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柴犬は爪切りが必要?~やり方・頻度・注意点を徹底解説~

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日本犬を代表する柴犬は、今や日本国内にとどまらず世界中で「SHIBA」として愛されているワンちゃんです。そんな大注目の柴犬ですが、抜け毛ケアやトリミング、歯磨きなどさまざまなお手入れと並んで、爪切りも欠かせません。本記事では、柴犬の爪切りのやり方や注意点などを解説していきます。爪切りのやり方が分からない方や、これから柴犬を迎える予定の方は是非参考にしてみてください。

柴犬は爪切りが必要?~やり方・頻度・注意点を徹底解説~

目次

  1. 柴犬には爪切りが必要?その理由は?
  2. 柴犬の爪切りの頻度はどのくらい?
  3. 柴犬の爪切りのやり方
  4. 柴犬が爪切りを嫌がる時の対処法
  5. まとめ

柴犬には爪切りが必要?その理由は?

柴犬

一般的に、柴犬に限らずワンちゃんは定期的に爪を切ってあげる必要があると言われていますが、なぜなのでしょうか?まずはじめに爪切りが必要な理由についてご紹介します。

怪我をする可能性があるから

爪が伸びたまま放置してしまうと、他のワンちゃんと遊んでいる時に怪我をさせてしまったり、抱き上げた時に腕が傷ついてしまう可能性があります。

また、身体を掻いた際にワンちゃん自身も伸びきった爪が原因で怪我をしてしまうこともあるので、定期的に爪を切ってあげる必要があるのです。

ワンちゃん自身だけでなく、周りの人や他のワンちゃんを傷つけないようにするためにも、爪は切ってあげなければなりません。

肉球を傷つけるから

爪はカーブ状に伸びることが一般的ですが、カーブ状に伸びることで肉球を傷つけたり、刺さったりすることがあります。

爪によって傷つけられた肉球は炎症を起こしたり、化膿してしまうリスクがあるため、愛犬の肉球を守るためにも爪のお手入れはマストで行いましょう。

爪が折れたり割れたりするから

爪切りを長期間放置してしまうと、爪が割れたり折れたりする場合があり大変危険です。

爪が割れたり折れたりすると、そこから菌が繁殖して炎症を起こしてしまったり、ワンちゃんが痛い思いをしてしまう可能性があります。

また、その経験がトラウマになって爪を触られるだけで嫌がるようになってしまうケースも少なくないため注意が必要です。

うまく歩けなくなるから

爪が伸びきったまま放置してしまうと、うまく歩けなくなってしまうことがあります。

ワンちゃんは肉球を地面に着けて歩きますが、爪が長いと肉球ではなく爪が地面に着いてしまい、それによって正しい歩き方ができなくなってしまいます。

うまく歩けなくなってしまうと、関節を痛めたり日常生活に支障が出る可能性が高まるため、爪は一定の長さに調整してあげる必要があります。

家具や床を傷つけるから

爪が伸びた状態が続くと、床やソファーなどの家具に引っかかり、傷付けてしまうことがあります。特に賃貸だと床や壁などが傷つくのは避けたいですよね。

大事な家具や床を守るためにも爪切りは必ず行いましょう。

柴犬の爪切りの頻度はどのくらい?

柴犬

さまざまな理由で、柴犬にとって爪切りが必要であることが分かりましたが、実際に爪切りをするとなるとどのくらいの頻度でしてあげたらいいのでしょうか。

毎日の散歩で多少爪は削れますが全ての爪が同じように削れて短くなるというわけではありません。また、運動量やワンちゃんの体重によっては、地面で爪が全く削れない子もいます。さらに散歩の距離や長さ、そして爪が伸びる速さも個体差があるため、爪切りできちんとお手入れしてあげる必要があります。

頻度としては成犬で月に一度、子犬や老犬には2〜3週間に1度が目安です。

しかし、これはあくまで目安にすぎないため、実際に愛犬の爪を確認し、伸びているようであれば切ってあげましょう。

柴犬の爪切りに必要なもの

では、柴犬の爪切りにはどのようなものを用意したらいいのでしょうか。以下では柴犬の爪切りに必要な道具をご紹介します。

爪切り

我々人間の爪とは違ってワンちゃんの爪は筒状になっているため、人間用の爪切りではうまく切ることができません。そのため、爪切りは必ずワンちゃん用のものを使いましょう。ワンちゃん用の爪切りはギロチンタイプとニッパータイプの2種類があります。

ヤスリ

ヤスリも爪切りには欠かせないグッズの一つです。ヤスリは、切った後の爪の表面を整えるために使用されます。ヤスリをかける際は、爪の根元を動かないようにしっかり持って固定すると綺麗に整えることができます。

止血剤、清潔なコットンやガーゼ

万が一の場合に備えて、止血剤やガーゼなどを用意しておくといいでしょう。止血剤はパウダータイプのものが多く、ペットショップやネット通販でも手に入れることができます。

柴犬の爪切りのやり方

柴犬

柴犬の爪切りに必要な道具をご紹介した上で、実際に爪の切り方について解説していきます。

ステップ①抱きかかえて固定する

最初のステップとして、まずは椅子やソファーなどに座り、愛犬を前向きで抱っこして動かないように固定しましょう。動いたり暴れたりしてしまうと怪我をしてしまう可能性があり危険なので、愛犬が動かないようにしっかり抑えることが重要です。

二人以上で行う場合は、抱っこする人と抑える人で役割を分担してもいいかもしれません。

ステップ②爪の状態をチェックする

抱っこができたら、爪をカットする足を持ち、爪を指の部分を軽く押さえます。そうすることでワンちゃんの指が広がって爪の状態をよく観察することができます。

爪にゴミや埃がついている場合は事前に取り除いておき、切りやすいようにしておきましょう。また、爪に怪我がないかどうかも併せて確認しておきましょう。

ステップ③爪を切る

爪に異常がないことが確認できたら、いよいよカットを行います。

爪を切る時のコツとしては、軽く肉球を押しながら切ることで安定感が増して切りやすくなります。また、愛犬の集中力が切れないうちに素早く終わらせることを意識しましょう。

血管のギリギリで切ってしまうと出血することがあるため、切る時は血管から2〜3mmほど離したところで切ることをおすすめします。

ステップ④切った爪にやすりで整える

切った後の爪は切り口が鋭く、ものに引っかかったり怪我をしてしまう可能性があるため、やすりで整えてあげましょう。

外飼いの子の場合だと生活しているうちに地面で爪が削れてなめらかになりますが、室内犬の場合だと衣類やカーペットなどに引っかかってしまうことがあります。

そのため、爪を切った後は丁寧にやすりをかけてあげることをおすすめします。

切りすぎないようにするためのポイント

柴犬の爪を切る時の一通りのやり方をご説明しましたが、切りすぎには十分に気を付けたいですよね。

爪を切りすぎないようにするためには、まずは爪の中にある血管を確認しながら切ることを意識しましょう。

見たことがある方もいるかと思いますが、ワンちゃんの爪は、血管が透けて見えます。その透けた部分を傷付けないように、血管に届く数mm手前を目安に切りましょう。

しかし、犬種によっては爪が黒くて血管が見えないことがあるため、その場合は切断面の色が変化した時点で切るのを止めると切りすぎを防ぐことができます。

柴犬が爪切りを嫌がる時の対処法

柴犬

柴犬を飼っている方であれば、経験されたことがある方も中にはいるかと思いますが、柴犬の多くは爪切りを好みません。中には嫌がって逃げたり暴れたりする子もいます。爪切りの時に嫌がって暴れたりしてしまうと、怪我をしたりする可能性があるので危険ですよね。そこで、ここでは柴犬が爪切りを嫌がるときの対処法についてご紹介していきます。愛犬が爪切りを嫌がって困っている方は必読です。

道具に慣れさせる

愛犬が爪切りを嫌がる場合、まずは爪切りに使用する道具を見せて慣れてもらうことが重要です。

ワンちゃんは初めて見るものに対して警戒心を抱きやすいため、子犬の時から爪切りを見せて慣れさせておきましょう。万が一、爪切りを見るだけで嫌がるようであれば、爪切りを手に持ったままおやつを与えたりして気を紛らわします。爪切りを警戒しつつも徐々に近づいて、おやつを食べるはずなのでこれを何度も繰り返しましょう。

これに慣れてくると、やがて爪切りを見ても平常心を保てるようになるので、「爪切り=怖くない」と認識させるために爪切りで軽く愛犬の足や指先を振れるようにタッチしましょう。爪切りを見ても逃げず、慣れてきはじめてようやく実際に爪を切るフェーズに入ることができます。

褒めながら進める

褒めながら進めるのも、嫌がる時の対処法として効果的です。

爪切りは一度に全ての爪を切る必要はなく、最初の頃は爪1本切るだけでも十分です。

全ての爪を切ることができなかったとしても、爪切りをさせてくれたことを大袈裟に褒めてあげましょう。コツとしては、嫌がる素振りを見せる前に爪切りを終わらせることです。少し切ったら褒めてまた切る。これを繰り返すことで次第に慣れてくるでしょう。

二人以上で爪切りを行う場合は、おやつを与えて夢中になっている間に切り、気付かれないうちに終わらせるのもコツの一つです。

決して無理にはやらず、できない場合はプロに任せる

愛犬が爪切りを嫌がる場合、決して無理やりするということはないようにしましょう。嫌がっているにもかからず無理に続けてしまうと、爪切りがトラウマになってしまう可能性があります。

また、それだけでなく飼い主との信頼関係が壊れてしまったり、飼い主に対して不信感を抱いてしまうリスクもあります。そのため、嫌がる場合はペットサロンや動物病院などに連れて行き、プロの方に任せましょう。

まとめ

柴犬

いかがでしたでしょうか。本記事では、柴犬にとっての爪切りの必要性ややり方、嫌がった時の対処法などについて詳しく解説しました。

爪切りはさまざまなお手入れの中でも難易度が高いですが、道具を揃えてやり方や注意点などの知識をしっかりと身に付けることで、自宅でも簡単に行うことができます。

初心者の方は最初は少し怖く感じるかもしれませんが、ワンちゃんも飼い主さんも慣れてしまえばお金も時間もかからず行うことができます。

まだ愛犬の爪を切ったことがない方は、是非この機会にチャレンジしてみてください。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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