フレンチブルドッグのしつけのポイントは?注意点もご紹介
愛嬌があって賢く、見た目も可愛いことから世代問わず人気なフレンチブルドッグですが、好奇心旺盛のあまりしつけが大変という声をよく耳にします。実際、フレンチブルドッグのしつけはやりやすいのでしょうか。本記事ではフレンチブルドッグを育てるにあたり、しつけのポイントや気を付けなければならない点をご紹介します。フレンチブルドッグを既に飼っていてしつけ方に悩んでいる方や、これからフレンチブルドッグを迎える方にもおすすめの記事です。是非参考にしてみてください。
フレンチブルドッグをしつける際のポイント
せっかくワンちゃんを迎えたのであれば、しつけに失敗はしたくないですよね。冒頭でもご紹介した通り、特にフレンチブルドッグのしつけは大変だと言われています。フレンチブルドッグをしつける際は、どのようなポイントを抑えるべきなのでしょうか。フレンチブルドッグの性格や特徴を踏まえた上で見ていきましょう。
ポイント①短時間でサクッとしつける
フレンチブルドッグに限らず、ワンちゃんの集中力は20分程度であり、決して集中力があるとは言えません。中でもフレンチブルドッグは好奇心旺盛で集中力が短い犬種と言われています。そのため、時間をかけてダラダラとしつけをしてしまってはかえって逆効果です。
しつけを行う際は、10〜20分以内を意識し、飼い犬の集中力が切れたことが分かったらすぐにしつけをやめましょう。ここでしつけをやり続けてしまうと、ワンちゃんは遊んでくれていると勘違いしてしまい、しつけの意味が無くなってしまいます。また、集中力が切れているのにもかかわらず、ワンちゃんの注意を引いてしつけをしてしまうと、ストレスにもなりかねないので、しつけは短時間でサクッと行いましょう。
ポイント②できなくても決して怒らない
フレンチブルドッグは賢く、飼い主に忠実な性格をしているので、理不尽に怒られてしまうと言うことを聞かなくなる可能性があります。そのため、しつけの途中に、できなくて怒るのは絶対にNGです。たとえできなかったとしても、短時間のしつけの中で繰り返し行いましょう。
また、基本的に初めてのしつけや仔犬に対するしつけは、うまくいかないことがほとんどです。そのため、うまくいかない時に毎回怒ってしまうと、ワンちゃんが萎縮してトラウマを抱えてしまう可能性があります。トラウマを抱えてしまうと、しつけは更に難しくなるので完全に逆効果ですよね。できなくても怒らず、しつけは楽しんで行いましょう。
ポイント③噛み癖や吠え癖は早めにしつける
噛み癖や吠え癖は、成犬になるとなかなか治らないため、仔犬の時からしつけを徹底的に行っておきましょう。特に噛み癖は下手をすれば他人に怪我をさせる可能性があります。そのため、噛んでしまう原因を探り、噛まないようしつけをする必要があります。
ワンちゃんの吠える声は、小型犬であってもかなり大きいため、癖になってしまうと飼い主にもストレスになってしまいますし、来客や通りすがりの人にも吠えてしまう可能性があります。そうならないようにするためにも、噛み癖と吠え癖はなるべく早くしつけを済ませておきましょう。フレンチブルドッグの鳴き声と噛み癖に関する記事もあるので、併せて参考にしてみてください。
フレンチブルドッグの鳴き声と噛み癖に関する記事はこちら
ポイント④できない時は気分転換させてあげる
フレンチブルドッグは気分屋とも言われています。そのため、しつけが順調にいっていると思いきや、急に言うことを聞かなくなる時があります。その場合は、無理してしつけを続けるのではなく、できない時は気分転換として違うことをしたり中断したりして、気分転換をさせてあげましょう。
ポイント①でもご紹介した通り、ワンちゃんの集中力は20分程度なので、できそうにない場合は思い切って中断してもいいかもしれません。しつけをネガティブなものと捉えられてしまわないように、しつけがうまくいかない時はリフレッシュするのも一つの手段ですので、是非参考にしてみてください。
ポイント⑤しつけにジェスチャーを加える
飼い犬にしつけを行う際、言葉だけで行っていませんか?しつけを効率よく行うには、言葉だけでなくジェスチャーをつけて、ワンちゃんが覚えやすいように工夫しましょう。ジェスチャーがあることによって早く覚えさせることができ、しつけがうまくいくことがあります。
更には、頭の良いワンちゃんの場合、言葉で指示を出さなくてもジェスチャーを見ただけで従うことができることがあります。視覚で覚えさせるためにも、ジェスチャーは積極的に使いましょう。
ただし、一つのしつけに対してジェスチャーは統一させましょう。ジェスチャーが異なるとワンちゃんが混乱し、かえってしつけがうまくいかなくなることがあるので、家族間でも統一させておくことが大切です。
フレンチブルドッグのしつけはいつからがベスト?
