犬の鼻チューに理由はある?愛情表現やその背景についてご紹介
愛犬から鼻を押し当てるような仕草”鼻チュー”をされたことはありますか?犬を育てている方なら誰しも一度は愛犬から鼻チューをされたことがあるのではないでしょうか?鼻チューはとっても可愛らしい仕草のひとつですが、繰り返しされるとちょっぴり困ってしまうこともありますよね。
ここでは、犬の鼻チューにはどのような心理や意味があるのか?を解説していきます。さらに、鼻チューを辞めさせると犬の心は傷ついてしまうのか?という疑問についても答えていきます。
犬が鼻チューをするようになった背景
鼻チューは子犬の頃からの経験で学ぶ行動の一つです。鼻チューをすることで飼い主の気を引くことができたのであれば、飼い主の気を引くのに鼻チューが最善の方法だと学んでいきます。
例えば、子犬が飼い主の手に鼻を近づけて来たら自然と子犬を撫でる飼い主が多いのではないでしょうか?この時、子犬は鼻を近づけることで撫でてもらえるということを学んでいきます。様々な場面でこのような状況を経験し、犬は次第に鼻チューを使いこなせるようになるということです。
犬が鼻チューをしてくる理由は?
犬が鼻チューをするのにはいくつか理由があります。犬が飼い主の気を引こうとしている場合もあれば、飼い主を心配している場合もあります。あるいは、特に理由もなく、退屈だからという理由で飼い主に鼻チューをする犬もいます。ここでは、最も多いと言われている2つの理由を紹介していきます。自分の犬がなぜ鼻チューをするのか考えてみてくださいね。
- 飼い主の体調や心情の変化に気がついた
- 飼い主の気を引こうとしている
1.飼い主の体調や心情の変化に気がついた
飼い主が落ち込んだり、泣いてたりしている時に犬が鼻チューをしてくるのであれば、犬が飼い主を心配しているサインかもしれません。犬は飼い主の体調や心情の変化に非常に敏感で、小さな変化でもすぐ気がつくことができます。飼い主がいつもと違う様子だと、犬が心配して飼い主を慰めようとすることがあるのです。
2.飼い主の気を引こうとしている
犬が鼻チューをする理由として最も多いのが、飼い主の気を引こうとしているということです。退屈していて飼い主と遊びたいときや、散歩にいきたい時に鼻チューをして、飼い主に自分の気持ちを伝えようとします。また、水や餌が欲しい時などと、自分の欲求を飼い主に伝える際にも犬は飼い主に鼻チューをすることがあります。
犬の鼻チューを辞めさせると傷つく?
犬の鼻チューを辞めさせると犬が傷つくと考える人がいるかもしれません。しかし、しつけ方法さえ間違えなければ、決してそんなことはありません。鼻チューを辞めさせることで、犬は違う方法で飼い主とコミュニケーションを取るようになるので、困ることもないでしょう。しかし、犬が鼻チューをした時に強く叱ってしまうと、犬が混乱し、飼い主との信頼関係が崩れてしまうことがあるので、注意が必要です。
鼻チューを辞めさせるには無視するのが一番
犬の鼻チューを辞めさせたい場合は、無視をするのが一番です。犬は飼い主の気を引こうとして鼻チューをする場合が多いですが、鼻チューをしても飼い主の気を引くことができないと学べば、鼻チューをすることも徐々になくなります。
鼻チューがあまりにも続く場合は、軽く注意することも可能です。しかし、感情的になって強く叱らないようにしてください。
犬の鼻チューはコミュニケーション手段
ここでは、犬が鼻チューをする理由や背景について解説してきました。鼻チューは要するに犬のコミュニケーション手段の一つであり、犬が飼い主に自分の意思を伝える方法なのです。鼻チューを辞めさせることも可能ですが、辞めさせる場合は、犬を強く叱らず、無視することが大切です。自分の犬が鼻チューをしてくる理由を考え、さらに効率的なコミュニケーションが取れるようにしてくださいね。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!