ビションフリーゼの平均寿命ってどのくらい?気を付けたい病気や長生きの秘訣をチェック!
フワフワの豊富な被毛でぬいぐるみのような外見が人気のビションフリーゼ 。愛らしい外見だけでなく、育てやすい性格の良さも相まって近年人気が高まってきている犬種です。そこで今回は、犬を迎えるに当たって気になるビションフリーゼの平均寿命やかかりやすい病気、必要な運動量などについてご紹介していきます。家族として迎えることを検討されている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ビションフリーゼの寿命は?
ビションフリーゼの平均寿命は、12~15歳程度となります。
小型犬の中では長い部類に入ると言われており、ビションフリーゼの最高寿命は21歳というデータもあります。環境や体質などによって平均寿命よりも長生きできることが分かりますね。ビションフリーゼは、純血種の小型犬としては遺伝病が少ないと言われており、その点も長寿に影響していると考えられます。
ビションフリーゼの健康寿命を伸ばすために|必要な運動量をチェック
ビションフリーゼは、室内で育てやすい体型をしていますが、活発でエネルギッシュな犬種です。また、肥満になりやすい傾向にあり、繊細でストレスを溜めやすい性格でもあります。
運動量は一般的な小型犬よりも多めに
運動量が不足しているとストレスを溜めてしまう原因になってしまいます。また、運動不足になると水分をとる量がへり、それによって先ほど紹介した尿石症を起こしやすくなりますので、様々な面から適度な運動量を日々カバーしてあげる必要があると言えます。
そのため、1回30分の散歩を朝夕行うなど、体をしっかりと動かす機会を日々作ってあげましょう。散歩から帰ったあともよく動き回っているようなら、もう少し散歩時間を増やしてあげるといいかもしれません。
ビションフリーゼの健康寿命を伸ばすために|かかりやすい病気を知っておこう
ビションフリーゼは、遺伝病が少ないとはいえ、かかりやすい病気はいくつかあります。ビションフリーゼを迎えるにあたり、しっかりと頭に入れておくといざというときに慌てずに対応できますね。
尿石症
尿石症は、尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道)に結石ができてしまう病気です。 血尿や何度もトイレに行く、少量しかおしっこをしない、食欲不振などの症状がみられます。トイレに行っても全くおしっこが出ていない場合は、詰まっている可能性があり命に関わることもあるため、すぐに病院を受診しましょう。
細菌感染や飲水量、食事のバランス、ストレスなど様々な原因によって起こりますが、特にビションフリーゼはストレスを溜め込みやすいため、注意が必要です。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝蓋骨脱臼とは、膝の中心にある膝蓋骨が外れてしまう病気で、別名パテラとも呼ばれています。小型犬に多く見られ、外傷などによる後天性もありますが、先天性によるものがほとんどです。
症状は、無症状のものから足を引きずるように歩く、足を付けないようスキップするように歩く、歩行が困難になるものまで幅広くあります。予防としては、体重管理を徹底して肥満にならないよう気をつけ、関節への負担がかからないよう安全な環境を整えることが挙げられます。
白内障
白内障とは、カメラレンズと同じ働きをする水晶体が白く濁ってしまう病気です。歳をとることで発症する「老年性白内障」や若いうちから発症する「若年性白内障」などがありますが、多くは加齢に伴い発症します。
進行すると視覚障害が起こり、よく壁や物にぶつかったり、つまずく、壁伝いに歩くなどの行動が見られます。予防法はありませんが、早期発見によって症状や進行を遅らせることができるため、定期的な健康診断を欠かさず行いましょう。
ビションフリーゼと長く楽しく過ごすために
ビションフリーゼは、長寿に分類される犬種で遺伝的な疾患も少ない犬種です。より長く健康にいきてもらうために、日々バランスの取れた食事と、適度な運動、そして愛情をたっぷりかけることによって愛犬がストレスなく暮らせるようにしてあげましょう。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!