フレンチブルドッグだけでなく、ワンちゃんを飼い始めた方であればしつけのタイミングに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。実際、ワンちゃんを飼い始めたものの、しつけをいつから始めたら良いか分からず、タイミングを逃して困っているという声もあります。
フレンチブルドッグに限った話ではないですが、しつけはできるだけ早く始めた方が良いと言われています。何事も癖付けさせてあげることが大事なので、遅くなればなるほどしつけは大変になってきます。
そのため、ワンちゃんを迎えたらすぐにしつけに取り掛かりましょう。
フレンチブルドッグをしつける際の注意点
フレンチブルドッグをしつける際には注意点があります。それぞれ見ていきましょう。
しつけ太りに注意
フレンチブルドッグは比較的頭の良い犬種と言われているため、物覚えが早い子だと1日でマスターする場合があります。しつけがスムーズなことはいいことですが、ご褒美のおやつを与えすぎないよう注意しましょう。
しつけのご褒美としておやつを与えるのは、ワンちゃんにとってもモチベーションが上がる上に集中力も一定を保つことができます。しかし、ご褒美をあげすぎるとカロリーオーバーとなり、しつけ以外にダイエットの運動もする必要があります。
与えるおやつをヘルシーなものにしたり、小さくちぎって何回かに分けて与えるなど、工夫をしてあげましょう。また、ご褒美はおやつだけでなくドッグフードを活用している方も多く、おやつに抵抗がある方はドッグフードもおすすめです。
1日でできると思わない
ワンちゃんのしつけを行っていく中で多くの飼い主が陥りやすいのが、しつけを1日で完璧に行おうとすることです。フレンチブルドッグは賢いと言われていますが、しつけを1日でマスターできる子はほとんどいません。しつけは時間を決めて行い、できてもできなくても長時間かけないようにしましょう。
また、しつけのポイントでもご紹介した通り、フレンチブルドッグは集中力がそこまでないため、1日で済まそうとしても逆効果です。1日10~20分程度のトレーニングを何日も繰り返して行いましょう。
フレンチブルドッグに必要な3つのしつけ
ここまでで、フレンチブルドッグのしつけのポイントや注意点をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。本項ではフレンチブルドッグに必要なしつけを3つご紹介します。何からしつけたら良いか分からない方や、どのようなしつけがあるのか知りたい方は是非参考にしてみてください。
①トイレトレーニング
トイレトレーニングはしつけの中でもできるだけ早く取り掛かるべきしつけの一つです。タイミングとしては、ワンちゃんを迎えたその日から行うのがベストです。
しつけの仕方はさまざまですが、最も基本的なのは飼い犬がおしっこをした場所にシートを敷いてあげるやり方です。犬はおしっこをすることで自分のニオイをつけ、そこを自分のトイレとします。そのため、犬は一度おしっこをした場所で再度トイレをすることがよくあります。何ヶ所も場所を変えてトイレをしてしまう場合でも同様にトイレシートを広げて準備しておきましょう。
また、シートの上でトイレが成功したら褒めてあげ、広げたシートの数を徐々に減らしたり、小さくしたりしてコントロールしていきましょう。最終的なトイレの場所を決めて行うと、ゴールが見えてしつけがスムーズにいきます。
②吠え癖・噛み癖
しつけの中でも吠え癖と噛み癖のしつけは必ず行いましょう。吠え癖や噛み癖を放置してしまうと人に怪我をさせてしまう可能性があります。
吠えたり噛んだりすることは、犬にとっては当たり前の行為であるため、短期間で簡単にしつけることができません。そのため、しっかりと時間をかけて、飼い犬に吠えること・噛むことはいけないことだと理解させる必要があります。噛み癖についての記事は下記から詳しくご覧ください。
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③ハウストレーニング
フレンチブルドッグは室内犬のため、ほとんどの方が室内で飼っていると思いますが、外出する際や掃除の時など、ワンちゃんを一時的にゲージに入れる時があります。その際、しつけをきちんと行っていないと、ほとんどのワンちゃんは一度ではゲージに入りません。
おやつで釣ったり、追いかけてゲージまで追い込むやり方などさまざまありますが、慣れてくると犬は気付いておやつを見せても興味を示さなくなったり、逃げ続けることがあります。
そのため、「ハウス!」の一言で飼い犬がゲージに入るよう、しっかりとしつけをする必要があります。また、ゲージに入れる際に、「ハウス」の言葉だけでなくゲージを指さしてあげると、分かりやすくてしつけがスムーズにいきます。
ハウストレーニングについて詳しくはこちらの記事をチェック!
まとめ
今回は、フレンチブルドッグのしつけのポイントや注意点について解説しました。しつけはワンちゃんと暮らしていくなかでの一番の課題とされていますが、気を張らずに行うことを心がけましょう。
しつけを厳しく行いすぎると、飼い犬が反抗的になったり、噛みついたりする恐れがあります。そのようなことがあっては、お互いの信頼関係を築くことはできません。ワンちゃんによって性格や覚えるスピードはそれぞれ異なるため、飼い犬に合わせてトレーニングしてあげましょう。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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