犬に「もってこい」を上手に教える方法とコツ!できない理由を探ってマスターできるようになろう
ボールを投げても、取りには行くけど持って帰ってきてくれず遊びが続かない、なんてことはありませんか?「もってこい」がマスターできると室内での運動量も増えますし、遊びの幅も広がるので、愛犬に習得させたいところですよね。
今回は、愛犬と「もってこい」を楽しむために、できない理由から教えるときのポイント、早く習得させるコツについて紹介していきます。
愛犬が「もってこい」をできない理由はこれかも
まずは、愛犬がなぜ「もってこい」が上手くできないのか理由を探ってみましょう。
指示と行動が結びついてない
ただ単に、もってこいのルールが分かっていない・理解できてない可能性があります。教えずとももってこいが身に付く子もいますが、指示されても何をすれば良いのか分からないなら、始めからトレーニングしていきましょう。
ひとり遊びの方が好き
愛犬にはそれぞれ、特にお気に入りの遊び方があると思います。例えば、ひとりでおもちゃを噛むのが好きだったり、引っ張りっこが好きだったり…
ひとり遊びが好きな子は、飼い主ともってこい遊びをするよりもひとりで噛み噛みして遊んだ方が楽しいと感じている可能性があります。
おもちゃが奪われると思っている
おもちゃを持っていくと飼い主さんに取られてしまうと思っているのかもしれません。今までは、もってこいができていたのに持ってきてくれなくなり、自分ひとりで遊び出してしまう場合は上記の理由が考えられます。
犬に「もってこい」を習得させるコツ
「もってこい」の教え方を紹介する前に、早く習得させるために押さえておきたいポイントについて紹介していきます。
楽しく教えること
愛犬にもってこい遊びが楽しい!と感じさせることが、何よりも大切なことです。
愛犬に楽しんでもらうには、まず飼い主が楽しまないといけませんね。愛犬がどんな動きや音、おもちゃに興味を示すか思い出しながら、楽しさ_やりがいを感じさせるトレーニングを心がけましょう。
お気に入りのおもちゃを使う
もってこいというとボールを使うイメージがありますが、どんなものでも良いのです。ぬいぐるみだったり、ロープのおもちゃだったり、靴下やタオルなど愛犬の大好きなおもちゃやグッズを使いましょう。
集中できる空間を作る
愛犬がトレーニングに集中できるように極力気の散らない空間を作りましょう。テレビや音楽などの音を消したり、床に落ちているおもちゃを片付けたり、家族の話し声が気になるのであれば、少しの間静かにしてもらうか静かな別の部屋に移ると良いかもしれません。
また、犬の集中力が続くのは10〜15分程度と言われています。それ以上の時間トレーニングを続けても、逆効果ですので短い時間できっぱり終わらせるようにしましょう。
犬に「もってこい」を上手に教える方法
では、最後に「もってこい」の教え方を紹介していきます。
【1】キャッチを教える
ボールやおもちゃを空中キャッチさせることで、くわえるという動作を教えましょう。「キャッチ!」や「捕まえて」など言葉を決めて、キャッチの練習をします。ボールやおもちゃでのキャッチが難しい場合は、大好きなおやつなどを投げて、空中キャッチする練習を先に行うとスムーズです。
【2】使うおもちゃに興味を集める
まずは、先述したように愛犬が特に大好きで、お気に入りのおもちゃの中でも咥えやすいサイズのものを選びます。選んだおもちゃを左右や上下に動かすなど、生きている獲物のような動きをさせながら、愛犬の興味をおもちゃに集めましょう。
愛犬が自発的に近づきおもちゃに鼻先で触れてきたり、足で触れてきたらおやつを与えます。この行動を繰り返して、おもちゃに触れるとご褒美がもらえると覚えてもらいましょう。
【3】おもちゃを遠くに置く
今度は、おもちゃを愛犬や飼い主よりも少し遠い場所に置いてみましょう。遠くに置く代わりに軽く投げてみるのも良いです。愛犬が自発的におもちゃを追いかけたり、おもちゃの場所まで行けたら、「キャッチ」とくわえるコマンドを指示し、成功したらご褒美をあげましょう。
【4】おもちゃを持ってこさせる
おもちゃを追いかけてくわえられるようになったら、「おいで」や「カモン」など呼び戻すコマンドを呼びかけて、戻ってくる練習をスタートさせます。
きちんとおもちゃを持って来れたらすかさず褒めて、おもちゃとおやつを交換するような形でおもちゃを受け取りましょう。そうすることで、飼い主におもちゃを奪われちゃう!という気持ちにならなくなります。
「もってこい」をマスターして楽しく遊ぼう
屋内で「もってこい」がマスターできたら、屋外でボールやフリスビーなどを使って遊ぶことができますね。トレーニングを初めてすぐには習得できないことも多いですが、焦らずに飼い主さんも楽しむことが大切です。失敗しても気落ちせず、成功したら思いっきり褒めてあげましょう。ぜひ、「もってこい」をマスターして遊びの幅を広げてみてくださいね。
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この記事のライター
nao
「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。
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