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子犬の寝る時間はどれくらい?快適な寝床を作るためにできること

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子犬は、一日中ずっと寝ているイメージがありますが、実際にはどれくらいの時間を睡眠に充てているのかご存じでしょうか?また、子犬が快適に眠るためには、飼い主として何をしてあげたらいいのでしょうか。本記事では、子犬の睡眠時間と、子犬がぐっすり眠ることができるような環境づくりのポイントについてご紹介していきます。子犬と暮らしている方はもちろん、これから子犬を迎える方も是非参考にしてみてください。

子犬の寝る時間はどれくらい?快適な寝床を作るためにできること
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目次

  1. 年齢別|ワンちゃんの睡眠時間
  2. ワンちゃんはなぜ長時間寝るの?
  3. 子犬がぐっすり眠るためには
  4. まとめ

年齢別|ワンちゃんの睡眠時間

子犬

一般的に、ワンちゃんの睡眠時間は、年齢によって変わってくると言われています。我々人間も同じですよね。赤ちゃんは一日のほとんどを睡眠に充てており、成人以降の年齢になると6.5〜7.5時間程度が平均だと言われています。ここでは、ワンちゃんの睡眠時間を年齢別にご紹介していきます。

子犬の睡眠時間

一般的に子犬と呼ばれる生後0ヶ月〜2歳までのワンちゃんは、一日の平均睡眠時間が18〜19時間程度だと言われています。人間の赤ちゃんと同じように、子犬も一日の大半を寝て過ごしていることが分かりますね。

生後0ヶ月~2歳のワンちゃんを更に細かく分けると、幼犬(生後0〜6ヶ月)と若齢犬(6ヶ月〜2歳)に分類することができ、それぞれの睡眠時間は、幼犬が約18〜20時間で、若齢犬が約14〜16時間だと言われています。

子犬は好奇心旺盛で活発なため、体力を回復するには長時間の睡眠をとる必要があるのです。また一日に消費するエネルギーも多く、体力の温存も行わなければなりません。

愛犬が長時間寝ている姿を見て、体調不良や睡眠障害などではないかと心配になることもあるかもしれませんが、成長期にあたる子犬の時期は睡眠は重要なため、無理に起こさず安心してゆっくりと眠れる環境を整えてあげましょう。

成犬・高齢犬の睡眠時間

次に成犬と高齢犬の睡眠時間をご紹介していきます。

一般的に、2歳〜7歳にあたる成犬の一日の平均睡眠時間は、約9〜14時間とされています。

一方高齢犬の場合は、7歳以上にあたるため、12時間以上の睡眠を必要とします。

成犬でも一日の半分以上を睡眠に費やしていることが分かります。

ワンちゃんの睡眠時間は、子犬から成犬に成長するにしたがって減っていきますが、歳をとってくるとまた睡眠時間が増えていきます。

これは、高齢犬は体力の回復に時間を要するため、成犬よりも更に多くの睡眠時間が必要となるからです。

ここで一点気を付けたいことが、ワンちゃんの睡眠時間は個体や環境によって異なるという点です。

ご紹介したものは、睡眠時間の平均値として把握しておきましょう。

ワンちゃんはなぜ長時間寝るの?

子犬

ワンちゃんは、我々人間よりも一日の平均睡眠時間が長いことが分かりました。ではなぜワンちゃんの睡眠時間はこんなにも長いのでしょうか。それは、ワンちゃんの睡眠の仕組みに理由があります。

我々人間の睡眠の仕組みとしては、一度にまとめて睡眠を取ります。

「朝起きて活動をし、夜になると寝る」を繰り返し、お昼寝や仮眠はあったとしても基本的には夜にまとめて睡眠をとります。

そのため、睡眠についている時は、レム睡眠(眠りが浅く脳は起きている状態)とノンレム睡眠(体も脳も活動を休めている状態)を繰り返しており、それぞれの比率はレム睡眠が約20%でノンレム睡眠が約80%なのです。

