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犬の口臭の原因は?臭いの特徴やケア方法・予防法について解説

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「愛犬の口の臭いがなんだかいつもと違う」と思った経験はありませんか?

口臭の原因はさまざまですが、いつもと違う臭いには何らかの病気が隠れている可能性があります。

口臭によってスキンシップをとりづらくなることもありますし、異変を感じたときは早めに対処したいですよね。

この記事では、犬の口臭の原因・臭いの特徴・ケア方法・予防法などについて解説します。

愛犬の口臭にお悩みの人は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

  1. 犬の口臭の原因
  2. 犬の口臭がひどいときは病院に連れていくべき?
  3. 犬の口臭の対処法
  4. 犬の口臭予防に便利なグッズ
  5. まとめ

犬の口臭の原因

犬の口臭の原因
RogerMayhem

犬の口臭にはさまざまな原因が考えられますが、代表的なものは以下の5つです。

  • 口の乾燥
  • 口腔の病気
  • 内臓の病気
  • 食べ物
  • 食糞

それぞれの口臭の原因について解説していきます。

口の乾燥

口の中が乾燥すると、唾液が濃縮されて生臭い口臭になることがあります。

食事のときだけでなく、普段の生活から水分補給には気をつけてあげましょう。

また暑い季節になると、犬は体温調節のために口呼吸の回数を増やします。

この時期はいつも以上に口の中が乾きやすくなるので、水分補給の回数や室温にも気をつけてあげてください。

鼻炎による鼻詰まりになったときも、いつもより口を開けることが多くなるので注意が必要です。

口腔の病気

「歯周病」のような口腔の病気も、口臭が強くなる原因のひとつです。

歯周病は腐敗臭のような特徴的な臭いがするので、このような臭いを感じたら注意が必要です。

愛犬の口の中を確認して、歯茎からの出血や歯がぐらついていないかを確認してみてください。

歯周病の原因は歯垢や歯石の蓄積による歯茎の炎症なので、普段から歯磨きをして口内のケアを習慣化しておくのがおすすめです。

内臓の病気

内臓の病気も口臭の原因となり、臭いの種類によって愛犬にどのような不調が起こっているのかを推測できます。

  • すっぱい臭いのとき
  • アンモニアのような臭いのとき
  • 便の臭いがあるとき

それぞれの臭いの原因について解説していきます。

すっぱい臭いのとき

胃の不調により胃酸が過剰分泌されると、すっぱい臭いになることがあります。

胃酸の過剰分泌は主に胃炎が原因で起こります。

腐ったものや脂肪分が多いものを食べたときや、おもちゃのような異物を飲み込んだときに胃が刺激を受けて胃炎になることがあるので注意しましょう。

また空腹時間が長くなりすぎても胃酸過多の原因となることがあります。

食事の時間やタイミングにも気をつけてください。

アンモニアのような臭いのとき

愛犬の口からアンモニアのような口臭を感じた場合、腎臓に異常があるかもしれません。

腎臓は尿をつくる器官で体に必要なものと老廃物を分ける役割を担っています。

しかし、この機能が低下すると老廃物をうまく処理できなくなるのです。

臭いの元となる成分が体内に留まるため、口や体からおしっこの臭い(アンモニア臭)がすることがあります。

腎臓病の初期症状として水を飲む回数やおしっこの回数が増えることがあるので、これらの症状が見られたら注意しましょう。

便の臭いがあるとき

口臭に便の臭いがあるときは、腸閉塞や腸のねじれなど重篤な症状を起こしている恐れがあります。

これらの症状は、異物の誤飲や腫瘍による腸管の塞がりが原因で起こることが多いです。

緊急で手術をしなければ死に至ることもある危険な状態なので、このような臭いを感じたときは注意しましょう。

これらの症状は嘔吐を伴うこともあり、吐瀉物に便の臭いが混じることもあります。

また重度の便秘になったときも、口から便の臭いがすることがあります。

水分不足や運動不足によって便秘になることがあるので、普段から愛犬の健康管理には気をつけておきましょう。

食べ物

強い臭いの食べ物や、歯に残りやすい食べ物を食べたときも口臭が強くなることがあります。

このような場合は歯みがきをしてあげて、口の中の汚れを落としてあげましょう。

食べカスや歯垢が口内にとどまっていると、雑菌が繁殖し臭いが発生する原因となります。

歯周病のような病気に発展しかねないので、こまめなケアを忘れないでください。

食糞

食糞により、口内に糞の臭いが付いてしまうというケースも考えられます。

食糞はストレスや極度の空腹が原因で起こるといわれているので、愛犬をそのような極限状態にさせないようにしましょう。

また消化器官が弱っている犬や内臓系がそれほど発達していない子犬の場合、消化しきれなかったフードが便にまじり排泄されることがあります。

フードの臭いが混じった便も、食糞につながることがあるので注意しましょう。

食糞はさまざまな病気に感染するリスクが高まるので、普段から愛犬の体調やトイレには気をつけてあげてください。

犬の口臭がひどいときは病院に連れていくべき?

犬の口臭がひどいときは病院に連れていくべき?
ckstockphoto

愛犬にいつもとは違う口臭を感じたとき、すぐに病院に連れて行くべきなのでしょうか?

臭いの種類によっても緊急性が変わるので、すぐに連れて行くべき場合といったん様子を見るべき場合に分けて詳しく解説します。

すぐに病院に連れていくべき場合

以下のような臭いがしたときは、すぐに病院に連れていきましょう。

  • 歯周病が原因の腐敗臭
  • 胃腸の不調によるすっぱい臭い
  • 腎臓の異常によるアンモニアのような臭い
  • 腸閉塞の恐れがある便の臭い

これらの症状は放置しておくと重大な健康被害につながりかねません。

歯周病が悪化すると歯が抜け落ちてしまうこともありますし、内臓系の病気が進行すれば全身への影響が出る危険性が高いです。

愛犬にとってかなりつらい状態となり、ときには命の危険もあります。

これらの臭いを感じたらすぐに病院へ連れて行ってあげましょう。

様子を見て病院に連れていくべき場合

口内の乾燥による生臭い臭いや、強い食べ物の臭いについては一度様子をみてもよいでしょう。

歯磨きや食事の水分量によって改善できる可能性があります。

ただし、放置しておくと歯周病や体調不良につながることもあるので注意しましょう。

また、便の臭いは食糞か腸閉塞かの判断がしづらいので注意が必要です。

食糞が原因の便臭は食糞をやめさせることで対処できますが、腸閉塞の場合はすぐに病院へ連れて行く必要があります。

犬の口臭の対処法

犬の口臭の対処法
Pezibear

愛犬に口臭を感じたときは、どのように対処すればよいのでしょうか。

ここでは対処法として効果的な以下の項目について紹介します。

  • 歯石除去をする
  • 水分補給をこまめにする
  • 歯磨きを習慣化する
  • 食事を変える
  • 運動量を増やす

それぞれ詳しく見ていきましょう。

歯石除去をする

歯石がたまると口臭だけでなく、歯周病になる可能性もあります。

歯石除去にはさまざまなグッズが発売されていますが、一番おすすめなのは獣医師による歯石除去です。

正しい知識を持っていない人が行う歯石除去は、愛犬の歯を傷つける恐れもあるので注意しましょう。

歯石は溜まってから処理するのが大変なので、普段から歯石がたまらないようにケアしておくことが重要です。

素材や形状を工夫して歯石を溜まりづらくしたドッグフードや、歯石除去スプレーなどを利用するのもよいでしょう。

水分補給をこまめにする

口の中の水分が不足していると、フードの残りかすや唾液の分泌量によって口臭が強くなることがあります。

この場合の口臭はこまめな水分補給によって改善できるので、食事中だけでなく食後の水分補給にも気を遣ってあげてください。

普段以上に口の中が乾きやすくなる暑い時期や、愛犬が鼻詰まりしているときなどは特に注意が必要です。

歯磨きを習慣化する

口臭の対処法として、歯磨きを習慣化することも有効です。

犬は口のまわりを触られるのを嫌がる本能があるので、まずは口のまわりを触る訓練から始めるのがよいでしょう。

初めのうちは苦労するかもしれませんが、少しずつトレーニングを進めることで歯磨きもしやすくなります。

このようなトレーニングはマズルコントロールとよばれ、幼犬のころから習慣化するのがベストですが、成犬になってからでも遅くはありません。

愛犬の健康のためにも歯磨きを習慣化するのをおすすめします。

食事を変える

食事内容が原因で口臭が起きているときは、ドッグフードを変えるという対処法も有効です。

ドッグフードはウェットタイプよりもドライタイプの方が歯垢のもとになりづらく、商品によっては歯磨き効果のあるフードも販売されています。

消化の悪い食べ物や油分の多い食事は胃腸に負担をかけ、口臭が強くなりやすいので注意しましょう。

また、古いペットフードは成分として含まれている脂質が酸化していることもあります。

酸化したフードも口臭の原因になるので、長期間ドッグフードを保管するのは避けるようにしましょう。

運動量を増やす

運動量を増やすことも口臭対策として有効です。

運動量を増やすと代謝が上がり、体から老廃物が流れやすくなります。

毎日の散歩は体の健康にいいだけでなく愛犬のストレス解消にもなるので、心身の健康のためにも運動量には気を遣ってあげましょう。

犬の口臭予防に便利なグッズ

犬の口臭予防に便利なグッズ
JACLOU-DL

犬の口臭予防に有効なものとして、以下のようなさまざまなグッズが販売されています。

  • サプリメント
  • デンタルガム
  • 歯磨きペースト
  • 液体デンタルケア
  • デンタルブラシ

ただし、これらのグッズが全ての犬に対して有効なわけではなく、愛犬の性格や成長具合によって効果は異なるので注意しましょう。

それぞれのグッズを紹介していきます。

サプリメント

サプリメントを服用することは、口臭予防として有効です。

サプリメントに含まれる酵素が口内環境をきれいに維持し、歯周病の予防にも効果が期待できます。

また食品由来成分により歯垢を除去し、口臭を予防できるデンタルケアのサプリメントもあります。

サプリメントの種類によって効果や取り扱いが異なるため、疑問のある人はかかりつけの獣医師や病院に質問してみましょう。

デンタルガム

噛むだけで歯磨き効果を得られる、デンタルガムもおすすめです。

おやつのように愛犬に噛んでもらうだけという手軽さも魅力なので、まず歯垢や歯石の対策を始めたいと思ったらここから試してみるのもよいでしょう。

数種類の有効成分が入っている商品もあるので、手軽に利用できる割に大きな予防効果が期待できます。

歯磨きペースト

歯磨きペーストには酵素が含まれており、愛犬の口臭を予防してくれる効果が期待できます。

なかには舐めるだけで効果を発揮してくれるタイプもあり、味や香りにもさまざまな種類があります。

愛犬が気に入ってくれれば、口内のケアに手間がかからないという点もメリットです。

ただし犬は人間のようにうがいができないので、飲み込んでしまっても問題がないものを与えるようにしましょう。

液体デンタルケア

液体デンタルケアは、愛犬の飲み物に混ぜるだけで口臭予防ができる便利なアイテムです。

口まわりを触られるのを嫌がる犬や、歯磨きでのケアが難しい犬に向いています。

とても手軽に利用できるので、デンタルケアの時間がとれない忙しい人にもおすすめです。

手間がかからないことから継続しやすいというメリットもあります。

デンタルブラシ

口のまわりを触られることに慣れている犬には、デンタルブラシがおすすめです。

歯磨きは効果的な口臭予防で、歯垢や歯石の除去を自分の目でしっかり確認しながら行えるというメリットがあります。

デンタルブラシにもさまざまな形状や大きさがあるので、愛犬にあったタイプのものを選ぶようにしましょう。

犬種によって口内の汚れが溜まりやすい場所も異なるので、ピッタリ合うものを選べばより効率的に口臭予防ができます。

まとめ

まとめ
JerzyGorecki

犬の口臭の原因やその対策について解説しました。

口臭は愛犬の健康具合を知る際に、重要な指標になるもののひとつです。

普段から口臭を気にしておくことで、大きな病気を予防できます。

また口臭予防には常日頃からケアが大切です。

丁寧なケアのためには普段から口を触られることに慣れさせておくと、より愛犬の口の様子を観察しやすくなるでしょう。

口臭を放置しておくことは重大な健康被害につながりかねないので、何か異変を感じたときにはすぐにかかりつけの獣医師や動物病院に相談しましょう。

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nana

この記事のライター

nana

泳ぎも走りも得意な運動神経抜群のゴールデンレトリバーと暮らしています!今は愛犬とタンデムサーフィンの練習中。いつまでもアクティブに楽しく過ごせるような情報を発信していきます。

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