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ローシェンは世界一珍しい犬?その歴史や特徴・飼い方など解説!

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ローシェンは、世界一珍しい犬としてギネスにも登録されたことのある珍しい犬種です。ライオンのようなカットが主流で、美術や絵画などにも登場するような歴史のある犬種です。現在では個体数も徐々に増えていますが、日本ではまだまだ珍しい犬種です。ここでは、ローシェンの歴史や特徴について解説します。

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目次

  1. ローシェンの歴史とブリーダーの活躍
  2. ローシェンの性格
  3. ローシェンの名前の由来や特徴について
  4. ローシェンは初心者にもおすすめな犬種

ローシェンの歴史とブリーダーの活躍

ローシェン
John of Austin

 ローシェンの歴史は古く、15世紀ころのヨーロッパの歴史で頻繁に登場しています。

原産国はフランス(南ヨーロッパ)とされていましたが、現在ではドイツ説もあり、明確な起源が不明な犬種となっています。16世紀には足温犬として人気で、宮廷の女性の冷えた足を温める役目を果たしていました。19世紀には絶滅状態にまで数が減少してしまいましたが、ベルギーのブリーダーの活動により、現在では徐々に個体数が増えています。

1968年にイギリスに渡り、1971年にはアメリカへも輸出されました。1999年にはAKCに公認されました。日本ではまだ珍しい犬種で、ペットショップでもなかなか見かけません。海外でも個体数が少ないため価格が高額な犬種でもあります。

ローシェンの性格

ローシェン
John of Austin

 ローシェンは人懐っこい性格で攻撃性はほとんどなく、比較的飼育しやすい犬種です。

陽気で活発な面もあるため、ストレス発散のためにも週に何日かドッグランなどで思い切り走る時間を作ってあげるのがおすすめです。一方で、その温厚な性格から、番犬としては不向きですので、屋外飼育は望ましくありません。子どもと一緒に遊んでくれますので、子どものいる家庭にもおすすめです。

ローシェンの名前の由来や特徴について

ローシェン
John of Austin

 ローシェンの特徴のひとつに、名前の由来でもあるライオンカットがあります。臀部、足、しっぽの根元の毛を刈ってライオンらしく仕上げています。カットされていない被毛は長くて柔らかいややウェーブがかったシルクのようなシャギーコートで、色はすべての色が許容されています。シングルコートですので換毛期でも毛が抜けづらいとされています。胴が短めで耳は垂れ耳、目は丸く黒色で、優しい顔立ちをしています。プードルに似た見た目ですが、マズルや頭の幅、目などが異なります。 

必要な運動量は?

 ローシェンは小型犬のためあまり運動量を必要としない犬種ですが、活発ですので週に何日か満足するまで走れる機会を作ってあげるのがおすすめです。ドッグランなどを活用するのがおすすめで、ストレス発散になるので、ノーリードで思いっきり走ることができる機会を作ってあげるとよいでしょう。 

名前の由来は小さなライオン

 ローシェンは、ドイツ語で小さなライオンを意味する言葉で、ライオンに見立てたカットを行うことからその名前が付けられました。

宮廷の女性たちが足温犬としてローシェンを抱いて眠るときに、直接地肌に触れたほうが気持ちいために地肌が見えるライオンカットにしたと言われています。また別の説では、力と権力の象徴であるライオンを模してカットしたともされています。ルネッサンス期では戦争で命を落とした騎士の足元にはライオンの像を、病死した騎士の足元にはローシェンの像を入れて葬ったとされています。

被毛のお手入れ

 ローシェンはシングルコートのため、換毛期による抜け毛は少ないのですが、柔らかく長い被毛のため絡まりやすく毛玉にもなりやすいのが特徴です。少なくとも、週に1回はブラッシングする必要があります。 

ローシェンは初心者にもおすすめな犬種

ローシェン
John of Austin

 ローシェンはビションフリーゼやマルチーズなどと血縁関係があるともいわれており、長毛種のプードルのような見た目をしています。穏やかで大人しい性格のため、初心者でも飼育しやすい犬種です。日本ではまだまだ数が少ないですが、特徴的な見た目が人気です。子どもとも仲良く遊んでくれますので小さいお子さんがいる家庭でも飼育がしやすいでしょう。 

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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