犬と猫の同居生活について!飼う前に知っておきたいポイントを解説
ペットのなかでも根強い人気を誇る犬と猫ですが、一緒に仲良く育てることはできるのでしょうか?いきなり犬と猫を同時に飼う前に、それぞれのことをしっかり理解して準備を整えておきましょう。犬種や性格、飼い始めるタイミングなど、犬と猫が仲良く同居できるためのポイントをご紹介します。
目次
どうしたら犬と猫は仲良くなれる?育てる上での配慮の仕方
群れを作りリーダーに従う犬、1匹で生き自由気ままな猫、正反対とも言える習性をもつ犬猫が仲良くなるためには、飼い主さんの配慮が大切です。
スペースの確保や時間をずらす配慮を
無理に仲良くさせようと同じ部屋に閉じ込めたり、ご飯や遊びの時間を一緒にするのは避けましょう。犬と猫それぞれのライフスタイルに合わせて自然な毎日を心がけます。
特に、お互いが干渉できない専用スペースには気を配りましょう。キャットタワーやケージなど犬も猫も1匹になれて落ち着ける場所は必要です。
犬と猫の観察も些細な部分までしっかりしなければなりません。直接的な喧嘩や怪我はなくても、食欲不振や脱毛、体調不良などのストレスサインがあるかもしれません。 ゆっくりと長い時間をかけて犬と猫の行動や心の変化を見守りましょう。もしも喧嘩やストレスサインを見つけたら別室などで距離を取らせてあげましょう。
犬と猫を一緒に飼い始めるタイミング
犬と猫が仲良くなるかどうかのポイントとして、飼い始めるタイミングも非常に重要です。 一番トラブルが少なく仲良くなりやすいのは、子犬と子猫の時期です。警戒心も薄く好奇心旺盛な幼齢期から一緒に飼っていれば、慣れるのも早く遊びながら互いに社会性を高めることができます。
次に良いのは青年期を越えて落ち着きを持ち始めた成犬と子猫。神経質や攻撃的な成犬では危険かつ時間がかかりますが、穏やかで良い性格の成犬なら子猫を群れの一員として可愛がってくれるでしょう。
飼い始めるタイミングで注意が必要なのは子犬と成猫、成犬と成猫です。成猫は環境の変化を非常に嫌がるため、たとえ小さな子犬であってもストレスになったり攻撃的になったりする可能性があります。
犬種による特徴や性格にも注意が必要
犬と猫を一緒に飼うときに、犬種もポイントになります。犬種の性格の傾向として、気の強いチワワや日本犬では猫と喧嘩になるかもしれません。また、コリーやテリアのような牧畜犬やキツネ・ネズミ猟に使われていた犬種は、狩猟本能が刺激されて猫を追い掛け回す可能性があります。
社交的で過剰に興奮しない穏やかな犬種を選ぶと、より猫と仲良くなりやすいでしょう。しかしあくまで大切なのは迎える犬と猫の相性です。 犬種的には攻撃的な性格といわれていても、穏やかで優しい性格のコもいますので、犬種の性格や特性を参考にしつつ、自分の目で犬と猫の距離感を観察しましょう。
犬も猫も飼い主にも大切な合言葉「無理しない」
犬と猫を一緒に飼うときに最も大切なポイントは、無理をしないことです。少しでも行動や体調に良くない変化があれば、一度距離を取ってゆっくり時間をかけましょう。
迎え入れてからすぐに仲良くさせたいなどの焦る気持ちは必要ありません。仲介役である飼い主さんが不安や心配事でいっぱいになると、犬と猫にもその気持ちが伝わり不安やストレスになってしまいます。
どうしても仲良くなれず、一緒に生活するのが難しい場合も当然あります。無理はせずに、諦めることも大切です。別室で育てて普段は会わせないようにするなど、それぞれの生活に配慮してあげましょう。
犬と猫が仲良くなれるかは相性やタイミングがポイント
動物医療の発展で犬と猫の寿命はそれぞれ長くなっており、同じ年齢から育て始めると10年以上の付き合いになることもあります。お互いにストレスなく、仲良しの生活を送るためにも、飼い主さんがそれぞれの性格や習性をしっかり理解してあげた上で、ぜひとも生活環境に配慮してあげるようにしてください。
この記事のライター
nao
「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。