banner

banner

犬×食べ物を知る! 犬にアーモンドは大丈夫?危険なナッツ中毒や注意点について紹介

お気に入りに追加

アーモンドは栄養豊富な食材であり、アーモンドを使用したお菓子もたくさん販売されています。人には「健康に良い」「栄養が豊富」などと言われるアーモンドですが、犬に与えても大丈夫かな?と疑問に思う方も多くいらっしゃるのはないでしょうか。

ここでは犬にアーモンドを与えていいのか、与える際にはどのようなことに注意すべきなのか、もしアレルギー症状が出た場合の対処法など詳しくご紹介します。

犬×食べ物を知る! 犬にアーモンドは大丈夫?危険なナッツ中毒や注意点について紹介
【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

目次

  1. 犬にアーモンドを与えてもいいの?
  2. 犬のアーモンドの与え方
  3. 犬にアーモンドを与えた際のナッツ中毒にご注意!
  4. 犬にアーモンドを与えても大丈夫!

犬にアーモンドを与えてもいいの?

アーモンド

 アーモンドは犬に与えることのできる食材です。しかし、与え方や与える量など注意点もあります。まずはアーモンドの成分について確認してみましょう。

<アーモンドの主な成分>

  • ビタミンE
  • ビタミンB2
  • ナイアシン
  • 葉酸
  • ミネラル
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • 亜鉛
  • 脂質
  • タンパク質
  • 食物繊維

 アーモンドの成分で注目したいのが、ビタミンE、ミネラル(カルシウム、マグネシウムなど)、食物繊維です。

ビタミンEは抗酸化作用があり、皮膚の健康を維持するためにも必要な栄養素で、アーモンドはナッツ類の中で含有量が一番多い食材です。

他にもカルシウム、マグネシウム、りん、亜鉛などのミネラルも豊富に含まれているので、体の細胞濃度の調節赤血球の働きを助ける骨の健康維持など体の様々なところで働いてくれます。

食物繊維はレタスの約9倍含まれており、便通の改善皮膚の機能免疫力の向上などの効果が期待できます。 

犬のアーモンドの与え方

アーモンド

 アーモンドは犬が食べてもいい食材です。しかし、アーモンドの与え方には注意が必要です。スライスアーモンドや人用調味料を加えたアーモンド、生アーモンドなどは胃や腸などの臓器に負担をかけ消化不良を起こす可能性がありますので、与えるときはアーモンドミルクアーモンドパウダーなどを使用しましょう。 

アーモンドを与えるときの注意点とは?

 アーモンドを与えるときは犬の体調に十分注意し、そのままの大きさで与えないようにしましょう。アーモンドは粒が大きいため、そのまま与えることで胃や腸に詰まリ腸閉塞を引き起こしてしまう可能性があります。中にはアレルギー症状を起こす可能性があるので、下痢や嘔吐がないか、皮膚に異常はないかなど確認しましょう。

アーモンドを初めて与えるときは、何らかの異常があったときに動物病院をすぐに受診できるように準備をしておきます。かかりつけの動物病院の診療時間を確認し、できるだけ午前中に与えるようにしましょう。

摂取量はどれくらい?

 犬におやつを与えるときの目安として主食の20%程度と言われています。アーモンドの摂取量に細かい決まりはありませんが、主食の20%以上にならないように調節しながら与えるのが良いでしょう。

アーモンドを初めて与える場合はアレルギーの可能性もあるので、小指の先程度の量を与え、様子を見て、体調に問題ないようであれば少しずつ増やすようにします。量を増やした時点で犬になんからの症状が見られる場合は、アーモンドを与えるのは控えましょう。

犬にアーモンドを与えた際のナッツ中毒にご注意!

アーモンド

 アーモンドは犬が食べてもいい食材ですが、すべてのナッツ類を与えてもいいというわけではありません。与えてはいけないナッツの種類や注意点など、ナッツ中毒についてお話します。

ナッツ中毒の症状

 中毒性のあるナッツはマカダミアナッツビターアーモンドです。これらのナッツを食べると、下痢、嘔吐、けいれん、発熱、ふらつくなどの症状が見られます。

ナッツ中毒の場合、適切な処置を行うことが重要ですので、出来るだけ早く動物病院で受診しましょう。 

ナッツ類を食べてしまったときの対処法

 中毒性があるナッツ類を食べてしまったときは出来るだけ早く動物病院を受診することが重要ですが、いつ、何を、どれくらいの量食べたかなどを正確に伝えることも大切です。まずは、動物病院に連絡し、今の症状や今後どうすればいいか指示を仰ぎましょう。

犬にアーモンドを与えても大丈夫!

