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犬のうれしょんには理由がある!対処法と病気の可能性を解説

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犬のうれしょんに困っている飼い主さんは多くいます。

愛犬におしっこを漏らされてイライラしたこともあるでしょう。

そこで今回は、うれしょんの原因や対処法、うれしょんが多い犬の特徴や病気の可能性について解説します。

うれしょんの悩みを解決するのにぜひ役立ててくださいね。

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目次

  1. 犬がうれしょんをする理由
  2. うれしょんをしやすい犬の特徴
  3. 犬のうれしょんは直るのか
  4. 犬のうれしょんのシチュエーション別しつけ方法
  5. 犬のうれしょんによる病気の可能性は?
  6. まとめ

犬がうれしょんをする理由

芝生でおしっこする犬

犬がうれしょんするのには理由があります。

主な理由を3つ解説します。

1.興奮

1つ目の理由は興奮です。

犬は興奮してテンションが上がってしまうと、感情のコントロールが上手にできません。

その結果、無意識におしっこを漏らしてしまいます。

飼い主さんが帰宅したり、お客さんが来たりしたときにうれしょんする犬が多いのは、興奮しやすい場面だからです。

飼い主さんは、うれしょんはおもらしとは違うことを知っておきましょう。

それぞれの状態は次のとおりです。

  • うれしょん…尿意があるわけではなく、無意識におしっこが漏れていること
  • おもらし…トイレに間に合わずにおしっこを漏らすこと

つまり、うれしょんをしているとき、愛犬に悪気はなく無意識なのです。

2.服従

2つ目の理由は、相手への服従です。

犬には、「服従するものの前でおしっこをする」という習性があります。

おしっこを漏らすことで、「害を与えないので仲良くしてください」と示すのです。

服従と同時に愛情を表しているともいえるでしょう。

緊張で服従している場合もあれば、愛情から服従している場合もあるかもしれません。

また、服従心をあらわす姿勢としておなかを見せることがあります。

おなかを見せる姿勢は体の力が抜けやすく、おしっこが漏れやすいとも考えられるのです。

3.恐怖

3つ目の理由は恐怖です。

うれしょんという名前から、うれしょんは犬が嬉しいときにすると思っている飼い主さんも多いでしょう。

実は、犬は嬉しいときだけでなく、恐怖を感じたときにもうれしょんをします。

臆病な犬や気が弱い犬は、相手に降伏を示すためにうれしょんをすることがあります。

飼い主さんが「喜んでいるのだろう」と、勘違いしていることも少なくありません。

飼い主さんはうれしょんは恐怖心からもすることを知っておくことが大切です。

うれしょんをしやすい犬の特徴

うれしょんしやすい子犬
Printeboek

うれしょんをしやすい犬には特徴があります。

代表的な5つの特徴は以下のとおりです。

愛犬に当てはまるか、参考にしてみてください。

子犬

うれしょんをする子犬はたくさんいます。

なぜなら、子犬は膀胱の発達が未熟なので、排尿のコントロールが難しいからです。

また、子犬は好奇心が旺盛で興奮しやすい特徴があります。

興奮をコントロールすることが上手にできないので、ささいなことでも興奮がMAXになりやすいです。

成犬になるにつれて膀胱も発達し、感情のコントロールも上達するでしょう。

そのため、ほとんどの子犬が1歳前後には落ち着きます。

子犬のうれしょんは、それほど心配いりません。

小型犬

小型犬もうれしょんが多いです。

犬種にもよりますが、大型犬に比べて体が小さいことが原因です。

体格が小さいということは、服従を示す相手が増えます。

そのため、小型犬はうれしょんが多くなるのです。

また、小型犬は大型犬に比べて室内で飼われていることが多いです。

室内で過ごす時間が多いということは、飼い主さんと過ごす時間がたくさんあります。

飼い主さんとじゃれる機会が多いと、興奮しやすくなるタイミングも増えるので、うれしょんも増えやすいでしょう。

興奮しやすい犬

興奮しやすい犬種や性格の犬もうれしょんが多いです。

犬は興奮するとうれしょんするので、当然かもしれません。

また、子犬の方が成犬よりも興奮しやすいです。

同じ犬種でも頻度には個体差があります。

愛犬のうれしょんが多く感じる場合は、興奮しやすい性格の可能性もあるでしょう。

飼い主に依存している犬

飼い主さんに依存している犬も、うれしょんが多いです。

愛犬が飼い主さんに依存するということは、それだけ服従の気持ちを示すことが多くなるからです。

飼い主さんとの関係が良好だから回数が多い可能性もあります。

服従する人の前でおしっこを漏らしてしまうのは、犬の習性なので仕方がありません。

自然な現象なので、叱らないようにしましょう。

精神的に不安定な犬

うれしょんが多い犬は、精神的に不安定なことがあります。

犬がうれしょんをする原因には、ストレスや恐怖があるからです。

愛犬が突然うれしょんをするようになったら、愛犬が何かに怯えていないか観察してください。

ストレスや恐怖が思いつく場合は、愛犬が安心できるようにケアしてあげましょう。

臆病な犬

臆病な犬もうれしょんを多くします。

不安や恐怖を感じやすい犬の場合、できるだけ安心できる環境を整えてあげましょう。

同じものに怯えている様子があれば、事前に取り除くこともできます。

また、子犬は成犬に比べて臆病なことが多いです。

早めにいろいろな刺激に慣れる社会化トレーニングをしましょう。

犬のうれしょんは直るのか

座り込む犬
GLady

犬のうれしょんは、気をつけても直るとは言い切れません。

なぜなら、犬の習性で本能だからです。

そのため、以下のような回数を減らすための対処法を試してみることをおすすめします。

犬を興奮させないようにする

うれしょんを減らすためには、愛犬を興奮させないことが大切です。

愛犬が興奮するタイミングは決まっていますか?

