愛犬が名前を呼んでもきてくれない…。呼び戻しのトレーニング方法を解説!
愛犬の名前を呼んでも聞こえていないかのように無視したり、そっぽを向いてしまったりする場合は、呼び戻しのトレーニングをする必要があります。愛犬の名前を呼んでも愛犬が来てくれないと、いざというときに生命に関わる事故に繋がることもあるので危険です。この記事では愛犬が呼んでもこない理由や、呼び戻しの練習方法を解説します。
愛犬の名前を呼んでもこない理由
愛犬が名前を呼んでもこないのには、いくつかの理由が考えられます。
愛犬と接する時間が短く信頼関係が築けていない
愛犬と信頼関係が築けていないのも、名前を呼んでもこない理由として考えられます。犬が信頼を寄せる相手は一緒にいると楽しいことがある人や、安心感を得られる人です。そのため、普段忙しくて一緒に遊んであげていない、話しかけたり撫でてあげたりしていないと、愛犬にとっては「何もいいことがない人」なので、呼ばれてもそばに行こうとしません。
名前を呼ばれた後に嫌なことをされた経験がある
愛犬がやって欲しくないことをしたとき、名前を呼んで叱っていたりすると「呼ばれると嫌なことをされる」と思い、飼い主に呼ばれても近づこうとしないことがあります。
また、叱られた場合に限らず、名前を呼ばれて飼い主のそばに行ったら、無理やりシャンプーをされた、動物病院に連れて行かれたなど、愛犬が嫌いなことをした場合なども、名前を呼ばれることに対して悪いイメージを持ってしまいます。
興味の対象に夢中になっている
お気に入りのおもちゃで遊んでいるなど、愛犬が大好きなことに夢中になっているときも、呼んでもこないことがあります。特に好奇心旺盛な子犬によく見られます。
呼んでもこない愛犬への呼び戻しの教え方
呼び戻しを教える際は「オイデ」のコマンドを出して呼び戻すようにしましょう。「オイデ=来るという行為=いいことがある」と認識させることで、呼んだらそばに来るようになります。ここでは、呼び戻しの教え方についてご紹介します。
家の中で練習することから始める
まずは家の中で練習していきましょう。最初は手に少量のおやつを持ち、それを愛犬に見えるようにして「オイデ」と呼びます。そして愛犬が来たらご褒美としておやつをあげて褒めてあげます。これを繰り返すことで、「オイデと呼ばれたときに行けば、いいことがある」と思い、呼べば来るようになっていきます。
そして、ある程度できるようになってきたら、今度は愛犬が遊んでいるときなど、飼い主のことを意識していないときに呼んで練習していきましょう。
慣れてきたら外でも練習
家の中で呼び戻しができるようになったら、今度は散歩のときや公園などで練習していきましょう。家の中と違い、外はさまざまな刺激があるので、最初は集中しやすい静かな場所で練習することをおすすめします。そして慣れてきたら人が集まる賑やかな公園やドッグランなどでも挑戦し、最終的にはどんな環境でも呼べば来るようにしておきましょう。
呼んでもこない愛犬には呼び戻しを教える必要がある
愛犬が呼んでもこない状態になってしまうと、万が一のときに危ない目に遭う可能性があるため、呼び戻しを教えて、呼んだら必ず自分のそばに来るようにしておくことが重要です。
例えば散歩のときはリードを付けていますが、万が一首輪が切れてしまったり、リードが手から抜けてしまったりした場合、そのまま走り出してしまえば車にはねられる恐れがあるほか、迷子になって帰ってこない可能性もあります。しかし、愛犬を呼んだらそばに来るように普段からしつけをしておけば、このような不幸な結果になるのを回避できます。
愛犬が呼んでもこない場合、生命に関わる事故になりかねないため、呼び戻しのしつけは必須です。
呼んでもこない愛犬の行動はしつけにより直る
愛犬を呼んでもこない状態が続いてしまうと、何かの拍子に車道に飛び出したときに、車にはねられるなどの悲しい事故に遭うかもしれません。そのため、呼び戻しのしつけをしておくようにしましょう。呼び戻しの練習は、最初から外で始めるとさまざまな刺激により犬は集中しづらいので、まずは家の中で始めるようにしてください。そして慣れてきたら、人通りや交通量が少ない静かな散歩ルート、賑やかな公園、たくさんの犬がいるドッグランといったように、難易度を少しずつ上げて練習しましょう。愛犬と信頼関係を築き、どんな環境でも呼べば来るようにしていきましょう。
この記事のライター
nao
「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。
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