マルチーズの特徴まとめ|性格・被毛・健康面からご紹介!
マルチーズは見た目の可愛らしさに加え、飼い主さんに従順なので初心者でも比較的飼いやすいと言われている犬種です。日本でも飼っている人がたくさんおり、いつかお迎えしたいと思っている方も多いと思います。そこで今回は、マルチーズの特徴を性格・被毛・健康面からご紹介します。マルチーズと一緒に暮らすこ人はぜひ参考にしてください。
マルチーズの特徴|性格面
歴史の古いマルチーズは長年人々に愛されてきた犬種です。そんな愛玩犬の代表とも言えるマルチーズはいったいどんな性格をしているのでしょうか?まずはマルチーズの基本的な性格から見ていきましょう。
穏やかで従順
はじめから愛玩犬として誕生したマルチーズは人懐っこく温厚な性格で、人の膝の上に大人しくちょこんと座っていたことから「抱き犬」とも呼ばれていました。飼い主さんにとても従順なため、初心者でも比較的飼いやすい犬種として紹介されることも多いです。
遊ぶの大好き!
穏やかな性格ではあるものの、活発で運動を好みます。個体差はありますが、お散歩を楽しみにしている子も多いので、毎日欠かさずに行ってあげましょう。必要な運動量は少ないため、激しい運動は必要ありません。飼い主さんへの愛情が深く、甘えん坊なので一緒に遊んであげるととても喜びます。
神経質で気の強い一面も
基本的には温厚ですが、神経質な一面も持ち合わせています。飼い主さん以外の人には心を開かない子もおり、見知らぬ人に対しては知らんぷりするような態度をとることも。社会化が不足すると警戒心からすぐに吠える子に育ってしまうので注意が必要です。
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マルチーズの特徴|被毛面
真っ白な毛色が美しいマルチーズ。被毛の特徴についてみていきましょう。
コートタイプは?抜け毛は多い?
犬の被毛には「シングルコート」と「ダブルコート」があります。「シングルコート」は皮膚を紫外線や外傷、雨などから守るオーバーコートのみのコートタイプで、「ダブルコート」はオーバーコートと体温調整や保湿の役割を持っている柔らかい毛質のアンダーコートの2重構造です。
マルチーズの被毛はシングルコートで、アンダーコートがありません。アンダーコートがないため換毛期がなく抜け毛は少ないですが、寒さに弱く冬場は寒さ対策が必須になります。
換毛期についてはこちらの記事をチェック!
お手入れの方法は?
マルチーズの被毛は細くとても絡まりやすいので、毎日の丁寧なブラッシングが必要です。また、抜け毛は少ないですがまったく抜けないわけではありません。日々の生活の中で少しずつ抜けるので、ブラッシングで取り除いてあげましょう。取り除かずにいると毛がもつれやすくなるほか、被毛の通気性が悪くなって皮膚病の原因となることがあります。
シングルコートのため通気性は悪くなく体臭は少ないと言われていますが、真っ白な被毛は汚れやすいので月に1回を目安にシャンプーしてあげましょう。梅雨の時期は高温多湿で雑菌が繁殖しやすくニオイの原因となることがあるため、2~3週間に1回の頻度でよいかもしれません。ただし、シャンプーのしすぎは必要な油分まで洗い流してしまい、皮膚の乾燥を招きます。最適な頻度が分からない場合には、かかりつけ医に相談するのが安心です。
また、マルチーズの被毛はカットしない限り伸び続けるという特徴があるため、フルコートのスタイルにしないのであれば定期的にトリミングサロンでカットしてもらう必要があります。最近ではお手入れの楽さや見た目の可愛さから短くカットするマルチーズも多いです。好みのカットスタイルがある場合には、参考画像を用意してトリマーさんと仕上がりのイメージをすり合わせておくとよいでしょう。
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マルチーズの特徴|健康面
マルチーズに長生きしてもらうためには日頃からの健康管理も大切です。注意点を知っておきましょう。
肥満に気をつけよう
しつけやコミュニケーションとしておやつをあげる飼い主さんは多いと思いますが、あげすぎてしまうと摂取カロリー過多となって肥満になります。
肥満は心臓病や糖尿病などの病気を引き起こす可能性があるほか、小型犬は骨が細いため、太ることで膝に負担がかかり膝蓋骨脱臼(通称パテラ)のリスクが高くなります。膝蓋骨脱臼とは膝の骨(膝蓋骨)が本来の位置からずれてしまう状態です。症状の程度によってグレード1~4に分けられ、場合によっては外科手術となりますが、手術をしても再発してしまうケースもあります。
膝蓋骨脱臼を発症する原因のほとんどが先天性だと言われていますが、膝に大きな負担がかかることで後天的に発症することもあるので、日頃から体重管理をして太らせないようにしましょう。
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かかりやすい病気は?
マルチーズがかかりやすい病気をあらかじめ知っておきましょう。
僧帽弁閉鎖不全症
マルチーズは心臓の病気を発症しやすいと言われています。僧帽弁閉鎖不全症は、心臓の左心房と左心室の間にある「僧帽弁」が、何らかの原因によって閉じにくくなり、血液が逆流してしまう状態です。血液が逆流することで左房が破裂し、心膜と心臓の間に血液が流れ込んで「心タンポナーデ」を引き起こすこともあります。
早期発見がとても重要ですが、初期症状はほとんど見られないケースが多いため、定期的な健康診断で心臓の音を聞いてもらい、雑音が混ざっていないかチェックしてもらいましょう。シニア期に入った小型犬での発症が多く、1度罹患すると投薬で完治することは難しいと言われています。
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涙やけ
マルチーズは被毛が白いので涙やけが目立ちやすいです。涙やけは何らかの原因によって涙が溢れ、目の周りが常に濡れている状態が続くことで、涙が酸化したり細菌が繁殖して被毛が赤茶色に色素沈着してしまう状態を指します。涙やけ自体は被毛が変色している状態のことを言うので病気ではありませんが、1度色素沈着してしまうと拭くだけでは元の綺麗な被毛に戻すことは難しいので、できれば防ぎたいです。
涙が過剰に溢れてしまう原因は大きく先天的なものと後天的なものに分けられ、先天性の場合は予防することは難しいものの、後天的な場合は眼疾患などが原因となっていることもあります。眼疾患の中には失明してしまうものもあるので、原因を特定するためにもできるだけ早い段階でかかりつけ医に相談することをおすすめします。
マルチーズの特徴を知ってお迎えしよう
犬は愛らしく、その存在に癒される人は多いですよね。そのため、ゆくゆくは犬との生活をスタートさせたいと思っている人も少なくないのではないでしょうか?
犬を飼うにあたっては、まずはお迎えを検討している犬種の特徴を知っておくことが大切です。個体差はありますが、小型犬でも運動量が大型犬並みの犬種もいますし、人気だけどしっかりしつけないと吠え癖がつきやすいという犬種もいます。
マルチーズは抜け毛は少ないですが、毎日のブラッシングや定期的なカットが必要になる犬種です。また、極度に甘やかしてしまうとわがままになって飼い主さんの言うことを聞かなくなったり、飼い主さんと離れることに強い不安を感じる分離不安症を引き起こすこともあります。
見た目の可愛さだけでお迎えして、「こんなはずじゃなかった」となる前に、あらかじめ犬種の特性について理解を深めておきましょう。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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