ポメラニアンの大きさってどれくらい?平均サイズと飼育上の注意点について
ふわふわで柔らかい被毛を持つポメラニアンは人気の小型犬であり、名前を聞いただけで姿を想像できる人も多いのではないでしょうか。しかし、飼っていないと実際どれくらいのサイズ感なのかなかなかイメージがわきにくいですよね。そこで今回は、ポメラニアンの大きさや飼育するうえでの注意点についてご紹介したいと思います。
ポメラニアンの子犬期のサイズ
まずはじめにポメラニアンの子犬期の体重推移についてご紹介します。
ポメラニアンの体重推移は上記の通りです。しかし、ポメラニアンは個体差がとても大きい犬種であるため、数値はあくまで一例として参考程度に留めてください。
生後5ヶ月頃までは成長が著しく、7ヶ月を過ぎる頃には体重の増加は緩やかになっていきます。犬は1歳で成犬になると言われていますが、犬種や身体の大きさでも異なり、小型犬であるポメラニアンの場合、7~10ヶ月で成犬になると言われています。
子犬の時点で成犬時の体重を正確に予測することは難しいものの、小型犬は「生後2ヶ月の時の体重の3倍」、「生後3ヶ月の時の体重の2倍」がだいたいの目安になるようです。
ポメラニアンの成犬期のサイズ
次に、ポメラニアンの成犬期の平均的な体重と体高をご紹介します。
ポメラニアンの成犬は上記の数値が平均的なサイズです。1歳頃には成長が止まっているため、その時期の体重を維持することが理想と言われています。
超小型犬に分類されている代表的な犬種を大きさ順に並べると、ポメラニアンはトイプードルより小さい位置づけになります。
ただし、ポメラニアンは祖先犬が中~大型犬なので、小型犬としてはサイズが大きくなることもしばしばあり、体重が4㎏以上になる子も珍しくありません。中には体重が10㎏を超える「デカポメ」と呼ばれる子もいます。
また、ポメラニアンにはたぬき顔とキツネ顔が存在しており、たぬき顔の子は比較的小さく、祖先犬の特徴を強く受け継いでいるキツネ顔の子は大きくなりやすい傾向があると言われています。
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基本的にオスとメスで見た目に大きな違いはありませんが、オスの方が骨格がしっかりしていることから、大きく育つ子が多いようです。
また、両親犬が身体の大きい子だと遺伝的に大きくなることもあります。両親犬が小さくても大きく成長することも大いにしてあるので一概には言えませんが、両親犬の大きさは子犬の成犬サイズの参考にはなります。
これらの理由から、ポメラニアンが適正体重かどうかを体重だけで判断することは難しいです。平均よりも大きいからと言って必ずしも太っているというわけではないので、愛犬の身体を見たり触ったりして肥満度をチェックできる「ボディコンディションスコア(BCS)」を参考にしましょう。また、定期的に体重を測って獣医師に相談すると安心です。
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【TIPS】ポメラニアンの体重の測り方
ポメラニアンは食欲旺盛な子が多いため、ごはんやおやつをあげすぎたり、運動量が足りていないと肥満になる恐れがあります。愛犬に合った体重管理をするためにも、定期的に体重を測っておきましょう。ペット用の体重計に乗せて測る方法もありますが、抱っこさせてくれるのであれば一緒に体重計に乗って、飼い主さんの体重を引くのが1番簡単な測り方です。ポメラニアンは小型犬なので10g単位まで測ることができる体重計だとなお良いですね。
ティーカップポメラニアンというサイズも
「ティーカッププードル」という言葉は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?ティーカップに入ってしまうほどの小ささで人気の高いサイズですが、実はポメラニアンにも、とても小さいティーカップサイズの子が存在します。
ティーカップポメラニアンは、平均よりも小さなポメラニアンを掛け合わせることでアメリカで誕生したと言われています。ティーカッププードル同様、正式なサイズとして認められていないため、大きさの規定はありません。
そのため、身体の大きさによってポメラニアンの種類が分けられることはないですが、アメリカでは2.25㎏、日本では1.8~2.0㎏で体高20㎝未満の個体をティーカップポメラニアンとする傾向があります。ただし、ペットショップなどでは「極小」ポメラニアンと表記されていることが多いようです。
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ポメラニアンはまれに大きい子が誕生する!?
ポメラニアンは個体差がかなりあり、平均的な体重より大きくなることも少なくないとお話ししました。これは、両親犬や祖父母などが大きい場合、子犬も大きく生まれることがあるという要因の他に、ポメラニアンに起こることがある「先祖返り」という現象が関わっています。
「先祖返り」とは
ポメラニアンはサモエドから派生したジャーマンスピッツを品種改良して生まれた犬種です。愛玩犬にすることを目的に小型化が進められ、ジャーマン・ツヴェルク・スピッツという現在のポメラニアンが誕生しましたが、もともと中~大型のサイズの犬を小型化しているので、まれに先祖のサモエドやジャーマンスピッツに近づく子が生まれるのです。
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ポメラニアンと暮らすうえで注意すること
成犬になっても小さいポメラニアンと暮らすうえでは注意しなければいけないことがあります。それぞれ見ていきましょう。
骨折や脱臼などの怪我に注意
普段はふかふかな被毛に隠れていて分かりませんが、ポメラニアンは他の小型犬同様、骨が細いです。そのため、人間にとっては些細なことであっても骨折しやすい傾向にあります。床にフロアコーティングしたり、カーペットを敷いたりして、ポメラニアンが滑って転ばないようにしましょう。活発なのでソファの上や飼い主さんの膝の上にのっかることもありますが、飛び降りた際に脱臼してしまうこともあります。なるべく高さのあるところには登れないようにする、ステップを設置してリスクを減らすなどの対策をする必要があります。
食欲旺盛なので肥満に注意
先述しましたが、ポメラニアンは身体は小さくても食欲旺盛な子が多いです。他の犬種と比べて肥満にもなりやすいので、食事の量をコントロールしないといけません。可愛いからと言っておやつをあげすぎないよう気をつけてください。
お散歩は毎日必要!
ポメラニアンはエネルギッシュな犬種なので毎日のお散歩が必要になります。怪我をしやすいので15分ほどで十分です。物足りそうであれば様子を見ながら少しずつ時間を増やしたり、室内遊びを取り入れてください。また、足が小さいのでお散歩中は側溝やマンホールなどに落ちたりしないよう注意が必要です。
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ポメラニアンは怪我に要注意な超小型犬
ポメラニアンは想像以上に小さいということが分かりました。そのため、ふとした場面で怪我をしやすいです。一緒に暮らすにあたってはなるべく安全に過ごすことができる環境づくりが大切になります。好奇心旺盛なので、いたずら好きな子も少なくありません。目を離したすきに怪我をしてしまった!ということがないよう、なるべく愛犬の届く範囲に物を置かないようにすることも大事ですね。
また、ポメラニアンは祖先犬が身体の大きい犬種のため、体重やサイズにはかなりの個体差があります。自分の愛犬が他の子と比べて大きいとしても、必ずしも肥満というわけではありません。もちろん運動不足やおやつのあげすぎは肥満に繋がり、怪我のリスクが高まってしまうので注意が必要です。定期的に体重を測ったり獣医師に診てもらい、愛犬に合った体重管理をしましょう。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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