犬
marliesebrandsma Unsplash

 ここでは犬にアーモンドを与えていいのか、与え方、摂取量、ナッツ中毒について詳しくご紹介しました。アーモンドはアーモンドパウダー、アーモンドミルクなどを選んで与えるようにしましょう。

また、過剰な量を与えると胃腸障害など様々な症状を引き起こす可能性がありますので、注意しましょう。

アーモンドは与えても問題ありませんが、マカダミアナッツやビターアーモンドは中毒性があるので、与えてはいけません。犬にとって初めて食べる食材を与えるときはアレルギーの可能性もあるので、犬の体調をしっかり観察した上で与えるようにしましょう。

こちらの記事もチェック!

愛犬がナッツ類を食べてしまった!ナッツが危険な理由と対処法について解説

あわせて読みたい

愛犬がナッツ類を食べてしまった!ナッツが危険な理由と対処法について解説

ナッツ類は栄養成分が豊富で、その栄養価の高さからも注目されている食材のひとつです。 ナッツといえばおつまみのイメージですが、最近では朝食に摂り入れている方も多いといわれています。 人の体には良いものでも、犬にとってナッツ類は安全な食べ物なのでしょうか? 今回はそんなナッツ類について注意が必要なナッツや、もし愛犬がナッツ類を食べてしまった時の対処法など詳しくご紹介していきます。

くるみは犬に嬉しい栄養がたっぷり!与える際の注意点と栄養素、おすすめのレシピを紹介

あわせて読みたい

くるみは犬に嬉しい栄養がたっぷり!与える際の注意点と栄養素、おすすめのレシピを紹介

くるみは実の形が人間の脳と似ていることから、古代の中国では脳を滋養する食材とされ大切にされていました。ナッツ類の中で最も多くオメガ3脂肪酸を含み、ビタミン・ミネラルなどの栄養が豊富です。最近ではバランス栄養食として若い女性にも人気があります。 そんなくるみは、犬にも嬉しい栄養がたっぷり。今回は、くるみの栄養素や犬に食べさせる場合の注意点、簡単レシピまで紹介します。

banner

komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

関連記事

【獣医師監修】犬にスポーツドリンクを与えても問題はない?飲ませるメリットや注意点と手作りの方法まで

食べもの

【獣医師監修】犬にスポーツドリンクを与えても問題はない?飲ませるメリットや注意点と手作りの方法まで

スポーツドリンクは、暑い季節や体を動かした後に効率的に水分を補給することができるので、常備して...

2023年11月7日

【獣医師監修】犬に生卵を食べさせても大丈夫?栄養素や与えるときの注意点など

食べもの

【獣医師監修】犬に生卵を食べさせても大丈夫?栄養素や与えるときの注意点など

卵は生のままでも、加熱しても栄養価がほとんど変わらない「完全栄養食材」として知られています。ペ...

2023年10月24日

【獣医師監修】紅茶は犬に与えてはいけない飲み物|その理由と誤飲した場合の対処法を知っておこう

食べもの

【獣医師監修】紅茶は犬に与えてはいけない飲み物|その理由と誤飲した場合の対処法を知っておこう

私たちが普段口にしている食べ物や飲み物の中には、少量であっても絶対に犬に与えてはいけないものが...

2023年10月10日

【獣医師監修】老犬がごはんを食べない場合の対処法について|食べさせるコツや注意点を解説

食べもの

【獣医師監修】老犬がごはんを食べない場合の対処法について|食べさせるコツや注意点を解説

犬も年齢を重ねて老犬になると、ご飯を食べる量が少しずつ減ってきてしまうことがあります。食いしん...

2023年9月27日

【獣医師監修】犬用ガム・ローハイドを与えるのは危険?その理由と選ぶ際の注意点について

食べもの

【獣医師監修】犬用ガム・ローハイドを与えるのは危険?その理由と選ぶ際の注意点について

噛みごたえがあり、好む犬も多い「ガム・ローハイド」。牛や馬などの皮を加工したおやつで、そそられ...

2023年7月12日

もっと見る

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード