まずは柴犬あるあるの中でも定番のものをご紹介します。柴犬を飼っている方であれば、「まさに！」「あるあるだね！」となるのではないでしょうか。

皆さんは「柴距離」という言葉をご存じでしょか。

「柴犬同士の距離？」「柴犬がつくる距離感？」そのように考える方がほとんどかと思います。

柴距離とは、「柴犬が保つ飼い主や他のワンちゃんに対する一定の距離感」のことを言います。

ご存じでない方も多いと思いますが、柴犬は元来狩猟犬として活躍しており、番犬としての役割も担っていたため、人間に対して甘えたりフレンドリーな一面を見せることはほとんどないと言われています。柴犬の性格をドライ・ツンデレと表現する方も多いはずです。

そのため、柴犬は飼い主や他のワンちゃんに対して、何とも言えない付かず離れずの距離感を保ちます。飼い主の近くにいるけれど、そばにいるだけで決して触れることができる距離ではない微妙な距離感をキープします。

このような柴犬特有のソーシャルディスタンスを、柴犬好き界隈では「柴距離」と呼ぶのですが、このどっちつかずの距離感を保っている姿が可愛いと評判なのです。

皆さんの愛犬はいかがでしょうか。愛犬に柴距離を保たれていませんか。柴距離は、柴犬の本能や性格から見られる行動なので、ほとんどの柴犬に当てはまると言えます。

これから柴犬を飼う予定の方は、柴距離を念頭に置いて接してみてください。

次に可愛いに特化した柴犬あるあるをご紹介していきます。数ある柴犬あるあるの中でも、可愛らしいあるあるを集めてみました。

我々人間に人見知りがあるように、ワンちゃんの世界でも「犬見知り」があるのです。

中でも柴犬は、狩猟犬や番犬としての役割を担っていたため、フレンドリーな性格というよりもどちらかと言うとドライな性格をしています。

そのため、ドッグランや公園などで他のワンちゃんと接する機会があったとしても、ワンちゃんそっちのけで一人で遊んだり、人間に近寄ったりすることがあります。

柴犬を飼っている方の間では共感の嵐を呼ぶのですが、普段散歩の途中に出会った他のワンちゃんが気になって一瞬興味を示すのですが、いざそのワンちゃんと接触すると、スッと身を引いたり自ら離れてしまうことがあります。

その様子を見ている我々飼い主からすれば、「どっちやねん！」とツッコみたくなりますよね。犬見知りをする柴犬ですが、その柴犬らしさや正直で飾らないところが「可愛い！」となるようです。

柴犬の飼い主さんが口を揃えて言うのが、「とにかくツンデレ」ということです。

確かに柴犬は人間に甘えたりデレデレするような姿はあまり見せないですよね。ではどういった時にその「デレ」の一面を見せてくれるのでしょうか。

柴犬は気分屋な子が多いので、さっきまでは離れていたのに急に近付いてきたり、たまに撫でてほしそうに身体をすり寄せてくることがあります。

柴犬は甘える行為を滅多にしないので、飼い主は喜んでそれに応えようとしますが、いざ甘やかそうとすると急に気が変わったかのように我に戻ることがあります。

まさにツンデレな一面です。このツンデレがたまらなく可愛いところが柴犬人気の一つです。

柴犬をこれから飼う方はこのツンデレ具合には覚悟をしておいた方がいいでしょう。

柴犬は意外と小心な性格をしている子が多いです。

一般的に、柴犬は飼い主に忠実で飼い主を守ることが使命のため、勇敢な性格をしていると言われていますが、意外とそうでもないパターンもあります。

例えば、ドッグランなどで他のワンちゃんと接触するとなると、自分より気が弱そうな小型犬にはグイグイ近寄るのに、自分よりはるかに大きい大型犬には一切近付かない、自分より強そうなワンちゃんに対しては華麗なスルーをかます、なんてことは普通にあるようです。

柴犬の飼い主さんからすると、「明らかビビッているよね！？」と思わずツッコみたくなってしまうんだとか。

そんな姿さえも愛おしいと感じる方も多いのではないでしょうか。

最後に、柴犬あるあるの中でも厄介な仕草や行動について解説していきます。

柴犬を散歩させたことがある方であれば、一度は経験されたことがあるかと思いますが、柴犬は散歩の途中にピタッ！と急停止することがあります。

先ほども少し言及しましたが、柴犬は頭が良くツンデレな性格をしていますが、急に気が変わったりすることがあるので、それまで楽しく散歩をしていたとしても、急に足取りが重くなって動かなくなってしまうことがあります。

また、家が見えてきたり、帰りのルートを辿っていることに気付いた時などに、柴犬は急に立ち止まったりすることがあります。

散歩の途中で急停止する理由としては、「まだ家に帰りたくない」「行ってみたい場所がある」「気が変わった」「いつもと違うコースで行きたい」などが挙げられますが、ワンちゃんがどの気持ちなのか見分けるのは簡単ではありません。

更に、柴犬は急停止したからといって何か行動に移すわけでもなく、そのままぼーっと立ち尽くすこともあるので、「何の時間…？」と思われる方も多いでしょう。

このように、柴犬は散歩の途中で急停止をすることがあるので、急いでいる時や雨が振ってきた時などは「厄介！」と感じることもあるでしょう。

しかし、急停止しているところを動かそうとして無理にリードを引っ張ったりすると、リードから身体が抜けてしまう可能性もあるので、そういった点には十分に注意しましょう。

柴犬は、さっきまでは楽しく遊んでいたのに、急に冷めてしまうことがあります。

柴犬の飼い主さんであれば一度は経験したことがあるかと思います。

「ボール遊びをしていたのに急にボールを追いかけなくなった」「一緒に走り回っていたのに急に冷めて走るのをやめた」などさまざまな声が寄せられています。

我々飼い主が本気になって遊んでいても、お構いなしに急に興味を示さなくなるので、こちらとしては何だか恥ずかしくなりますよね。

柴犬は飽きっぽい一面もあるため、どんなにその場が楽しくても、急に冷めて興味を失ってしまうことがあります。

かと思いきや、冷めた熱が復活してまた無邪気になることもあります。

我々飼い主をお構いなしに振り回してきますが、ツンデレなことを考えるとどこか憎めないですよね。

柴犬と遊んでいる時に急に冷めたとしても、時間を置けばまた再開することがあるので、愛犬の気分に合わせてたくさん遊んであげましょう。

柴犬の抜け毛問題は外せないですよね。

柴犬を飼っている方であればご存じかと思いますが、柴犬の被毛はダブルコートと呼ばれる太くて長い毛と、細くて短い毛の二層で構成されています。

ダブルコートのワンちゃんの特徴としては、何よりも抜け毛がひどいという点が挙げられます。柴犬ももちろん換毛期になると、「こんなに抜けて大丈夫？」と心配になるほど毛が抜け落ちます。

そのため、その処理に飼い主さんが抜け毛の処理に必死であることは周知の事実です。換毛期になると家庭でブラッシングをしてあげる方も多いかと思いますが、その度に愛犬の毛がありえないほどゴッソリ抜けるので、思わずクスッと笑ってしまうでしょう。

柴犬の抜け毛問題は避けることができないので、柴犬をこれから飼う方は覚悟をしておきましょう。柴犬の飼い主さんが口を揃えて「舐めてはいけない…！」と言うほどです。

いかがでしたでしょうか。本記事では、柴犬あるあるをご紹介しました。

柴犬は日本が誇る日本犬を代表するワンちゃんであり、その人気は日本国内にとどまらず世界中で評価されています。

自立心や警戒心が強いため、番犬のような堅いイメージを持つ方も多いですが、ご紹介したあるあるを見てみると、柴犬にもお茶目で可愛らしい一面があることが分かります。

柴犬好きの方には共感していただけたのではないでしょうか。また、ご紹介したあるあるをきっかけに柴犬の魅力に気付いた方もいるはずです。

これからワンちゃんを迎える方は、本記事を是非参考にしていただき、柴犬を候補の一つに入れてみてください。

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