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柴犬にはケージが必要?ケージの選び方や設置のポイントは?

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柴犬に対して外飼いのイメージがある方も多いかと思いますが、住環境の変化や近隣への配慮、ペットも家族の一員であるという飼い主の意識の変化などから、最近では室内で飼う人のほうが多くなってきました。そこで気になるのが、室内飼いでもケージが必要かどうかについてですよね。本記事では、柴犬のケージ問題について、その必要性やケージを設置することのメリット・デメリット、更には選び方、注意点まで詳しく解説していきます。これから柴犬を室内で飼う予定の方や、室内で飼っているもののケージを用意していない方は是非参考にしてみてください。

柴犬にはケージが必要?ケージの選び方や設置のポイントは?

目次

  1. 柴犬にケージが必要な理由
  2. 柴犬をケージに入れることのメリット・デメリット
  3. 柴犬のケージの選び方
  4. ケージを設置する際の注意点
  5. まとめ

柴犬にケージが必要な理由

柴犬

一般的に、柴犬を室内で飼う場合、さまざまな理由からケージが必要だと考えられています。柴犬は元来狩猟犬として活躍し、穴ぐらを寝床として生活していたという歴史があります。穴ぐらと同じような役割を果たすケージは、警戒心が高く、保守的で防衛本能が高い柴犬を安心させることができるため、休息する時や睡眠時に役立ちます。また、来客がある際もケージがあると対応がしやすくなることから、多くの飼い主さんがケージを設置しています。その他の、柴犬にケージが必要な理由をここでご紹介していきます。

ひとりの空間をつくる

ケージを設置してあげることで、ひとりの空間をつくってあげることができます。

ワンちゃんの祖先であるオオカミは、斜面などに穴を掘って寝床として使用していました。

穴の中は上下左右に壁があり、身を守ることに適しているため、穴の中に入ることで落ち着いたり休んだりすることができていたと言われています。

当時の習性は現在にも残っており、警戒心の強い柴犬は特に壁に囲まれた場所の方が安心して休息をとることができるとされています。そのため、ひとりの空間で落ち着いたり休息をとるためにはケージが必要です。

ケージを用意することは、柴犬のストレスの軽減や精神的な安定にも繋がるため、なるべく設置してあげることが好ましいでしょう。

お留守番の時のいたずら防止

ケージの中でのお留守番を習慣化することで、部屋の中でのいたずらを防ぐことができます。

ワンちゃんは飼い主がいない不安感やストレスによって、さまざまないたずらをしてしまうことがあります。例えば、椅子の足やソファーなどの家具を噛んだり、物を壊したり、ティッシュをばらまいたりなどさまざまです。

特に子犬の頃は好奇心旺盛なため物を噛んで破片を誤って飲み込んだりする可能性があり大変危険です。

お留守番時の事故やケガといったトラブルを防ぐためにもケージを設置して入っていてもらうのが安心です。

災害時の予行演習

普段からケージに入る習慣をつけておくことで、災害時に役立つことがあります。

地震や大雨などの予期せぬ災害が起き、避難所で生活するとなった場合、ワンちゃんは1日の大半をケージの中で過ごすことになります。

そのため、普段ケージの中で生活したことがない子にとっては、ストレスを感じてしまい吠えたり、ケージの中で暴れたりするケースもあります。

しかし、普段からケージに入り慣れている子であれば、避難所でもストレスを最低限に抑えることができます。

いざというときのためにも、日ごろからケージに入ることに抵抗がないようにしておくことをおすすめします。

柴犬をケージに入れることのメリット・デメリット

柴犬

柴犬をケージに入れることの必要性に関して解説しましたが、その他にどのようなメリットがあるのでしょうか。メリットと併せてデメリットに関しても解説していくので、ケースをまだ用意していない方は必読です。

メリット

柴犬をケージで飼育するメリットとして、何よりもストレスの軽減に繋がります。

ご存じの通り柴犬は他の犬種と比べても警戒心や独立心が強く、信頼している飼い主が相手だったとしてもベタベタされることを嫌い、一定の距離を保つ傾向があります。

環境の変化やストレスに敏感である柴犬にとって安心してゆったりできる空間としてケージが役立つのです。

我々人間も、ひとりになりたい時や静かな空間で落ち着きたい時がありますよね。それと一緒で、柴犬にもそのような時間を過ごすための場所が必要となります。ケージを設置してあげ、「ここはひとりになれる空間だ」と認識させてあげるといいでしょう。

また来客があった場合、ワンちゃんが苦手な方も中にはいますし、犬アレルギーを持ったお客さんも中にはいるかもしれません。

そのような時にケージに入れることで、お客さんと距離を保つことができる上に、来客に興奮してしまう子であれば落ち着かせることができます。

デメリット

柴犬をケージで飼育するデメリットとして、ケージの付近は汚れが目立つことが挙げられます。

特に柴犬は、毛が抜けやすい犬種のため、換毛期になるとケージの至るところに被毛が付いてしまいます。人間の赤ちゃんや小さな子供と同じように、不衛生だと健康を害する可能性があるため、ケージは常に清潔な状態を維持する必要があります。

また、衛生面の他にケージを設置するデメリットとしては、設置のためのスペースを確保する必要があります。1人暮らしの方にも人気の柴犬ですが、ケージを置くためにはそれなりの広さが必要です。

ケージを設置するにあたっては、衛生管理を徹底し、ケージを設置するだけの広さが十分にあることが条件となります。

柴犬のケージの選び方

柴犬

ケージを設置することのメリットとデメリットを踏まえ、実際に柴犬にはどのようなケージを用意してあげたらいいのでしょうか。ここでは、柴犬のケージの選び方についてご紹介していきます。

大きさ

柴犬には大きめの中型犬用のケージを用意してあげましょう。

柴犬を子犬の時に迎えた場合は、中型犬用のケージは一見大きすぎるように感じるかと思いますが、柴犬は半年ほどで成犬と同じ大きさになると言われているので、子犬であってもケージ内を歩けるくらいゆとりのある大きさのものを選ぶといいでしょう。

また、柴犬は自分の生活スペースが汚れるのを嫌う傾向があり、寝床でトイレや食事をすることを避ける習性があるので、寝床用のケージとは別にトイレ用のケージを分けて用意することをおすすめします。

ケージを2つ用意することが難しい場合は、通常よりも大きめのケージを用意して寝床とトイレを離す、ケージ内に仕切りを付けるなど工夫をして愛犬が過ごしやすいようにしてあげましょう。

高さ

柴犬のケージの選び方では、高さにも配慮する必要があります。

柴犬は運動能力が高いため、高さがしっかりあって取り外し可能な屋根が付いているものを選ぶといいでしょう。

屋根のないものだと興奮した時にケージを飛び越えてしまうことがあります。

お留守番の時にケージの外に出てしまうと怪我などのトラブルの原因となりかねないため、屋根があるものがおすすめです。

素材

柴犬のケージを選ぶ際、素材にもこだわるといいでしょう。

ワンちゃん用のケージには、大きく分けてスチール製と木製の2種類がありますが、木製のケージは柴犬がかじったりひっかいたりしてボロボロにしてしまう可能性があるため、木製よりも丈夫なスチール製のものがおすすめです。

ケージを設置する際の注意点

柴犬

柴犬のケージの選び方について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。ケージといってもさまざまなことに配慮する必要があることが分かりました。では、実際にケージを用意して設置する際、どのようなことに気を付けなければならないのでしょうか。ここでは、ケージを設置する際の注意点についてご紹介していきます。 

清潔な状態を維持する

ケージを設置する際の注意点として、衛生管理が挙げられます。

ケージはワンちゃんが毎日過ごす空間であるため、よだれや抜け毛、皮脂汚れなどが付着しやすく定期的に掃除をしないと不衛生です。また、汚れたままケージを放置してしまうと、ケージだけでなく部屋の中が臭くなってしまいます。そうならないようにするためにも、ケージのお手入れは定期的に行いましょう。

丸洗いできる場合は隅々まで綺麗に洗ってよく乾かし、丸洗いができない場合は濡れたタオルなどで拭いてあげるといいでしょう。ケージだけでなくケージ内のものも常に清潔な状態にしておくことがポイントです。

設置する位置に気を付ける

ケージを設置する時には、ワンちゃんにとって安心できる空間になるように配置にも気を配る必要があります。

家族が集まるようなリビングなどは、ワンちゃんも安心してケージで過ごすことができるのでおすすめです。

しかし、テレビ近くの騒がしい場所や、人の行き来が激しい場所は気が散って落ち着くことができないことがあるので避けた方がよいでしょう。

柴犬にとってケージは、何よりもひとりで落ち着くことができる空間なので、ぐっすり眠ることができるほど静かで落ち着いた場所にケージを設置することが好ましいでしょう。

長時間入れっぱなしにしない

注意点の最後として、ケージに長時間入れっぱなしにしないようにしましょう。

いくらケージが柴犬にとって安心できる場所でも、1日中入れっぱなしにすることはストレスになりかねないので絶対にNGです。

ケージにはお留守番の時や寝る時など、それぞれ目的があった場合にのみ入れ、普段はケージの外でのびのびと過ごすことができるようにしてあげましょう。

長時間ケージに入れられたことによるストレスは、無駄吠えやいたずらなどの問題行動につながる可能性があるため要注意です。

まとめ

柴犬

本記事では、柴犬のケージの必要性やメリット・デメリット、ケージの選び方などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

ケージにはさまざまなメリット・デメリットがあることが分かりました。

柴犬が入るケージとなるとそれなりの大きさがあるので、部屋が狭い場合は設置に困るかと思いますが、我々人間が個室を求めるのと同じように、柴犬もひとりになれる空間が必要なため、できるだけ用意してあげることをおすすめします。

また、ケージを設置するにあたって安全性や衛生面にも気をつける必要があるので、ご紹介した注意点を踏まえて用意しましょう。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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