飼い主さんが帰宅したときや、抱っこをしたときなど、いつもうれしょんをする場面があれば対処できます。

犬が興奮しそうになるシチュエーションは避けましょう。

たとえば、飼い主さんが帰宅したときに犬がうれしょんするようであれば、帰宅時は犬が落ち着くまで声をかけないようにしてください。

うれしょんをしても叱らない

犬がうれしょんをしても叱らないようにしましょう。

うれしょんは犬がコントロールできることではありません。

犬にとって、無意識の行為なのです。

喜びや服従を伝えているのに、飼い主さんから叱られることで犬はショックを受けます。

おしっこの始末は大変ですが、愛犬に悪気がないことを覚えておきましょう。

外出先ではオムツも

犬は自分の意思でうれしょんをコントロールできません。

そのため、外出先やおしっこをしてはいけない場所でも漏らしてしまいます。

愛犬のうれしょんが気になるようであれば、うれしょんをしてもいいようにオムツをしましょう。

周りの人の迷惑にならないよう、確実に対処できる方法を選ぶことも大切です。

犬のうれしょんのシチュエーション別しつけ方法

しつけをされる犬
Pezibear

しつけに共通することは、犬が興奮しないようにすることです。

犬が興奮する場面がしつけのチャンスともいえます。

うれしょんが多いシチュエーション別に、しつけ方法を解説します。

飼い主が家に帰宅したとき

飼い主さんが帰宅したときに、愛犬は興奮します。

喜んでくれる愛犬の姿を見て、飼い主さんもテンションが上がる瞬間でしょう。

ですがまずは、飼い主さんが落ちついて興奮をおさえます。

愛犬の名前を呼んだり、喜びを伝えたりするのはやめましょう。

できれば完全に無視してください。

犬の興奮が静まってから、「ただいま」のあいさつをするようにします。

お客さんが来たとき

人懐っこい犬は、お客さんがくると興奮します。

犬好きなお客さんの場合、一緒になって興奮してしまうかもしれません。

来客の予定があるときは、愛犬をケージなどで待機させましょう。

愛犬が落ち着いたのを確認してからお客さんと対面させます。

その際もリードにつないで興奮をコントロールしましょう。

スキンシップをとっているとき

飼い主さんとのスキンシップは愛犬が興奮します。

うれしょんに気づいたら、すぐにスキンシップは中止してください。

たとえば、抱っこをしているなら床に下ろします。

うれしょんはリアクションしないことが大切です。

飼い主さんが声を出してしまうと、愛犬は反応してくれたと勘違いしてしまいます。

おしっこの始末も愛犬を見ずに淡々と作業しましょう。

散歩中に好きな人や犬と会ったとき

散歩中に好きな人や犬に出会うと、あまりの嬉しさに興奮が頂点に達してしまいます。

うれしょんをしてしまう場所がよその家の前や車の近くかもしれません。

周りの迷惑になることは避けましょう。

先方から愛犬の好きな人や犬が来るのが見えたら、リードをひいて迂回(うかい)します。

トレーニングが完了している場合は、「おすわり」と声をかけてすれ違うのを待ちましょう。

犬のうれしょんによる病気の可能性は?

診察を受ける犬

犬のうれしょんは本能です。

そのため、基本的に病気の心配はいりません。

しかし、うれしょんではなくおしっこを漏らしている場合もあります。

うれしょんに対する飼い主さんの姿勢や病気の可能性などを紹介します。

犬のうれしょんは落ち着いて見守る

犬のうれしょんは病気ではありません。

本能なので心配しなくてもよいでしょう。

子犬の場合は、膀胱の発達や感情のコントロールが未熟なので、うれしょんが多くなりがちです。

成長するにつれて落ち着くことがほとんどで、1歳前後には自然に減ります。

しかし、1歳を過ぎてもうれしょんが減らない場合は注意が必要です。

獣医師や専門のドッグトレーナーに相談してみることをおすすめします。

排尿器疾患の可能性を疑う

病気を心配する必要があるのは、おしっこが漏れているときです。

うれしょんは、犬が興奮したときに無意識におしっこを漏らします。

愛犬が興奮している様子もないのに、おしっこを漏らしたら注意が必要です。

排尿器疾患からおしっこを漏らしている可能性もあります。

犬の排尿器疾患は膀胱炎が代表的です。

特にメス犬は、肛門と膀胱が近いため膀胱炎になりやすいとされています。

膀胱炎以外の疾患や先天的に排尿器に異常があるかもしれません。

愛犬がうれしょん以外におしっこを漏らす場合は、早めに動物病院を受診しましょう。

まとめ

犬 うれしょん まとめ画像
stephencphotog

犬のうれしょんについて解説しました。

うれしょんは犬の本能なので、叱るよりも飼い主さんが対処してあげることが大切です。

子犬は成犬に比べてうれしょんをしやすいですが、1歳前後には落ち着くでしょう。

ただし、愛犬が興奮する様子もないのにおしっこを漏らすときは注意が必要です。

排尿器疾患の可能性があるかもしれません。

愛犬の様子を観察し、うれしょんなのか病気の可能性があるのかを見極めてあげましょう。

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ネコト

この記事のライター

ネコト

愛犬が快適に過ごせるよう日々試行錯誤しています。その中で得た有益な情報を共有していきたいと思います。

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