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【獣医師監修】犬も仮病を使うことがある?理由を知って上手に対処しよう

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私たち人間は、嫌な予定や気の進まない用事がある日が近づいてきた時など、『仮病』を使って休みたくなってしまいますよね。その仮病、実は犬も使うことがあるということはご存知ですか?そんなことがあるのかとびっくりしてしまいますが、犬が仮病のような行動をとることは本当にあるのです。

今回は、犬が仮病を使う理由とその対処方法について詳しくご紹介します。

【獣医師監修】犬も仮病を使うことがある?理由を知って上手に対処しよう

目次

  1. 犬が仮病を使うときのふるまいとは
  2. なぜ仮病を使うのか?
  3. 愛犬の行動が仮病かどうかを判断するには
  4. 愛犬の仮病は現状に不満がある場合も

犬が仮病を使うときのふるまいとは

寝ている犬

愛犬の仮病をまだ経験したことがないという方は、どんなふうに犬が仮病を使うのか疑問に思われることでしょう。犬の仮病の症状はさまざまですが、前に一度経験していることを「再現する」のが一般的です。

以下は犬の仮病の一例ですが、まず前提として本当に調子が悪くて症状が出ていることも十分考えられるので、しっかりと見極められるように、普段から愛犬の様子を観察しておくことが大切です。

ごはんを食べない

いつものごはんをあんまり食べず、食欲がないふりをすることがあるようです。いつもは喜んでごはんを食べる子が、急に食欲がなくなったら心配になりますよね。

ブルブルと震える

寒い日でもないのに、ブルブルと震えて体調が悪そうにふるまうこともあります。これが仮病の可能性もあるようです。

足をひきずる

以前、足のケガをしたことがある子は、痛くもないのに足をひきずるような仕草を見せることがあります。

そんな演技ができるの?と信じられない気持ちになりますが、犬は本当に賢いので実際にそういった演技をする子もいるようです。

なぜ仮病を使うのか?

犬

そもそも仮病とは『本当は体調が悪いわけではないのに悪いふりをすること』です。体調の良し悪しは本人にしかわからないので、体調が悪いと言ってしまえば周りはそれを信じるしかありません。私たち人間は基本的に、自分にとって都合の悪いことから逃れるために仮病を使いますが、愛犬の場合はどうなのでしょうか?

いつもよりおいしいごはんやおやつが欲しい

『ごはんを残したら、もっといいごはんに変えてくれた』という経験を持つ子は、あえていつものごはんを残して食欲のないふりをすることがあります。

したくないことから逃れたい

お散歩が嫌いな子は、お散歩の前にケガをしているふりをしたり、シャンプーが苦手な子はシャンプーの前に体調の悪いふりをすることもあるようです。

この行動は私たち人間の仮病の使い方とよく似ていますね。

飼い主さんにかまって欲しい

『前にこの症状が出た時には飼い主さんが優しく心配してくれて、ずっと自分のそばにいてくれた』という経験のある子は、また同じような行動をして飼い主さんの気を引こうとすることがあります。

これは経験則に基づく行動で、これをしたら自分にとっていい事があったという記憶から仮病のような行動をとる子もいます。

愛犬の行動が仮病かどうかを判断するには

犬

犬が仮病のような行動をとることもあるからといって『きっとこれも仮病だろう』と軽く考えてしまうのは危険です。仮病かそうでないかを見極めるのはかなり難しいので、愛犬に何か体調の異変があったらまずは動物病院に相談しましょう。

病院で診察や必要な検査を受けて、何も異常が見つからない場合や、病院ではその症状が出ないという場合もあります。犬は、病院に行くと緊張や興奮で体調不良を隠してしまうことも考えられますので、家での心配な症状を獣医師に伝えて、本当に病気の疑いがないかどうかしっかり調べてもらいましょう。

もし何も異常がなかったとしても、家に帰って愛犬の様子をしっかりと観察してみてください。

愛犬とのコミュニケーションを増やす

飼い主さんとのコミュニケーション不足が原因で仮病を使う子が多いので、そんな時は愛犬と過ごす時間を増やしてあげましょう。

愛犬が飼い主さんとの生活に満足していれば、わざわざ仮病を使ってまで飼い主さんの気を引く必要はありませんよね。まずは、愛犬との時間を第一に考え、今までのコミュニケーション不足を改善しましょう。

飼い主さんのいない環境でも同じ症状か見極める

愛犬が飼い主さんの気を引きたくて仮病を使っている場合には、飼い主さんのいないところでは病気の症状はなく、いたって普通の行動をしているはずです。

留守番用のカメラなどがある場合には、それを使って愛犬の留守番中の様子を観察してみるのもおすすめです。

愛犬の仮病は現状に不満がある場合も

犬

愛犬の仮病は、一見愛犬のワガママにも見えますが、実は私たち飼い主に原因があることが多いと言えるのではないでしょうか。私たちの愛情が足りていなかったり、一緒に過ごす時間が足りなかったり、愛犬が何らかの不満を抱えている時に見せるサインかもしれないと受け止めましょう。

もし愛犬が仮病のような行動を取ったら、まずは最近の愛犬との過ごし方を振り返ってみて下さい。一緒に過ごす時間は十分に取れていますか?以前とかわらず愛情を注いでいますか?

愛犬とのコミュニケーション不足を解消して、お互いにストレスのない過ごし方を見つけていけるといいですね。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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