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犬がうんちを食べる理由は?リスクや具体的な対処法についても解説!

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愛犬が自分のしたうんちをたべる「食糞問題」に困っている方は少なくありません。

「うんちを食べる」という行為は、人間にとっては理解しがたい行為である一方で、犬にとっては本能的でごく自然な行動です。

本能的な行動であることから、改善することが難しい行動でもあります。

そこで今回は悩める食糞行動を改善するために、犬がうんちを食べてしまう理由と具体的な対策方法についてご紹介します。

犬がうんちを食べる理由は?リスクや具体的な対処法についても解説!
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目次

  1. 犬の食糞とは
  2. 犬の食糞の危険性
  3. 犬がうんちを食べる理由
  4. 犬にうんちを食べさせない対策
  5. まとめ

犬の食糞とは

犬の食糞とは
AdinaVoicu

犬が自分のしたうんちを食べることを「食糞」といいます。

食糞は人間からすると異常な行動に見えますが、実は動物にとっては本能的な行動であることが多く、生まれつき自然と身についている動作の1つです。

例えば、出産したばかりの頃は母犬が子犬の存在をほかの動物に悟られないようにするために、子犬がしたうんちを食べるといわれています。

また、母犬が子犬のお世話をするときに、子犬のお尻をなめてうんちを食べることで、衛生状態をきれいに保ちながら育てています。

生まれたばかりの子犬がうんちを食べるのは、自分のうんちを含めたこの世のすべてのものに対して興味を示している証拠です。

このように犬がうんちを食べる行為は、元々は野生の名残りであり、本能的な行動です。

そして、子犬は母犬のその行為を見て育つので、子犬の食糞行動は、ごく自然な行動であるといえます。

ただ、食糞した口で顔を舐められたり、愛情表現されたりするのは、どんなにかわいい愛犬でもやや気が引けますよね。

さらに、犬の食糞にはいくつかの危険性が潜んでいるので、愛犬をそれらのリスクから守るためにもしっかり対策をしましょう。

犬の食糞の危険性

犬の食糞の危険性
PublicDomainPictures

まず、犬の食糞はすぐに大きな病気に直結するという可能性が高くないため、過度に心配する必要はありません。

しかし、食糞をいつまでも放っておくことで起こりうるリスクは十分に考えられます。

犬の食糞には大きく分けて3つの危険性があるので、それらについて一つずつ解説します。

体調不良

犬のうんちは酸度が高いため、食べ続けていると胃腸炎にかかるリスクが考えられます。

慢性的な胃腸炎になると、下痢や嘔吐といった症状が1週間、または1か月続くこともあります。

寄生虫

うんちとは、そもそも消化管内の不要なものをまとめた生ゴミのようなものです。

なので、ゴミや細菌の死骸、寄生虫が潜んでいる可能性が十分に考えられます。

せっかく犬が自らの体内にいる寄生虫を排出したのにもかかわらず、また口から取り込んでしまうことになるのです。

犬の体内に寄生虫が存在すると、食欲不振やお腹のふくらみといった症状がみられます。

伝染病

食糞をやめさせずに放置すると、散歩中にほかの犬のうんちを食べるようになることがあり、菌が感染して病気になるリスクが高まります。

伝染病は下痢や消化不良の原因となります。

犬がうんちを食べる理由

犬がうんちを食べる理由
ehsanoqani

犬がうんちを食べるのは本能的な行動であるといいましたが、実はそれ以外にも理由があります。

ここからはさまざまな理由について解説をします。

退屈しのぎ

犬がうんちを食べる理由の一つに、退屈しのぎがあります。

とくに子犬にみられる行動ですが、飼い主がかまってあげずに長時間放置してしまうと、子犬は退屈に感じてしまいます。

その際、周囲に自分がしたうんちが散らばっていたり、残っていたりすると、暇つぶしとしておもちゃ代わりにうんちを噛んで遊ぶことがあるのです。

お留守番後にうんちが細かくバラバラになっている場合は、退屈しのぎで遊んでいたのかもしれません。

構ってアピール

犬は、飼い主にかまってもらうために、うんちを食べることがあります。

過去に愛犬がうんちを食べたところを大声をあげて過剰に反応してしまったことはありませんか?

