banner

banner

珍犬種の「キンタマーニドッグ」をご存じですか?歴史や特徴、性格など

お気に入りに追加

日本人観光客もたくさん訪れる観光地バリ島に、今話題の犬がいることをご存じでしょうか。その名は「キンタマーニ・ドッグ」と言います。スピッツ系の血統を持ち、新たな観光資源にしたいということで地元政府や自治体がブランド化に力を入れている犬種です。

今回はそんなキンタマーニ・ドッグの歴史や特徴、性格などを解説していきます!

珍犬種の「キンタマーニドッグ」をご存じですか?歴史や特徴、性格など
【petan編集部企画】体圧分散ペットベッド<DoggyBase>公式サイトはこちら

あわせて読みたい

【petan編集部企画】体圧分散ペットベッド<DoggyBase>公式サイトはこちら

目次

  1. キンタマーニ・ドッグの歴史は?
  2. キンタマーニ・ドッグの性格は?
  3. キンタマーニ・ドッグの特徴は?
  4. キンタマーニ・ドッグはこれから認知されていく犬種

キンタマーニ・ドッグの歴史は?

バリ島
howwei_mahoooo Unsplash

キンタマーニ・ドッグはインドネシア原産の犬種なのですが、国外にはほとんど広まっておらずインドネシアでのみ、その姿を確認することができます。

まずはその歴史から見ていきましょう。

元は小さな村の土着犬

元々はバリ島のキンタマーニ地区にあるスカワナという小さな村で生まれ、森林や火山の多い地域で古くから土着していたようです。その起源ははっきりとはわかっておらず、一説には食用として輸入されたチャウチャウと地元の犬が交配することで生まれたとも言われています。

ちなみに、キンタマーニ・ドッグの中にはチャウチャウのように青い舌を持つ個体がいて、それが血統の証ともされています。

愛玩犬または番犬として活躍してきた歴史もあり、現在はペットとして暮らしている犬と野生で暮らしている犬の比率が半々くらいとなっています。

国際的に認められたインドネシア初の犬種

バリ島は国際的にも有名な観光地なので、政府や地元自治体がキンタマーニ・ドッグを認知してもらおうと動き出したのは最近のことです。

バリ・キンタマーニ犬血統協会が立ち上がり、2019年2月にFCI(国際畜犬連盟)に正式に認められました。

その登録名は「アンジン・キンタマーニ―バリ」。直訳すると「バリ州キンタマーニ地区の犬」という意味になります。バリ州の知事も「バリ島で世界と対等に競い合える犬種がいることを誇りに思う。」と述べているほどですから、その自信のほどがうかがえます。

インドネシア国内にしかいない犬種ですが、観光客などが気に入ってそのまま連れ帰ることもあるようです。

キンタマーニ・ドッグの性格は?

キンタマーニ犬

キンタマーニ・ドッグは古くから人間と暮らしを共にしてきた犬種ですが、どのような性格を持っているのでしょうか? 

従順で素直!しつけがしやすい

飼い主さんに対して非常に従順で優しい性格の持ち主だということが言えるでしょう。

生来の賢さと判断力に富み、しつけや訓練など覚えも早く、良きパートナーとなる素質があります。

警戒心が強いため注意は必要

飼い主やその家族に対しては愛情深いですが、番犬としての側面も併せ持っているため、知らない人や犬が近づいてくると警戒心を持つことも多いです。

攻撃的にならないよう、きちんとしたしつけが大切です。

キンタマーニ・ドッグの特徴は?

キンタマーニ犬

キンタマーニ・ドッグは、北方系スピッツの血統を受け継いでいると言われています。では、そんなキンタマーニ・ドッグの特徴を見ていきましょう。 

被毛の特徴は?

キンタマーニ・ドッグの被毛構造はダブルコート(二重構造)で、下毛はソフトで短く密集しており、上毛は若干粗目で中程度の長さになっています。

特徴あるオスの首周りの長い毛はバドンといい、肩付近に生える長めの毛はブルガンバなどと呼ばれています。

毛色は白のほかに黒、フォーン、ブリンドルなどがあります。また2色以上の色合いに関しても細かく規定が決められています。

スピッツの系統を受け継いだ外観

マズルが細長く、尖った立ち耳を持つ点がスピッツ系統を受け継いでいる証拠です。体高はオスが49~57センチ、メスが44~52センチで、体重は13~17キロ程度の中型犬サイズです。

尾の角度や骨格、耳がちゃんと立っているかなど細かく犬種としてのスタンダードが規定されています。

キンタマーニ・ドッグはこれから認知されていく犬種

キンタマーニ犬

今でこそインドネシア国内にしかいないとされるキンタマーニ・ドッグですが、FCI(国際畜犬連盟)で2019年に登録されたばかりなのでこれから人気が高まっていくことは間違いないでしょう。

もしかしたら日本で会える日も近いかも知れませんね。

banner

ずーこ

この記事のライター

ずーこ

動物全般が大好きで現在は猫を飼ってます!犬もだいすきなのでpetanでは犬に関する様々な情報を発信していきたいと思います!!

【petan編集部企画】体圧分散ペットベッド<DoggyBase>公式サイトはこちら

あわせて読みたい

【petan編集部企画】体圧分散ペットベッド<DoggyBase>公式サイトはこちら

希少犬に関する記事

背中の逆毛が特徴的なタイ・リッジバック・ドッグって知ってる?ルーツや性格、飼い方などを紹介!

犬の生態/気持ち

背中の逆毛が特徴的なタイ・リッジバック・ドッグって知ってる?ルーツや性格、飼い方などを紹介!

タイ・リッジバック・ドッグという犬種を聞いたことがありますか?日本ではあまり知られていませんが...

2023年1月14日

希少犬種の「ムーディー」の魅力に迫る!歴史や特徴、性格などご紹介します

犬の生態/気持ち

希少犬種の「ムーディー」の魅力に迫る!歴史や特徴、性格などご紹介します

「ムーディー」という犬種を聞いたことはありますか?世界にはたくさんの犬種が存在します。ムーディ...

2022年12月15日

珍しい犬種『アザワク』について解説!歴史や特徴、性格や飼育について

犬の生態/気持ち

珍しい犬種『アザワク』について解説!歴史や特徴、性格や飼育について

「アザワク(Azawakh)」はとても足の速い犬種で、アフリカ・サハラ南部の遊牧民とともに暮ら...

2022年12月14日

【希少犬種】イーストヨーロピアンシェパードの基本情報|性格から平均寿命まで

犬の生態/気持ち

【希少犬種】イーストヨーロピアンシェパードの基本情報|性格から平均寿命まで

シェパードと聞くと、ジャーマン・シェパードやホワイト・スイス・シェパードを思い浮かべる方も多い...

2022年12月11日

世界最古の犬種【グリーンランド・ドッグ】って知ってる?エスキモーと暮らしてきた希少犬の歴史

犬の生態/気持ち

世界最古の犬種【グリーンランド・ドッグ】って知ってる?エスキモーと暮らしてきた希少犬の歴史

【グリーンランド・ドッグ】という犬種をご存知でしょうか。日本ではほとんど見られない希少犬で、な...

2022年12月8日

もっと見る

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード