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冬場に愛犬をお留守番させる際の注意点をご紹介。暖房の設定温度や保温グッズも

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犬を冬に留守番させるときは防寒対策をしていますか?夏の間は犬が熱中症になるリスクも高く、留守番中もしっかりと暑さ対策をする飼い主さんが多くいらっしゃいます。しかし、冬の間は熱中症のリスクが低いからという理由で、油断をしていませんか?ここでは、冬場に愛犬を自宅で留守番させるときの防寒対策の重要性について詳しく解説していきます。また、お留守番をさせるときの、エアコン・暖房の設定温度や、暖房グッズを使用する上での6つの注意点をご紹介します。

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目次

  1. 犬の冬の留守番に暖房は必要?
  2. 犬の冬の留守番で暖房器具を使うときの6つの注意点
  3. 冬に愛犬が快適にお留守番をサポートする、おすすめアイテム
  4. 冬の間は車の中で犬を留守番させてもいい?
  5. 留守番中も犬が快適に過ごせるようにしよう

犬の冬の留守番に暖房は必要?

エアコン
Sprinter_Lucio

 犬は暑い夏よりも寒い冬の方を好みます。しかし、だからと言って防寒対策をしなくても良いわけではありません。冬の間でも暖房などを活用し、しっかりと防寒対策に取り組むことが大切です。ここでは、犬が寒い場所で長時間過ごす危険性に加え、どのような犬が寒がりな犬なのかを解説していきます。また、室内は何度に保つべきかを紹介していきます。 

寒すぎるとどうなる?

 犬は寒い場所で長時間過ごすと低体温症を引き起こしてしまう場合があります。犬が低体温症になってしまうと元気がなくなり、震えが止まらなくなってしまいます。低体温症が悪化すると犬は呼吸困難を引き起こし、最終的には昏睡状態に陥ってしまい、非常に危険です。そのため、防寒対策に取り組み、低体温症を事前に防ぐことが非常に大切です。 

どんな犬が寒さに弱い?

 どんな犬でも低い気温の中で長時間過ごすのはよくありません。しかし、犬の中でも特に寒さに弱い犬がいます。子犬や老犬は成犬よりも寒さに弱く、体が冷えやすい傾向があります。また、小型犬や短毛手の犬種も毛が長い大型犬よりも冷えやすいので、注意が必要です。 

室内暮らしは寒さが苦手になりがち

 また、犬種やライフステージに関わらず、室内飼いで散歩の機会も少ない犬たちは、外気にさらされることが少なく、寒さに弱い傾向にあります。室内では温度が一定に保たれている快適な環境で暮らしているため、寒さに慣れていないのです。愛犬の状態をしっかりと観察し、寒さに弱いのであれば、より一層防寒対策に取り組むようにしてくださいね。 

犬が快適に過ごせる温度と湿度

 犬が冬に快適に過ごせる室温は20度前後、湿度は40~60%が目安と言われています。

愛犬の生活スペースの室温と湿度が上記になることを目安に、暖房機器を調整しましょう。ただし、暖房機器の設定温度が20度ということではありませんので、注意が必要です。

また、人でも暑がりな人や寒がりな人がいるように、犬も犬種や被毛の種類、年齢や体の大きさによって快適な室温が異なります。愛犬の様子を見ながら、暖房を工夫してあげると良いですね。さらに、適切な暖房環境は、その他の要因(外気温、湿度、部屋の大きさ、床の材質、暖房機器の種類)などによっても異なります。

冷気は下に溜まりやすいという性質もあるので、愛犬が生活している高さの壁などに温度計を置いて室温を確認したり、実際に床に寝てみて冷気が入ってきやすい場所を確認したりして、愛犬にとって快適な生活環境を目指しましょう。

快適に過ごすためには加湿も必要

 冬は乾燥しやすい季節です。暖房をつけると余計に乾燥してしまいます。乾燥したままにしていると、抵抗力が低下して体調を崩すことも考えられます。

また、犬の皮膚も乾燥し、痒がったり、フケが出たり、静電気が発生しやすくなるので、湿度の管理も忘れてはいけません。湿度計を置いて、湿度を40~60%を保てるよう加湿をしてあげましょう。

寒さが苦手な犬種

 暑い国のメキシコ原産のチワワや被毛がシングルコートのヨークシャテリア、トイプードルなどの小型犬は寒さが苦手です。また、短毛犬種のミニチュアピンシャーやウィペットなども寒さに弱いです。この他に、子犬や高齢犬などは体温調節がうまくできないため、暖房器具などを使って調節してあげる必要があります。 

犬の冬の留守番で暖房器具を使うときの6つの注意点

犬
matthewhenry Unsplash

 そばにいて見ていられるときは安心な暖房器具も、お留守番のときには、いたずらしていないか、暑くなりすぎていないかなど心配になりますよね。お留守番の間も愛犬に快適に過ごしてもらうために、暖房器具を使うときの注意点を確認しておきましょう。 

  1. 基本中の基本!火を使う暖房器具はNG
  2. 電源コードにも注意
  3. 床暖房・ホットカーペットは低温やけどに注意
  4. 暑いときに調整できるように
  5. こたつには要注意!
  6. 防寒着は慣れてから。生活空間にも注意!

1.基本中の基本!火を使う暖房器具はNG

 火を使う石油ストーブなどの暖房器具は、愛犬が走り回って倒してしまったり、近づきすぎて火傷をしてしまう危険性があります。

外出中に火を使う暖房器具を使用する方は少ないかもしれませんが、「5分だけコンビニへ」といったちょっとした外出時など、やむを得ずに使用する場合であっても、愛犬が近付くことができないようストーブガードなどを活用するようにしましょう。

2.電源コードにも注意

 室内全体を暖めるためにはエアコンが最適ですが、エアコン以外の暖房器具を使う場合、できるだけ犬用やペット専用のものを使うことをおすすめします。電源コードがついているものは、犬が噛んでしまう可能性がありますので、犬用にコードが保護してあるものを使いましょう。

電気を使うのが心配なときには、レンジで温められる湯たんぽや、犬の体温であたたまるマットなども販売されています。

3.床暖房・ホットカーペットは低温やけどに注意

 床暖房や人用のホットカーペットを使う場合、触っただけではあたたかい程度ですが、長時間寝ていたり、涼しいところに移動できなかったりすると低温やけどの原因となってしまいます。特に、寝ていることが多い子犬や高齢犬に使うときには注意が必要です。

暑いときに愛犬が移動できるよう、床一面に敷くのではなく床面積よりも小さいものを選んであげましょう。床暖房が広範囲に設置されている場合は、床の一部に少し高さのある、簀の子を敷いてあげたりと涼める場所をつくってあげるといいと思います。

4.暑いときに調整できるように

 寒くないようにと部屋全体をあたためすぎると、冬でも熱中症・脱水状態になってしまう可能性があります。暑くなったときに涼しいところに移動できるよう、エアコンの温度は低めに設定し、保温マットや毛布などで調節できるようにしてあげましょう。 

5.こたつには要注意!

 こたつは、火を使わない暖房器具ではありますが、犬にとっては危険な暖房器具です。こたつの中で長時間寝てしまうと、脱水になり熱中症になってしまうこともありますので、愛犬のお留守番の時には電源をしっかりと落としましょう。

6.防寒着は慣れてから。生活空間にも注意!

 最近では様々な種類の犬の防寒着が販売されています。犬の体全身をカバーするコートから首だけをカバーするスヌードまで、必要に応じて使い分けることができます。防寒着が外出時に使用されることが多いですが、室内でも犬に防寒着を着せるのは犬が暖かく過ごせるようにするために効果的です。

ただし、普段から洋服を着せ慣れていない犬に、突然服を着せると嫌がって騒いだり、噛みちぎったりと危険ですので、ある程度慣れさせてからお留守番中に着せるようにしましょう。何かの拍子で室内に洋服が引っ掛かってしまう場合もありますので、犬の視点に立って、犬の生活空間に引っ掛かるような場所がないかをチェックする必要もあります。

健康面だけではなく、車内に犬を放置するのは盗難の被害にあうこともある、様々な危険が潜んでいます。そのため、季節に関係なく、犬を車内で留守番させるのは絶対に避けるようにしてくださいね。

冬に愛犬が快適にお留守番をサポートする、おすすめアイテム

犬
Annabel_P

 寒い冬を乗り越えるため、快適なお留守番をサポートする、おすすめアイテムをご紹介します。 

電気のいらない暖か、からだ保温ぶとん

 熱反射のアルミが犬の体温で保温効果を持続してくれます。電気を使わないので低温やけどの心配無用。手洗いもできるので、清潔に使うことができますね。

・本体サイズ (幅×奥行×高さ) :36×60×25cm

  • 商品名:ドギーマン 電気のいらない暖か、からだ保温ぶとん
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楽天市場で見る

ペット用ホットカーペット Mサイズ 角型 PHK-M

 電源コードが保護されているので噛んでしまっても安心。高温面約38度、低温面約28度と両面使えるので、気温に合わせて使い分けることもできます。電気代1時間当たり0.3円なので、電気代を気にせずに使えますね。 

  • 商品名:アイリスオーヤマ ペット用ホットカーペット
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冬の間は車の中で犬を留守番させてもいい?

犬
Pexels

 夏の間に犬を車の中で留守番させる危険性はよく知られています。車内は数分で危険な温度まで上昇し、犬が熱中症にかかってしまうリスクが非常に高くなります。

逆に冬は犬を車内で留守番させるリスクは夏ほど高くはないもの、危険が伴うため絶対にしないようにしましょう。車内で暖房をかけていても、数分で外の温度にまで下がってしまいます。そのため、車内での留守番は犬が低体温症を引き起こしてしまう原因になります。

留守番中も犬が快適に過ごせるようにしよう

犬
mrsemilyhopper

 ここでは、冬に犬を留守番させるときの防寒対策の重要性と注意点を解説していきました。犬は暑さよりも寒さに強い動物ですが、それでもしっかりと防寒対策に取り組むことが大切です。冬の防寒対策は犬が快適に過ごすために欠かせないだけではなく、低体温症などの危険な病気を防ぐためにも欠かせません。今年の冬は犬が留守番中でも暖かく過ごせるように心がけ、暖房器具を選ぶときには、安全に使える犬用のものから選んであげてくださいね。 

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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