飼っているフレンチブルドックが変な座り方をしているのを見たことがある方は多いのではないでしょうか。また、フレンチブルドッグのイラストなどでも、へんてこな座り方をしたものを見かけたことがある方もいるかと思います。フレンチブルドック好きの方はご存じかと思いますが、フレンチブルドックの独特な座り方を「フレンチブルドッグ座り」通称「フレブル座り」や「手足足手座り」と呼びます。本項では、そんな「フレンチブルドッグ座り」と「手足足手座り」について解説していきます。

「フレンチブルドッグ座り」通称「フレブル座り」とは、お尻を地面にぺたんとおろした状態で、後ろ足を斜めにして座っている状態のことを言います。脱力感があり、まるで中におじさんが入っているかのような格好をしています。見方を変えればお姉さん座りのような、ちょっぴりセクシーな座り方とも言えます。このような座り方をしているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

「フレブル座り」は、家の中でリラックスしている時や散歩の途中で休憩をしている時など、さまざまなシチュエーションで見かけることがあります。よくフレンチブルドックのイラストなどでも「フレブル座り」のものを見かけるのは、フレンチブルドックならではの特徴だからですね。思わず写真を撮りたくなるような「フレブル座り」は、フレンチブルドッグが人気とされている理由の一つです。

次に、「手足足手座り」についてご紹介します。「手足足手座り」とは、その言葉の通り、手と足が交互に並んだ状態で座っている姿のことを言います。想像しにくいかと思いますが、実際に見てみると納得できるかと思います。

「手足足手座り」は、ワンちゃんの左前足・左後ろ足・右後ろ足・右前足が順番に並んだ状態で座っている姿であるため、一見「どうなってるの？」と驚く方も少なくはありません。「手足足手座り」は、「フレブル座り」よりもへんてこで犬らしくない姿をしています。

可愛い見た目に反して、「フレブル座り」や「手足足手座り」は脱力感があり、まるでおじさんが座っているかのようで、そのギャップがフレンチブルドック好き界隈では人気です。

街中でフレンチブルドッグを見つけた際は、「フレブル座り」や「手足足手座り」をしていないか是非見てみてください。

散歩の休憩中、公園でまったりしている時、カフェで飼い主さんと一緒にくつろいでいる時など、フレンチブルドッグはよく手足足手座りをしていますよ。 

先程、フレンチブルドッグによる「フレブル座り」と「手足足手座り」についてご紹介しましたが、なぜフレンチブルドックはそのような変わった座り方をするのでしょうか。「どこか身体が痛いのか？」「おすわりのし方を知らないのか？」と心配する方も少なくないはずです。

本項では、フレンチブルドッグが「フレブル座り」や「手足足手座り」をする理由について解説していきます。愛犬が「フレブル座り」や「手足足手座り」を頻繁にする飼い主の方は必読です。 

犬が通常お座りをする時は、前足と後ろ足を揃え、背筋が伸びた状態でお尻を地面におろします。通常のお座りであれば、前足と後ろ足が揃った状態にあるため、すぐに立ち上がり歩いたり走ったりすることができます。

しかし、「フレブル座り」や「手足足手座り」の状態であれば、前足と後ろ足が複雑な順番に並んでいるため、咄嗟に身動きを取ることはできません。そのため、フレンチブルドックがフレブル座りや手足足手座りをしている時は、気を抜いており、警戒心がほとんどない時だと言われています。

確かに言われてみれば、フレンチブルドッグが「フレブル座り」や「手足足手座り」をしている時は、家の中で落ち着いている時や、散歩の途中で休憩をしている時、飼い主の足元でリラックスをしている時など、基本的に身構えていない状態がほとんどです。

咄嗟に身動きを取ることができない「フレブル座り」や「手足足手座り」を飼っているフレンチブルドッグがしている時は、気を抜いていてリラックスしている状態だと捉えましょう。

フレンチブルドックは骨格的に背骨や関節が他の犬種と比べて弱いと言われているため、普通の座り方よりも座りやすい「フレブル座り」や「手足足手座り」を好む傾向があります。

