ミニチュアダックスフンドをお迎えしたい方必見!性格や特徴、寿命から育て方まで基本情報をまとめました
ミニチュアダックスフンドと言えば、短い足と長い胴の可愛い体型が特徴的ですよね。その姿から、おっとりしているように見えますが、実は活発で機敏に動き回れるんですよ。
今回は、ミニチュアダックスフンドのルーツや性格、体型の特徴、気をつけたい病気などについてご紹介します。ミニチュアダックスフンドをお迎えしたいと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
ミニチュアダックスフンドの歴史
ミニチュアダックスフンドの特徴的な胴長短足になった理由を、歴史からひも解いてみましょう。
活躍の歴史
ミニチュアダックスフンドの祖先は、中世のドイツで誕生したと言われています。巣穴にいるアナグマやウサギなどの狩猟をするため、現在のミニチュアダックスフンドのような胴長短足の体型に改良されていきました。
名前のルーツ
ダックスフンドの由来は、ドイツ語でアナグマという意味のDachs(ダックス)と犬という意味のHund(フント)から名付けられたと言われています。
分類される犬種グループ
犬種グループは役割や目的ごとに10のグループに分けられています。その中でダックスフンドだけのグループ、第4グループに入ります。
ミニチュアダックスフンドの特徴
短い足と長い胴が特徴のミニチュアダックスフンドですが、他にもたくさんの特徴があります。どのような特徴があるのかミニチュアダックスフンドの大きさや被毛について見ていきましょう。
ココがチャームポイント!
チャームポイントは、短い足です。短い足でも走るスピードは速く、素早く動くこともできます。
適正体重・標準体高
ミニチュアダックスフンドは、体重4.5〜5kg、胸囲は30〜35cmが標準とされています。
サイズ展開
ダックスフンドは、サイズごとに3つのタイプに分けられます。
ミニチュアダックスフンドより小さいサイズをカニヘンダックスフンド、大きいサイズをスタンダードダックスフンドと言います。
- カニヘンダックスフンド 体重3.2~3.5kg、胸囲30㎝以下
- ミニチュアダックスフンド 体重4.5~5kg、胸囲は30~35cm
- スタンダードダックスフンド 体重9~12㎏、胸囲35㎝以下
この記事もチェック!
被毛の特徴
ミニチュアダックスフンドは、被毛のタイプや毛色が豊富な犬種です。
コートタイプ
ミニチュアダックスフンドには、3つの被毛のタイプがあります。
- スムースヘアード・・・艶があり、硬さのある短毛
- ロングヘアード・・・細く柔らかい長毛
- ワイヤーヘアード・・・ゴワゴワとした硬めの短毛
代表(標準)毛色
ミニチュアダックスフンドには豊富な毛色があります。
- 単色・・・レッド、ゴールド、イエローなど
- 2色以上・・・ブラック&タン、チョコレート&タン、シルバーダップル&タン、ブリンドル、パイボールドなど
- ワイヤーヘアードはこの他に、ワイルドボアやウィートンなどがあります。
お手入れの方法と注意点
ミニチュアダックスフンドはどの被毛のタイプも、抜け毛があります。特に換毛期には大量に抜けるので、毎日ブラッシングしてあげる必要があります。ブラッシングを怠ってしまうと、毛玉の原因にもなりますので、しっかりと行いましょう。
この記事もチェック!
ミニチュアダックスフンドはこんな性格
飼いやすい犬種としても人気のミニチュアダックスフンドですが、しつけはしっかりと行うことが必要です。ここでは性格やしつけについてご紹介します。
利口で飼い主に従順
ミニチュアダックスフンドは狩猟犬だったことから、飼い主に従順なところがあります。しかし、甘やかしてしまうと、自己主張が強くなり、吠えたり噛むようになってしまうこともあります。
活発で懐っこい
走り回ったり、遊ぶのが大好きなミニチュアダックスフンドは、運動量も多く元気いっぱいな犬種です。特に犬と仲良くすることが上手なので、多頭飼いがしやすい犬種でもあります。
こんなしつけが必要
賢く適応能力が高いミニチュアダックスフンドは、しつけがしやすい犬種と言われています。しつけをしっかりと行うためにどのようなことが必要でしょうか。
信頼関係をしっかりと築く
一番大切なのは信頼関係です。飼い主に対して信頼がないと、飼い主の指示に従わず、やりたい放題となってしまいます。ミニチュアダックスフンドにリーダーと認識してもらうためにも、信頼される飼い主になりましょう。
ストレスを溜めこまない
運動量が多いミニチュアダックスフンドは、運動不足からストレスが溜まってしまいます。激しい運動は足や腰に負担となりますので、長めの散歩や早歩きなどバリエーションをつけてミニチュアダックスフンドと一緒に運動を楽しみましょう。
この記事もチェック!
ミニチュアダックスフンドがかかりやすい病気と平均寿命
生活環境は食事、運動などによって寿命は変わってきます。ミニチュアダックスフンドの健康を維持するためにも病気にならない環境を作ってあげる必要があります。
気をつけたい病気
ミニチュアダックスフンドが特に注意しておきたい病気にはどのようなものがあるのでしょうか。
外耳炎
垂れ耳は、通気性が良くないため細菌や寄生虫が繁殖しやすい環境です。外耳炎を起こしてしまうと、痒がったり、耳垢が多くなったり、臭いが強くなります。
進行性網膜萎縮症(しんこうせいもうまくいしゅくしょう)
目の網膜が萎縮し目が見えにくくなり、最終的には失明してしまう遺伝疾患です。年齢に関係なく発症し、若い犬にも見られます。
椎間板ヘルニア
背骨にある椎間板が変形し、神経を圧迫してしまう病気です。ミニチュアダックスフンドの胴長短足の体型から足や腰に負担がかかるため椎間板ヘルニアになりやすい犬種と言えます。
この記事もチェック!
平均寿命
ミニチュアダックスフンドの平均的な寿命は12〜16歳ほどで、長生きな犬種と言えます。
活発なミニチュアダックスフンドとたくさん遊ぼう!
愛嬌のある体型のミニチュアダックスフンドは、運動や遊ぶことが大好きな犬種です。その性格が人気の理由でもあるんですね。
生活環境を整えしっかりとしつけを行うことでよいパートナーとなってくれます。
ミニチュアダックスフンドと一緒に楽しみながら生活を送ることでよりよい信頼関係を築いていけることでしょう。
<参考文献>
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!