、おっとりしている子がほとんどです。小型犬の中でもおとなしい性格のペキニーズは、運動量もそこまで必要としないため、運動の時間をあまり作ることができない忙しい方でも一緒に暮らしやすいと言えるでしょう。

人見知りをする一面もあるため、しっかりコミュニケーションをとり、絆を深めていくことで懐いてくれるようになります。べったり触られることをあまり好まないので、お互い一人の時間を大切にしたいという方にとってとても魅力的な犬です。

 ペキニーズは成犬時には体高20cm程度、体重は5kg前後まで大きくなります。個体差や親犬の大きさなどにより多少変わりますが、だいたい4kg～6kg程度です。目安として、生後3ヶ月の頃の体重を2倍にすると成犬の体重になると言われていますので、成犬時の体重が気になる方は計算してみるといいかもしれません。 

 ペキニーズは小型犬に分類されている犬種です。小型犬はだいたい生後8〜10ヶ月頃の間に成犬と同じ大きさになります。性成熟も大型犬より早く、生後5ヶ月にはヒート（発情出血）がある犬もいるほどです。ペキニーズは大型犬より成長スピードが早いです。あっという間に大きくなるので、1日1日を大切にして生活しましょう。 

 犬と一緒に暮らしていると、匂いが気になることもあります。しかし、生後2,3ヶ月の子犬には、1か月に1度程度のワクチン接種があるため、散歩に連れ出し始めるタイミングやシャンプーを始めるタイミングが分からない方も多いのではないでしょうか。 

 シャンプーは、ワクチン接種が完了してから2週間程度経過した後に始めるのが理想です。自宅で行う場合は、1回目のワクチンが終了し2週間経過したタイミングで、体調に問題なければシャンプーをしても問題ありません。

子犬の頃は外的要因で体調を崩しやすいため、自宅でシャンプーする場合でも、まずはかかりつけの獣医師さんに相談してみましょう。 トリミングサロンに任せる場合は、生後4ヶ月以上経っていることが条件のところが多く、トリミングサロンにより条件が異なるため一度問い合わせをしてみましょう。

 散歩には、できるだけ早めに連れ始めるのが理想です。ただ、ワクチン接種が完了していない段階で、外を歩かせてしまうと感染のリスクがあるため危険です。 社会化期に外に連れ出すということはとても重要なため、2回目のワクチンが終了した後、少しだけ散歩をさせることを勧める獣医師さんもいます。

抗体がどれだけあるか、そして地域により感染症のリスクなども異なるため、かかりつけの獣医師さんに相談しながら始めるといいでしょう。

 ペキニーズの子犬の餌の量は、子犬の体重に合わせて調節しましょう。フードにより内容物や栄養が異なるため、各フードの表記を確認し犬の調子を見ながら調節しましょう。

生後45〜60日頃は体重の4〜7％を、生後60日〜120日頃は体重の3.5％～4％の量を計算し、1日に3〜4回に分けて与えます。子犬の頃は、体重をこまめに測りながらフードの量を調節しましょう。

 ペキニーズは、おっとりしてマイペースな性格の子が多いです。あまりベタベタと接せられることを好まず、猫のように気ままに暮らすため、我が子を「構いたおしたい！」という方には不向きかもしれません。

しかし、お互いの時間を大切にしたいという方にはとてもおすすめです。頑固な一面もあるため、しつけには少し苦労することもあるでしょう。お互いにとって心地よい距離感を見つけ、その中でしっかりとコミュニケーションを取れるようになれば、人生のベストパートナーになってくれることでしょう。

こちらの記事もチェック