JKC公認のパグの毛色は?被毛の特徴やお手入れ方法も
犬にはさまざまな毛色があり、同じ犬種でも色が違うだけで印象がガラッと変わりますよね。明るいベージュのイメージが強いパグですが、他にはどのようなカラーがあるのでしょうか。本記事ではJKC(ジャパンケネルクラブ)で公認されているパグの毛色や、被毛の特徴、お手入れの方法までパグの被毛に焦点をあててご紹介します。
パグの毛色は4種類!
JKC(ジャパンケネルクラブ)で認めているパグの毛色は「フォーン」、「ブラック」、「アプリコット」、「シルバー」の4色です。それぞれの色について簡単に見ていきましょう。
フォーン
「フォーン」とは金色がかった色を指します。英語では子鹿を意味しますが、まさに子鹿のような毛色が由来となっているようです。明るいベージュのような色味ではあるものの、犬種によって濃淡の幅が異なることもあります。パグでは最もよく見かける毛色です。
ブラック
ブラックの毛色はブラック&タン、ブラック&ホワイトなどの種類がありますが、パグはブラック単色です。人気のある毛色ではありますが、フォーンと比べると数は少ないと言われており、やや希少となっています。パグの他の毛色とは異なり、マズル周辺が黒い「ブラックマズル」は見られません。ちなみに、ブラックマスクの子は歌舞伎役者の化粧のように見えることから、海外では「kabuki face」と呼ばれることもあるようです。
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アプリコット
アプリコットとは、あんずの実のような赤みのある黄色を指します。日本ではアプリコットの毛色を持つパグは少ないため、見かけたことのある人はほとんどいないかもしれません。フォーンよりも色が濃いめのイメージです。
シルバー
薄いフォーンのベースに黒い被毛が混ざったような毛色です。アプリコット同様、日本ではほとんど見かけることがありませんが、2024/11/8現在、ブリーダーサイトにシルバーのパグの掲載があったため、気になる方は覗いてみてください。(※)
※閲覧のタイミングによっては掲載終了となっている可能性もあります。
白い毛色のパグもいる?
上記の4色のほかに、実は白い毛色のパグも存在します。公認の毛色ではないため、日本で見かけることはほぼないかもしれません。パグの特徴の1つでもある顔のしわが目立たないことやブラックマズルではないことから、一見パグだと分からないこともあると言われています。
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パグの被毛にはどんな特徴がある?
ポメラニアンやトイプードルの被毛と比べるとすっきりとした印象を受けるパグですが、どのような特徴があるのでしょうか。被毛の構造について見ていきましょう。
パグの被毛の構造について
パグの被毛はスムースコートと呼ばれる短毛です。毛足は短いですが、体温を調整する役割のあるアンダーコートと皮膚を保護する役割のあるオーバーコートからなる「ダブルコート」のため、1年に2回換毛期があります。
短くて硬い毛はカーペットやクッション、ソファ、洋服などの布製品に刺さりやすく抜けにくいという特徴があり、取り除くのが大変なので日々の抜け毛対策でいかに床に落ちる毛を減らすかが大切です。
一見お手入れしやすそうに見えますが、ダブルコートの犬種の中でも抜け毛が多いと言われていることから、パグを迎える前には抜け毛対策をしっかりするという覚悟が必要になるかもしれません。
シングルコートの子もいる?
基本的にはダブルコートですが、黒い被毛のパグの中にはシングルコートの子もいると言われています。もちろんダブルコートの子もいますが、「パグを飼いたいけど、できるだけ抜け毛は少ないほうがいい」、「少しでも抜け毛を減らしたい・・」という場合には、信頼できるブリーダーさんにシングルコートの黒パグがいないか相談してみるのも1つです。
パグの抜け毛対策はどうしたらいい?
先述した通りパグはダブルコートのため、春と秋にアンダーコートが生え変わり大量に毛が抜けますが、それ以外の時期でも抜け毛は多いため、日頃からしっかりと対策をする必要があります。犬の抜け毛は放っておくとノミ・ダニの温床となるほか飼い主さんがアレルギーを発症する要因の1つともなるので、できることから取り入れていきましょう。
飼い主さんが毎日できる抜け毛対策として、まずはブラッシングが挙げられます。ブラッシングをすることで抜けて身体に残っている死毛を取り除くことができるため、床に落ちる毛を減らすことができます。死毛を取り除かないでいると皮膚が蒸れて皮膚トラブルの原因ともなるので、できるだけ毎日ブラッシングしてあげてください。ブラッシングは血行の促進やマッサージ効果も期待できるのでおすすめです。短毛なので毛玉になる心配はありません。
また、定期的なシャンプーは抜け毛の軽減に役立ちます。洗いすぎはもちろんよくありませんが、パグは脂性肌とも言われているので、適切なタイミングで身体を洗ってあげましょう。シャンプーは清潔な皮膚を保つためだけでなく、ニオイ予防にもなります。頻度はかかりつけ医と相談するのが安心です。
さらに、抜け毛対策としては洋服を着せるという方法もあります。洋服を着せることで抜け毛が飛び散ったり床に落ちる死毛を減らすことが可能です。ただし、長時間の着用は蒸れや擦れによる皮膚トラブルの原因にもなるので、短時間での使用がおすすめ。皮膚の弱い子は洋服の素材や洗濯時の洗剤にも気を配ってくださいね。
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パグにはレアな毛色もある!
普段よく見かけるパグはフォーンやブラックが多いですが、実はアプリコットやシルバー、さらにはホワイトの毛色も子も存在するということを初めて知った方も多いのではないでしょうか。珍しい毛色は日本ではなかなか見かけることは難しいですが、ブリーダーサイトではまれに掲載されることもあるので、気になる方はこまめに覗いてみると出会いがあるかもしれません。
また、どの毛色であってもパグは抜け毛が多く、日々のお手入れが大切になります。抜け毛対策としてブラッシングやシャンプーは欠かせませんが、パグは皮膚が弱いとされていることからも普段のお手入れが重要です。
黒い毛色のパグにおいては、直射日光に晒されすぎないよう注意が必要だったり、皮膚の状態が分かりずらいことからトラブルに気づきにくいなど、色によって飼育上の注意点があるので、パグを迎える際には好みはもちろん毛色による注意点も聞いておくと、一緒に暮らす上での参考になるでしょう。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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