また、フレンチブルドッグの背骨や関節は、他の犬種と比べて弱いだけでなくやわらかいとも言われているため、それが原因で座り方が変になってしまうことがあります。

更には、フレンチブルドッグは足が太くて短いため、「フレブル座り」や「手足足手座り」の方が座りやすく感じる場合があります。

「フレブル座り」や「手足足手座り」は骨格や関節が特別弱く、やわらかいフレンチブルドッグ特有の座り方ということが分かりますよね。 

前述した通り、「フレブル座り」や「手足足手座り」は、フレンチブルドック独自の座り方であり、警戒心が無くリラックスした状態の時、そしてフレンチブルドックの骨格や関節が関係しています。本項では、そのような「フレブル座り」や「手足足手座り」が健康に影響があるかどうかについて解説していきます。飼っているフレンチブルドッグが「フレブル座り」や「手足足手座り」を続けていて健康面で心配している方は必読です。

人間が足を組んだりあぐらをかいたりするように、犬の座り方も一通りではありません。私たちが想像する、前足と後ろ足が揃い、背筋の伸びたいわゆる「お座り」の状態だけが犬にとって座った状態を指すとは限りません。

また、ワンちゃんによっても座り方に癖がある子もいます。「フレブル座り」や「手足足手座り」が、ワンちゃん自身の健康に直接的な影響は特段ありませんが、長時間その状態が続いていたり、触れられると嫌がるといったような普段とは様子が違う場合は要注意です。

特に、「フレブル座り」や「手足足手座り」の状態で触れられることを嫌がる場合は、関節を痛めていたり怪我をしている可能性があります。普通の座り方をしなくなり、「フレブル座り」や「手足足手座り」の状態が続く場合は何かしらの原因があるはずなので、よく観察してあげてください。

フレンチブルドック以外にも、「フレブル座り」や「手足足手座り」のような変な座り方をするワンちゃんはいるのでしょうか。本項では、フレンチブルドック以外に「フレブル座り」や「手足足手座り」をする犬種をご紹介します。愛犬がフレンチブルドッグでないにもかかわらず、「フレブル座り」や「手足足手座り」をしている飼い主の方は是非参考にしてみてください。 

フレンチブルドッグとパグはよく似ていますよね。フレンチブルドックだけでなく、パグも似たような体型をしているため、「フレブル座り」や「手足足手座り」をすることがよくあります。確かに言われてみると、パグも変な座り方をしているのをよく見かけますよね。

パグもフレンチブルドックと同様に、膝や腰、股関節が他の犬種と比べて弱い犬種のため、「フレブル座り」や「手足足手座り」をすることがあります。ちなみに、「フレブル座り」のパグバージョンはそのまま「パグ座り」と呼びます。

フレンチブルドックやパグ以外にも、「フレブル座り」や「手足足手座り」をするワンちゃんはいます。腰や股関節が弱い犬種でなくても、肥満体型のワンちゃんであればお腹周りのお肉が邪魔で普通に座ることができず、必然的に変な座り方になってしまうパターンもあります。

また、高齢犬も「フレブル座り」や「手足足手座り」のような、体勢を崩した座り方をすることがよくあり、「フレブル座り」や「手足足手座り」をするのはフレンチブルドックやパグだけではないと言えます。

いかがでしたでしょうか。本記事では、「フレブル座り」と「手足足手座り」についてご紹介しました。手足が短く、ちょこんと変な座り方をしていると可愛らしいため、思わずずっと見ていたくなるのですが、長時間その状態が続いていた際は、身体に不調がないか触って確認してあげる必要があります。

前述した通り、「フレブル座り」や「手足足手座り」は、基本的には健康上問題はないのですが、長時間「フレブル座り」や「手足足手座り」が続いたり、「フレブル座り」や「手足足手座り」をしている時に触れると嫌がるような行動を取った際はかかりつけの病院に連れて行って診てもらうことをおすすめします。

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