犬は学習能力が高いため、「うんちを食べるとかまってもらえる」と学習します。

愛犬がうんちを食べるのは、飼い主に遊んでほしい、注目してもらいたいという気持ちがあるのかもしれません。

空腹

単純に、お腹が空いているときにうんちを食べることがあります。

健康のために食事量を減らしたり、空腹状態が長時間続いたりすると、空腹を満たすために近くに落ちているうんちを食べてしまいます。

消化不良

犬はストレスや運動不足、ドッグフードの急な変化などの理由により消化不良となることがあります。

消化不良の際のうんちは、食べたものが十分に消化されておらず、においがしっかり残っていることが多いです。

犬は嗅覚が優れた動物であることから、うんちをおいしいものであると勘違いしてしまい、食べてしまうことがあります。

隠蔽

過去にトイレ以外の場所でうんちをして、飼い主から怒られた経験があると、犬は「うんちをすることはいけないことだ」と勘違いしてしまうことがあります。

その結果、犬は怒られないようにうんちを我慢したり、食べたりして、うんちを隠すようになります。

飽き

犬が普段食べているドッグフードに飽きると、ほかの味を求めてうんちを食べることがあります。

また、ドッグフードの味があっていない場合も、その意思を飼い主に伝えるためにあえてドッグフードではなく、うんちを食べることがあります。

子犬期のくせ

食糞は子犬期によくみられる行動であり、成犬になるにつれておさまることが多いです。

しかし、なかには成犬になっても子犬期のくせが抜けずにうんちを食べ続ける犬もいます。

犬にうんちを食べさせない対策

犬にうんちを食べさせない対策
KrystianGraba

犬の食糞は本能的な行動であるとともに、それ以外にもさまざまな原因があるため、すぐに解決できる問題ではありません。

しかし、これから解説する5つの対策をしっかり実践すれば、次第に改善されるので、根気強く取り組んでいきましょう。

お腹が空かないようにする

まずは、現状の食生活を見直してみましょう。

前述したとおり、犬は空腹を満たすためや食事に対する飽きが原因でうんちを食べることがあります。

今与えている食事の量や質、回数が適切であるかどうかを再検討しましょう。

特に育ち盛りの子犬期は食欲が旺盛です。

食事を与えたときにガツガツとあっという間に食べてしまったり、食後にまだ欲しがるそぶりを見せたりする場合には、量を見直しましょう。

反対に、食事を与えても全く食べるそぶりを見せなかったり、残したりする場合には食事があっていない可能性が高いです。

フードの種類や質を見直しましょう。

年齢にあったバランスのよい食事や栄養補助食品などさまざまな種類があるので、選択肢に迷った場合は獣医師に一度相談してみてください。

うんちをすぐに片付ける

犬がうんちを食べてしまうのは、目の前にうんちが落ちているからです。

日常の動作を観察し、愛犬の排泄のルーティンを把握することで、うんちをしたらすぐに片づけることができます。

この方法が最も手っ取り早く食糞をやめさせることができるので、ぜひ意識して取り組んでみてください。

ストレス発散に務める

運動不足でエネルギーがあり余っていると、犬は暇つぶしでうんちを食べます。

日々の散歩だけではなく、ドッグランや広い公園で思いっきり走らせることで、エネルギーとともにストレスを発散させてあげましょう。

また、退屈が原因で飼い主の気をひくために食糞をしているのであれば、飼い主とのスキンシップが足りていないことが考えられます。

家の中で触れ合う時間を増やしたり、おもちゃで遊んだりしてうまくストレスを解消してあげましょう。

うんちはまずいと教え込む

犬は嗜好品としてうんちを食べ、空腹時には多少まずくてもうんちを食べます。

多少荒業にはなりますが、わさびやからしなどの「まずいと感じる調味料」をのせて食べさせることで、うんちはまずいものであると教え込みましょう。

この際、犬が食べてはいけないものには十分に注意してください。

褒めておやつを与える

過去に飼い主から怒られた経験から、「うんちをすることはいけないことだ」と誤って認識している犬もいます。

そういった犬がうんちをした際には、おやつを与えてほめてあげましょう。

これにより、「うんちをしてもよい」と再認識するだけでなく、うんちをしたら自分にとっていいことがあると覚えます。

これを何度も繰り返すことで、犬はうんちした後、においを嗅いだり口に入れたりせずにご褒美をもらうために飼い主のもとに寄ってくるようになります。

犬がご褒美を堪能している間に、うんちを片づけましょう。

まとめ

まとめ
user2014

本記事では、犬の「食糞問題」に頭を抱えている飼い主さんに向けて、犬がうんちを食べてしまう理由と具体的な対策方法について解説しました。

食糞行動が原因で愛犬に健康被害が生じたり、飼い主さんとのスキンシップが減ったりすることがあります。

そうならないためにも、今回お伝えした食糞行動の理由と対策方法をしっかりと頭に入れて、改善しましょう。

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この記事のライター

nana

泳ぎも走りも得意な運動神経抜群のゴールデンレトリバーと暮らしています!今は愛犬とタンデムサーフィンの練習中。いつまでもアクティブに楽しく過ごせるような情報を発信していきます。

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