愛犬が急にご飯を食べなくなったら心配になりますよね。食べることは健康的な状態を維持するためにも、睡眠や運動と並んで欠かせない要素の一つです。では、柴犬がご飯を食べない理由としては何があるのでしょうか。一つ一つ見ていきましょう。 

柴犬は賢く、頑固な一面があるため、飼い方次第ではわがままになることがあると言われています。

たとえば、飽きた、嫌いだから食べないなどの理由からご飯を食べなくなることがありますが、愛犬の要求に応えて別のごはんを用意したりおやつをあげるなどの対応をしてしまうとわがままになってしまいます。食事面だけでなくしつけにも影響が出てしまうので、ご飯を食べない場合は残っていたとしてもお皿を下げ、「ご飯は出された時にしか食べることができない」と認識させましょう。

また、ご飯を食べないからと言っておやつや人間の食べ物を与えるのもNGです。

柴犬は少々気分屋なところもあり、食欲のムラがありますが、わがままが原因だと主従関係が逆転したりする可能性もあるので気を付けましょう。

柴犬は警戒心や独立心が強い性格をしているため、ストレスを感じやすい傾向があり、その結果ご飯を食べなくなってしまうことがあります。

我々人間も、ストレスが溜まると食欲不振になることがありますよね。

柴犬は特にストレスに敏感な気質を持っているため、些細なことでも配慮してあげる必要があります。

柴犬が抱えやすいストレスは以下のようなものがあります。

柴犬は飼い主に対して忠実と言われていますが、そんな飼い主に対しても一定の距離を取　りたがる時があります。

いわゆる「柴距離」というものです。

柴犬は基本的にベタベタされることを嫌うため、柴距離を取っている時は無理に撫でたり　近付いたりしないようにしましょう。

ほどよい距離感を好むので、愛犬が甘えてきたり近付いてきた時はうんとスキンシップを　とってあげてください。

柴犬は環境の変化に敏感であり、それがストレスの原因となることは頻繁にあります。

例えば、長期間の旅行や初めてのペットサロン、寝床の場所を移動したなどさまざまです。

このような環境の変化にうまく対応できず、それがストレスとなってしまうのです。

愛犬の周りの環境において、何かしらの変化があった場合、愛犬は敏感になっているので　リラックスさせてあげたり気分を落ち着かせてあげましょう。

柴犬は神経質な一面もあるので、ご飯に集中できない時には食べるのをやめてしまいます。では、どのような時に柴犬はご飯に集中できないと感じるのでしょうか。

主な要因は以下の通りです。

柴犬は、ご飯を食べている時に周りの音や声が騒がしいと、ご飯に集中できなくなり、最後まで食べきることができないことがあります。

特にテレビの近くや出入りの多い場所、大人数が集まっているリビングなどは、柴犬が落ち着いてご飯を食べることができないため要注意です。

柴犬は数ある犬種の中でも綺麗好きと言われており、自分の生活スペースを大事する傾向があります。

そのため、ご飯を食べる場所が散らかっていたり、不衛生な状態であると気が散ってご飯に集中できなくなります。

柴犬がご飯を食べない理由として、体調不良が考えられます。

わがままからくるエサへの拒否反応だった場合、大好物を与えられたら喜んで駆け寄ってきますが、体調不良の場合にはエサやおやつを見せられても食欲が無いため、興味を示しません。

このような様子が見られた場合は、熱っぽくないかを確認し、下痢や嘔吐などの異変がないかも併せて確認しておきましょう。

柴犬はさまざまな理由があってご飯を食べないことが分かりました。では、ご飯を食べない時はどうしたらいいのでしょうか。ここでは、柴犬がご飯を食べない時の対処法をいくつかご紹介します。 

健康な柴犬がご飯を食べないのであれば、ドッグフードを変えてみましょう。

これまではワンちゃんが好き嫌いをするようになってしまうため、ドッグフードをこまめに変えるのはよくないとされていましたが、最近ではアレルギー予防や食わず嫌い防止で、こまめに変えたりローテーションすることが推奨されています。

最近はさまざまな種類のドッグフードがあるため、愛犬好みのものも見つかりやすいはずです。

また、ドッグフード自体を変える方法以外に、既存のドッグフードにふりかけをかけてあげるのも一つの手段です。

主なふりかけとしては、ささみや豚、チーズのものがあり愛犬の食欲がそそられること間違いなしです。

愛犬が飽きないようにその日によって使い分けるといいでしょう。

更に、ドッグフードをふやかすことで食感を変える方法があります。

特にシニアの場合、ドッグフードが硬くて食べないことがあるため、お湯でふやかしたり温めたりして食べやすくしてあげるといいでしょう。

わがままが原因でご飯を食べない時は、思い切ってご飯を下げてみましょう。

健康な子であれば、1〜2日食べなくても新鮮な水さえあれば問題ありません。

しかし、生後3ヶ月未満の子犬や老犬は低血糖になりやすく、身体に負担がかかってしまうためNGです。

しつけの手順としては以下の通りで行ってみましょう。

柴犬がご飯を食べない時には、周りの環境を変えることをおすすめします。

特に騒がしい場所や散らかった場所では、ご飯に集中できず気が散ってしまいます。

愛犬がひとりになれるような空間を用意し、可能であればケージやクレートを設置し、その中で食べさせてあげましょう。

柴犬は元来狩猟犬や番犬として活躍していた歴史があるため、警戒心は他の犬種と比べても高い傾向があります。

そのため、少しでも落ち着いてご飯を食べることができるよう環境を整えてあげる必要があります。

最後に、愛犬が喜ぶエサを探す方法があります。

柴犬の多くは食への興味が薄いため、肉や魚などタンパク質が主原料のフードを与えると食いつきがよくなることがあります。

愛犬の好みと言っても的確なものを見つけるのは難しいですが、一般的に、ワンちゃんは食の好みを匂いで判断すると言われており、中でもタンパク質と脂質が多く含まれているものはドッグフードの香りが強く出るためおすすめです。

ペットショップではサンプルを貰えることもあるので、さまざまなドッグフードを試して愛犬の好みに合ったものを選ぶようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。本記事では、柴犬がご飯を食べない理由と、ご飯を食べない時の対処法について解説しました。

柴犬はさまざまな理由があってご飯を食べないということが分かりました。

ワンちゃんは言葉を話せない分、このような「ご飯を食べない」といった行為で感情や思いを伝えてくれますが、その意味をしっかりと理解し、食べない理由に合った対処をしてあげなければ意味がありません。

本記事ではいくつかの原因と対処法をご紹介しましたが、当然ながらご紹介したもの以外も可能性としては十分にあるので、日頃から愛犬の様子をしっかりと観察し、異変にできるだけ早く気が付くことができるようにしましょう。

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