毛が長い犬種9種をご紹介!優雅な毛並みを維持する正しいお手入れ方法も!
毛が長い犬には、独特の優雅さを感じます。毛の長い犬は一般的に長毛種と呼ばれ、その種類は多様です。毛が長いからこそ注意したいのは、そのお手入れ方法です。シャンプーし過ぎると乾燥してしまい、毛がパサパサになってしまいます。また間違ったブラッシングは、切れ毛をつくってしまいます。
ここでは、毛の長い代表犬種9選と、きれいな毛を維持するためのポイントやグッズ選びをご紹介します。
毛が長い犬にはどんな種類がいる?
風になびく犬の毛は、とても優雅でさや気品を感じます。またふわふわ、サラサラとした手触りを感じられ、撫でるたびに幸せな気分になりますよね。
まずは大きさ別に代表犬種の例を見ていきましょう。
小型犬
最初は小型犬です。一般的に小型犬と言われているのは、体重10kg未満の犬です。
ポメラニアン
ポメラニアンの毛はダブルコートで、シャンプー頻度の目安は月に一度くらいです。毛量が多く、毛がからみやすいので毎日のブラッシングは欠かせません。
毛を短くカットするスタイルにしているポメラニアンを見かけることがありますが、基本的にダブルコートの犬種にカットは不要です。
ロングコートチワワ
チワワの中でも、被毛が長いタイプのコをロングコートチワワと呼びます。脚や尻尾に飾り毛があり、とてもしなやかな被毛の持ち主です。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
通称キャバリアと呼ばれるキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルです。お手入れは、毎日のブラッシングと月に一度程度のシャンプーです。
キャバリアは、本来トリミングする犬種ではありません。しかし、より可愛らしく見せるためにカットする飼い主もいます。
中型犬
一般的に中型犬と言われているのは、体重10~25kg未満の犬です。
プーリー
プーリ―の特徴は、なんといってもこのドレットヘアーのような毛質です。子犬時代はくるくるとカールした毛ですが、成犬になると徐々にドレットヘアーのような毛になります。
独特の毛質であることから、カットやシャンプーの頻度が高いと思われがちですが、他の長毛種と同じく1ヶ月に1回程度が目安です。シャンプーのし過ぎは、皮膚を乾燥させてしまうので注意が必要です。
アメリカンコッカースパニエル
アメリカンコッカースパニエルの毛はダブルコートなので、換毛期になるとアンダーコートが抜けます。毛質はとても細いのが特徴です。
シャンプーの頻度は、1ヶ月に1~2回です。カットは、デザインにもよりますが1ヶ月に1回程度はおこなうことがおすすめです。ブラッシングは毎日してあげましょうね。
シェトランドシープドッグ(シェルティー)
シェルティーもダブルコートの被毛を持っています。毛量は多く、換毛期になるとかなりの量の毛が抜けます。
シャンプーの頻度は、1ヶ月に1~2回程度が目安です。絡まりやすい毛質なので、毎日のブラッシングは欠かせません。特に、脇や耳まわりなど、よく動くために摩擦が起こりやすい箇所は丁寧にブラッシングしましょう。
大型犬
最後は大型犬です。一般的に、体重25kg以上を大型犬と呼ぶことが多いです。
ゴールデンレトリバー
ゴールデンレトリバーの被毛のタイプはダブルコートで、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の2種類が生えています。春先や秋口の換毛期になるとアンダーコートが抜け替わるので、抜け毛が出ます。
きれいな毛を維持するためには、シャンプーは月に1~2回程度が目安でしょう。ブラッシングは、毛がからまないように毎日おこなうことがポイントです。
アフガンハウンド
アフガンハウンドはシングルコートなため、季節によって毛がごっそりと抜け変わることはありません。
