ミニチュアシュナウザーは賢く、好奇心旺盛で遊ぶことが好きな性格をしています。しかし、警戒心も強く、無駄吠えなどをすることもあります。家族に対して愛情深く接してくれるため、子どもがいる家庭でも飼育することができる犬種です。ここではミニチュアシュナウザーの魅力や大きさについてご紹介します。 

 ミニチュアシュナウザーはドイツが原産の小型犬です。シュナウザーにはジャイアントシュナウザー、スタンダードシュナウザー、ミニチュアシュナウザーの３種類がいます。古くから人びとに愛されて日本だけでなく、アメリカなどでも人気ランキングの上位に名前が出てくるほどでした。ミニチュアシュナウザーの魅力は人懐こい性格もありますが、可愛らしい姿形も要因の一つです。カット犬種でさまざまなカットが楽しめます。 

 ミニチュアシュナウザーは体高30〜35cm、体重7kg程度の大きさです。小型犬に分類されていますが、体は少し大きめです。体格は正方形で、筋肉がしっかりついているためがっしりしています。 

 ミニチュアシュナウザーは小型犬のため、約8〜10ヶ月程度で成犬の体格に成長します。成長スピードは体が小さい小型犬は早く、体が大きい大型犬は遅くなっています。性成熟も大きい犬より早く、早いメス犬で生後5,6ヶ月には最初の発情期が来ます。そのため、初回発情前に避妊手術を行いたい場合はかかりつけの獣医師に相談し、早めに手術の予約を取る必要があります。 

 犬を飼育し始めると気になるのが散歩やシャンプーです。犬とともに過ごす「はじめて」はお互い緊張もしますが、楽しみなイベントですよね。ここではミニチュアシュナウザーの子犬はいつから散歩やシャンプーができるのかご紹介します。 

 シャンプーは自宅で行うのであれば、生後2ヶ月頃から可能です。しかし、子犬は寒暖差によって体調を崩しやすく、免疫力も低いため、かかりつけの獣医師に子犬の体力や免疫状態を相談してから行うようにしましょう。トリミングサロンには多くの犬が訪れるため、ワクチン接種が全て終了していることや、狂犬病の注射が済んでいることなど、サロンによって条件が設けられています。トリミングサロンによって条件が異なることが多いため、直接問い合わせをしてみるといいでしょう。 

 散歩は、子犬の体に病気に対する抗体ができてからが理想です。そのため、ワクチン接種が終了し、2週間程度経過したあとから散歩デビューをするのが良いでしょう。

子犬のワクチンは1回だけではなく、2〜3回接種しなければいけません。全てのワクチンが終了してからなので、生後4ヶ月を過ぎてからのデビューとなるでしょう。

子犬には社会化期があり、これは色んな刺激に慣れるために大切な時期です。社会化期は、家の中だけではなく外の環境に連れ出してあげることが大事で、散歩も外気に触れたり他の犬や生き物に触れる大事な接点です。少しずつ外の環境に慣らすためにも、かかりつけの獣医師に散歩の時期を相談した上で、地面に下ろさず抱っこした状態で外に連れ出してみるのもよいでしょう。

 子犬に与えるごはんの量は、その子の体重やフードの種類などにより異なります。生後45〜60日頃はだいたい体重の4〜7％の量、生後60〜120日頃は3.5〜4％の量を、1日に3,4回に分けて与えます。子犬の体重はすぐに変動するため、こまめに体重を測定し、給与量を調節しましょう。 

 ここではミニチュアシュナウザーの子犬について、魅力や成長スピードなどをご紹介しました。ミニチュアシュナウザーは遊び好きで活発、賢い性格をしていて世界各地でとても人気の高い犬種です。性格もとても魅力的ですが、シュナウザーはカットが必要な犬種で、カットの種類もたくさんあるため、見た目でも楽しませてくれます。子犬のシュナウザーは、成犬の頃よりさらににぎやかなので一緒にいて楽しい時間を送ることができますよ。