一方でワンちゃんの場合、我々人間のように一度にまとめて睡眠をとるのではなく、短い睡眠のサイクルを一日に何度も繰り返します。

詳しく説明すると、ワンちゃんの睡眠の仕組みは、21分周期で「16分寝て5分起きる」を繰り返し、レム睡眠とノンレム睡眠の比率も人間とは逆で、それぞれレム睡眠が約80%、ノンレム睡眠が約20%となっているのです。

ワンちゃんがぐっすり眠れている時間は非常に短いため、長時間の睡眠をとる必要があるということになります。

寝不足になることも

ワンちゃんは睡眠をとっていたとしても、そのほとんどが浅い眠りであることが分かりました。ここで、「睡眠を十分にとれていないワンちゃんは寝不足になるの?」と疑問に思われた方も多いでしょう。

結論から申し上げますと、ワンちゃんも我々人間と同じように睡眠時間を十分に確保できていないと、寝不足になることがあると言われています。

ワンちゃんは寝不足になると、元気がなくなったり食欲が低下したりします。また、散歩や遊びに興味を示さなくなり、一日中ぐったりとすることがあります。

ワンちゃんは寝不足になってしまうと、身体的・精神的なストレスを感じてしまうので、寝不足にならないようにしっかりと眠れる環境を整えてあげることが大切です。

子犬がぐっすり眠るためには

子犬

本記事では、ワンちゃんの睡眠のほとんどは浅い眠りであるとご紹介しましたが、ワンちゃんが少しでもぐっすりと寝るためには、飼い主としては何ができるのでしょうか。ここでは、ワンちゃんが快適な睡眠をとるためにすべきことをご紹介していきます。ワンちゃんを飼っている方も、これから迎える方も是非参考にしてみてください。 

①できるだけ暗くする

子犬をぐっすり寝かせるためには、まずは部屋の明るさに気を付けましょう。

薄暗い状態がベストですが、そうでない場合は、電気を消したり日光が入らないようにカーテンを閉めるなどして、できるだけ暗くしてあげましょう。

我々人間も、電気が付いた明るい場所では落ち着いて寝ることができない上に、赤ちゃんの場合だと特に部屋の明るさには配慮しますよね。

できるだけ暗い状態にしてあげることで、ワンちゃんは落ち着くことができ、長時間深い眠りにつくことができます。子犬が眠っている時は、質の良い睡眠をとらせてあげるために暗くしてあげましょう。

②ちょうどいい空調

空調も子犬がぐっすり眠るためには外せないポイントの一つです。

子犬に限らず、ワンちゃんは寝る時の部屋が暑すぎたり寒すぎたりすると、ぐっすり寝ることができません。そのため、ワンちゃんの体温に合わせて、心地のいい室温に調整してあげましょう。

個体差はありますが、ワンちゃんの平熱は人間よりも高く、約37.8度〜39.3度ほどだと言われているため、部屋の温度が高すぎないかこまめに確認する必要があります。

子犬がなかなか眠りにつかない時は、室温に問題があるかもしれないので、ワンちゃんに合わせた室温調整を行いましょう。

③騒音には要注意

子犬が寝ている時は、話し声はもちろん、物音やテレビの音などにも配慮しましょう。

子犬はよほどのことがない限り寝ている時に簡単に目を覚ますことはないですが、周りがうるさすぎると物音や声、動きなどで起きてしまいます。そのため、子犬が眠っている時はできるだけ静かにしてあげましょう。

ワンちゃんは人間よりも聴力が優れているため、人間がうるさくないと感じた音量や声量でもワンちゃんにとってはうるさいと感じることがあります。

また、犬種によっては音に敏感な子もいるため、物音が睡眠を妨害してしまうとストレスの原因になりかねません。

質のいい睡眠をとらせるためには、大きな音は立てないように気を付けましょう。

まとめ

子犬

いかがでしたでしょうか。本記事では、ワンちゃんの睡眠の深さや、ぐっすり寝かせるためのポイントなどについて解説しました。

本記事で解説した通り、ワンちゃんの睡眠自体は浅いので、愛犬が寝ている姿を見かけたときには起こさないように気を付けてあげてください。

睡眠はワンちゃんにとって重要なものなので、寝床の環境には気を配るようにしてあげましょう。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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