もともと乾燥地帯で暮らした犬種ですので、皮膚がべたつくことはそれほどありません。しかし、絹糸のように細くて長い毛は、非常に絡みやすく切れやすいのが特徴です。ブラッシングは、1週間に2~3回程度が目安でしょう。
バーニーズマウンテンドッグ
バーニーズマウンテンの被毛タイプは、ダブルコートです。そのためゴールデンレトリバーと同じく、換毛期になるとアンダーコートがどっさり抜けます。
シャンプーの頻度は、1ヶ月に1~2回程度が理想です。ブラッシングは、毎日おこないましょう。
毛が長い犬のお手入れポイント
きれいな毛を維持するためには、お手入れが欠かせません。ここからは、お手入れするために必要なグッズやお手入れのポイントについてご紹介します。
きれいな毛を維持するには、食べ物も深く関係する
きれいな毛を維持するのは、皮膚や毛のお手入れだけでありません。十分な栄養がいきわたっていないと健康な毛は生えてこないのです。
愛犬の健康のためにもきれいな毛を維持するためにも栄養バランスのよい食事を心がけましょう。
定期的なカットも欠かせない
きれいな毛を保つには、皮膚が健康であることが大切です。そのために定期的なシャンプーとカットは欠かせないでしょう。毛が伸びるスピードは、犬によって違いますが、少なくても1~2ヶ月に一度は、カットをしましょう。
きれいな毛を維持するためのおすすめグッズ
長い毛をふわふわ、サラサラに保つためには毎日のお手入れが欠かせません。しかしお手入れの道具選びを間違えてしまうと効果が半減するだけでなく、毛がきれてしまいパサパサした毛になってしてしまいます。
毛が長い犬のお手入れに必要なグッズは次のようなものがあります。
ブラッシングスプレー
ブラッシングの前後に使用することで毛をサラサラにし、ツヤがでます。乾燥した季節になると静電気を起こしやすくなりますが、ブラッシングスプレーを使用することで抑えることができます。
ブラッシングスプレーを選ぶ時は、愛犬の好きな香りや舐めても大丈夫な成分のものを選びましょう。肌が敏感な犬は、低刺激タイプを選ぶとよいでしょう。
商品情報
- 商品名:ラスミック ソフィア グルーミングスプレー シルキー
コーム
コームは、人用の櫛のようなもので、スリッカーブラシでホコリや抜け毛を取り除いた後に使用します。コームで毛をとくときのポイントは、ピンを立てないようにすること、力を入れないことです。力を入れてしまうと、毛が引っ張られるため犬は痛いと感じます。また毛が細い犬は、途中で切れてしまうことがあります。
コームを選ぶ時は、洗ってもさびない、ピンが折れないステンレス製がおすすめです。
商品情報
商品名:岡野 ONS 高級両目金櫛
スリッカー
スリッカーとは、ひらがなの「く」の字のように曲がった金属製のピンがたくさんついているブラシです。このブラシは、毛と毛、毛と皮膚の間のホコリを取り除くだけでなく、抜け毛や毛玉を取り除くために使用するブラシです。
使用する時のポイントは、力を入れすぎないことです。金属製のピンであるため、力いっぱいにブラッシングすると皮膚を傷つけてしまうことがあるので、力加減には気をつけましょう。
スリッカーブラシを選ぶポイントは、ステンレス製で犬の大きさに合わせたサイズを選ぶことです。ステンレス製ならさびることもなく、お手入れも楽です。
商品情報
商品名:岡野 ONS スリッカーブラシ
毛が長い犬のお手入れはとっても大切!
毛が長い犬は、お手入れ次第でサラサラ、もしくはパサパサになってしまいます。サラサラとパサパサの分かれ目は、正しいブラッシングとシャンプーの頻度にあるといってもよいでしょう。
毎日のお手入れは、慣れるまでは手間と感じるかもしれませんが、愛犬とのコミュニケーションの時間でもあります。大切な時間ですね。すれ違う人が振り返るようなきれいな毛を手に入れましょう。
この記事のライター
nao
「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。