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【獣医師監修】犬のしゃっくりの原因とは。自宅でできる対処法を紹介

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みなさんは愛犬がしゃっくりをしているのを聞いたことがありますか?私たち人間はなにかの拍子にしゃっくりが出てしまうことがありますが、それは人間だけに限ったことではなく、犬もしゃっくりが出てしまうことがあります。

今回は、愛犬のしゃっくりの原因やしゃっくりが出てしまった時の対処法などについてご紹介します。

【獣医師監修】犬のしゃっくりの原因とは。自宅でできる対処法を紹介

目次

  1. しゃっくりはどのような現象?
  2. 犬がしゃっくりをする原因として考えられるもの
  3. しゃっくりを止める方法はある?
  4. 犬のしゃっくりに潜む病気の可能性
  5. 日頃から愛犬の様子をよく観察しておくことが大切

しゃっくりはどのような現象?

犬

そもそもしゃっくりとは、横隔膜のけいれんによって起こる現象です。何かのきっかけで横隔膜がけいれんを起こしてしまい、そのときに声帯が閉じることで、あの独特な「ヒック」という音が出てしまうのです。

犬がしゃっくりをする原因として考えられるもの

犬

しゃっくりがどんなタイミングで起こるのかは明確に分かっていませんが、現段階においてしゃっくりの原因としては、以下のように考えられています。

ストレスや不安を感じている

しゃっくりは、呼吸の乱れや自律神経の乱れなどから起こることがあります。もし愛犬が頻繁にしゃっくりをする場合は、生活環境を見直してみましょう。愛犬が感じているストレスの原因を突き止めてそれを取り除き、愛犬がリラックスできる環境を整えてあげることが大切です。

フードが身体に合っていない

食べさせているフードの大きさや形が愛犬に合っていないときにも、しゃっくりが起こることがあります。また、体質に合わないフードを与えると消化をする際にガスが発生し、それがしゃっくりやゲップの原因になってしまうこともあります。

フードを変えてからしゃっくりが出始めた場合には、再度フードの内容を見直してみるとよいでしょう。

早食いによる横隔膜への刺激

フードを急いで食べることで急激に胃が広がり、それに刺激を受けた横隔膜がけいれんを起こしてしまうことが考えられます。特に、食いしん坊でフードをよく噛まずにがっついて食べるコは注意が必要です。ごはんを食べたすぐ後にしゃっくりやゲップが出てしまうと、嘔吐につながる恐れもあります。

  • 早食い防止用の、凸凹がついた形状のフードボウルを活用する
  • 食器にご飯を少しずつ入れて、食べ終わったら継ぎ足すようにして、ゆっくり食べさせる
  • 1回の食事量を少なくして回数を増やす
  • フードをふやかしてから与える

胃が急激に冷えたとき

夏の暑い日などに、愛犬に氷を食べさせたり冷たいお水を飲ませたりすると、急に胃が冷やされて、その刺激でしゃっくりが出てしまうこともあります。そのためフードだけでなく、氷や冷水をあげる際にも注意が必要です。

しゃっくりを止める方法はある?

犬

残念ながら、しゃっくりを確実に止める方法はありません。すぐに止まるようなら問題ありませんが、長時間続くようなら以下の方法を試してみてください。それでも止まらずに愛犬が苦しんでいる場合は、かかりつけの病院へ相談してみましょう。

愛犬のみぞおちあたりを押さえてみる

愛犬を立たせた状態で、お腹の真ん中よりもやや下あたりのあばら骨がなくなる場所(横隔膜がある場所)を、片手で数秒間軽く押さえてあげましょう。横隔膜を外側から押さえることで、しゃっくりが止まりやすくなります。

呼吸のリズムを変えてみる

飼い主さんの指につけたお水やペースト状のおやつを舐めさせるなどして、愛犬の呼吸のリズムを少し変えてあげると、しゃっくりが止まることも少なくありません。

しゃっくりに犬自身が戸惑ってしまうときもあり、そのような場合は体を優しく撫でて落ち着かせ、しゃっくりから気をそらすようにしてあげるとよいでしょう。

犬のしゃっくりに潜む病気の可能性

犬

しゃっくりが頻繁に出たり長時間止まらなかったりする際には、呼吸器系や消化器系、循環器系などの疾患の場合もあります。いつからどんなタイミングで、どういう状況のときにしゃっくりが出るのかを、しっかりと観察し記録しておきましょう。携帯の動画などで撮影しておくと、診察の際に説明しやすいかもしれません。

また、しゃっくりの他に咳や嘔吐などの症状がないか注意しましょう。具体的な状況がわかると診察がしやすくなります。

日頃から愛犬の様子をよく観察しておくことが大切

犬

しゃっくりは生理現象であり病気ではないので、すぐに止まる場合にはそれほど心配する必要はありません。しかし、長時間止まらない場合や嘔吐をしてしまうなど、いつもと様子が違うときには、迷わず動物病院を受診しましょう。

「たかがしゃっくり」と軽く考えず、普段から愛犬の様子を観察して、その変化にいち早く気づいてあげることが大切です。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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