banner

banner

犬に「伏せ」を教える必要性って?意味としつけ方をご紹介

お気に入りに追加

「お手」や「お座り」と並ぶ犬の基本のしつけの一つといえば、「伏せ」ですが、なぜ犬に教える必要があるのでしょうか?今回は、 犬に伏せを教える意味や伏せをマスターさせるコツなどをご紹介します。

犬に「伏せ」を教える必要性って?意味としつけ方をご紹介
話題/ 犬用ベッド徹底比較 犬用ベッドなんでも良いって思ってない?愛犬の寿命にもつながるベッドの選び方教えます。

目次

  1. 犬に「伏せ」を教える意味とは?
  2. 「伏せ」を覚えてもらうための3ステップ
  3. 伏せる際に後ろ足を伸ばしてしまう場合
  4. 「伏せ」を嫌がるときときのコツ
  5. 「伏せ」は重要なしつけの一つ

犬に「伏せ」を教える意味とは?

犬 伏せ
Simona Kidrič Pexels

 犬のしつけの基本である伏せですが、なぜ犬に伏せを教えなければならないのでしょうか?

大きく分けて2点あるので、ひとつずつ解説します。

犬をコントロールするため

もしも突然犬が走り出してしまったり、犬同士の喧嘩が始まってしまい犬が興奮したときに、伏せを覚えさせておくことはとても効果的です。

犬が予期せぬ行動をしたときに、「伏せ!」のコマンド(命令)を言うだけで、犬は伏せをし落ち着くことができます。 犬をコントロールするためにも、伏せを教えておくことをおすすめします。

服従のため

犬に伏せを教えるもう一つの理由が、服従させるためです。 服従と言うと響きが悪いかもしれませんが、犬にとって伏せは生活する上で自然な姿勢ではありません。

おすわりや立っている姿勢、さらには伏せの状態でも足が横に流れている姿勢が自然な格好であると言えます。 その不自然な姿勢を犬にさせることにより、人と犬との上下関係をはっきりさせるという意味合いがあります。

「伏せ」を覚えてもらうための3ステップ

犬 伏せ
Joice Rivas Pexels

それでは犬に伏せを覚えさせる方法をご説明します。 簡単な3ステップですので、ぜひ試してみてください。

まずは誘導する

犬に対して「伏せ!」と言います。 何も知らない犬はまったく反応しないでしょう。

そこで、犬の鼻先にボールやおやつを持っていき、徐々に地面に向かって誘導していきます。 犬はボールがほしいため、自然と伏せの格好になります。

これがまず基本の伏せの覚えさせ方です。

強制的に伏せの姿勢にする

誘導しても犬が伏せの姿勢にならなかったら、次は半強制的に伏せの姿勢にさせます。 首輪を地面のほうにゆっくり引っ張ることで、犬は嫌々ながら伏せの姿勢になるでしょう。思いっきり勢いよく引っ張るのは危ないので、やめましょう。

また、強制は犬にとってもストレスになりますので、出来た後には思い切り褒めてあげてください。

最後は思い切り褒める!

犬がどんな形であれ、伏せの姿勢になった瞬間、思い切り褒めてあげましょう。 一緒に走り回ったり、甲高い声をあげて褒めると犬に褒めていることが伝わります。 少し恥ずかしいかもしれませんが、犬にとっては最高に嬉しい瞬間ですので、しっかりと褒めてあげましょう。

伏せる際に後ろ足を伸ばしてしまう場合

犬 伏せ
outlier dogs

犬に伏せを教えている際、後ろ足をだらんと伸ばしてしまうことがあります。 フレンチブルドッグが後ろ足を伸ばし、のんびりとしている姿を見たことがある人も多いのではないでしょうか。 それでは伏せる際に後ろ足を伸ばしてしまう対処法についてご説明します。

落ち着いてゆっくりと伏せの姿勢にさせる

結論から言うと、犬が後ろ足を伸ばしていても問題はありません。 その姿勢から徐々に正しい伏せの姿勢にすれば良いだけです。

ですので、後ろ足が伸びてしまっていたら、落ち着いて後ろ足を持ち上げ、正しい伏せの姿勢にしてあげましょう。 そして伏せの姿勢になったら褒めてあげることで、「これが伏せか」と犬は理解してくれるはずです。

「伏せ」を嫌がるときときのコツ

犬 伏せ
Maud Slaats Pexels

犬によっては伏せを嫌がることがあると思います。ここでは伏せを嫌がる犬に対してのしつけ方法をお教えします。

気にせず伏せをさせる。その代わり思いっきり褒める

先述したように、伏せは犬にとって不自然な姿勢です。そのため嫌がっていようが、半強制的に伏せの姿勢にしてあげるようにしましょう。

その代わり、伏せが出来たら思い切り褒めてあげます。同時にご褒美をあげるのも効果的となります。

これを続けることで「伏せをすると褒めてもらえる = 伏せは楽しい!」と感じてくれるようになるはずです。

「伏せ」は重要なしつけの一つ

犬 伏せ
Well Cabral Pexels

いかがでしたでしょうか?愛犬に伏せを教えるのはとても簡単なことに感じませんか?

伏せは犬をコントロールするためにも重要なしつけのひとつです。

その他の基本的なしつけとともに、伏せをしっかりとマスターさせておきましょう。

愛犬の寿命に繋がる!?犬用ベッド徹底比較 2024年最新版 床ずれの防止、腰の負担予防など愛犬の健康のために考え抜かれた犬用ベッドを徹底比較!
nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

あわせて読みたい

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

飼育に関する知識に関する記事

【獣医師監修】愛犬が交通事故に遭ってしまったらどうしたらいい?もしもの時のために知っておきたい対処法や法律上の対応

健康管理/病気

【獣医師監修】愛犬が交通事故に遭ってしまったらどうしたらいい?もしもの時のために知っておきたい対処法や法律上の対応

犬は屋外での散歩を必要とする以上、交通事故の危険性と常に隣り合わせです。しかし、万が一交通事故...

2024年3月26日

【獣医師監修】知っておきたい犬の熱中症に関する基礎知識|初期症状や見分け方、予防法などを紹介します

健康管理/病気

【獣医師監修】知っておきたい犬の熱中症に関する基礎知識|初期症状や見分け方、予防法などを紹介します

汗をかいて体温調節ができない犬にとって、高温多湿になる夏(6~9月)は特に気をつけたい季節です...

2024年3月22日

【獣医師監修】犬の高脂血症とは?症状はある?発症の原因や治療法、予防法なども解説

健康管理/病気

【獣医師監修】犬の高脂血症とは?症状はある?発症の原因や治療法、予防法なども解説

自覚症状がほとんどなく進行し、命に関わる病気を引き起こす生活習慣病は「サイレントキラー(沈黙の...

2024年3月21日

【獣医師監修】老犬にとって気をつけたい病気を知りたい|かかりやすい理由と対処法もあわせて解説します

健康管理/病気

【獣医師監修】老犬にとって気をつけたい病気を知りたい|かかりやすい理由と対処法もあわせて解説します

一見元気そうに見えても、犬の身体は人間と同じで年齢と共に少しずつ衰えていくもの。老化に伴う、犬...

2024年3月14日

【獣医師監修】犬の貧血について|免疫介在性溶血性貧血(IMHA)の症状・原因と治療法を解説します

健康管理/病気

【獣医師監修】犬の貧血について|免疫介在性溶血性貧血(IMHA)の症状・原因と治療法を解説します

人間と同じように、犬も貧血になることがあります。犬の貧血の原因はさまざまで、治療により回復する...

2023年11月29日

もっと見る

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード