ポメラニアンは凶暴化するってほんと?気性が荒いと言われる原因とは
ぬいぐるみのような可愛らしい見た目から、ポメラニアンをお迎えしたいと思っている人は多いのではないでしょうか?ふわふわの被毛にクリっとした目で、ニコニコしている表情が印象的です。しかし一方で「凶暴化する」、「怒りっぽい」という声も。そこで本記事では、ポメラニアンが凶暴だと言われている原因や対処法などをご紹介したいと思います。
ポメラニアンって実は凶暴なの?
可愛らしい姿からはまるで想像できませんが、ポメラニアンが凶暴だと言われてしまう理由はなんなのでしょうか。考えられる原因を見ていきましょう。
元気すぎるがゆえに気性が荒いと言われている?
ポメラニアンはサモエドやジャーマンスピッツを祖先に持つスピッツ系の犬種です。そり犬として活躍していた祖先犬の血を受け継ぎ、超小型犬ながらも元気いっぱいという特徴があります。そのため、「身体が小さいから大人しいと思ってお迎えしたのに、家の中を走り回って手に負えない・・・」という飼い主さんも。
また、ポメラニアンは興奮しやすく、大好きな遊びに夢中になるあまり吠えてしまうことも珍しくありません。ポメラニアンの気質を知らずにお迎えしてしまうと、そのパワフルさに驚いてしまい、「気性が荒い」と思ってしまうのかもしれませんね。
ストレスやコミュニケーション不足
ポメラニアンは小さいながらも運動が大好きな犬種なので、短時間でもお散歩は必要です。小型犬は室内で遊ばせれば十分という人もいますが、運動欲求の解消はもちろん、筋力維持、ストレス解消、飼い主さんとのコミュニケーションの時間など、お散歩にはたくさんの役割があります。そのため、お散歩の時間が足りなかったり、飼い主さんとのコミュニケーションの時間が足りていないと、遊び好きで活発なポメラニアンはストレスが溜まって凶暴化してしまうのです。
また、引っ越しや家族が増えるなどの環境の変化でも犬はストレスを感じます。生活環境が変わったことで落ち着きがなくなったり、吠えたり噛んだりしてしまうのであれば愛犬が落ち着ける場所を確保してあげることが大切になります。
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しつけがうまくいっていない可能性も
臆病であるがゆえに威嚇して吠えたり噛んだりしているというパターンもありますが、ポメラニアンの気性が荒いと感じてしまうのはしつけ方が原因となっていることもあります。信頼関係がきちんと築けていなかったり、ついつい甘やかしてしまい上下関係がはっきりしていないと犬は自分の立場の方が上だと思い、飼い主さんの言うことを聞かなくなります。そのため、吠えたり噛んだりするようになり、「言うことを聞かない」、「暴れて困る」となってしまうのです。
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オスのポメラニアンはメスよりも凶暴?
ポメラニアンに限らず基本的に犬の性格はオスとメスで比較すると、オスの方が縄張り意識が強く攻撃性が高いと言われています。また、メスよりもオスの方が活発で運動量が多く、やんちゃな傾向にあります。
メスは穏やかで人懐こく従順でしつけやすいと言われていますが、子犬期はメスも元気いっぱいです。神経質で臆病なところもあるので、生活環境には注意してあげたいですね。母性本能から愛情深い一面も持ち合わせています。
オスとメスの性格についてはもちろん個体差があるので、必ずこう!と決まっているわけではありませんが、だいたいこのような傾向があるようです。
ポメラニアンは警戒心の強さから吠え癖がつきやすいですが、性別的な特徴も加味するとオスの方が凶暴だと言われてしまうのかもしれません。そのため、はじめて飼うのであればオスよりもメスがおすすめだと言われていますが、ポメラニアンのオスは「わんぱく・単純・甘えん坊」という気質の子が多いので、しっかりしつけることができるのであればオスの方が可愛いとの意見もあります。
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ポメラニアンの問題行動はどうしたらいい?
ポメラニアンは凶暴というわけではなく、犬種特性として吠えやすかったり、うまくしつけできなくて噛み癖がついてしまうことがある、ということが分かりました。しかし、せっかくポメラニアンをお迎えしたのに無駄吠えや噛み癖が酷くて困っている・・・となってしまったら悲しいですよね。ここでは、ポメラニアンの問題行動として挙げられることが多い吠え癖や噛み癖の対処方法についてご紹介します。
無駄吠え対策
スピッツ系の犬であるポメラニアンは無駄吠えが多い犬種で有名ですよね。最近では品種改良が進み、あまり吠えないポメラニアンも増えていると言われていますが、それでも子犬のうちからしっかりしつけることが重要です。
まずはポメラニアンが吠える原因を探りましょう。警戒心から吠えているのであれば、さまざまな物や人、犬などと関わる時間を作り、周りの環境に慣れさせる必要があります。社会化は成犬になってからでも遅くはありません。子犬期と比べると時間はかかってしまうかもしれませんが、根気よく外の世界に触れる機会を作ってあげましょう。
ご飯が食べたい、外に出たいなどの要求から吠えている場合には、愛犬の思い通りにしないことが大切です。吠えれば言うことを聞いてくれると認識してしまうと直すのはなかなか難しくなります。要求吠えに対してはとにかく無視することが効果的です。愛犬を無視するのは心が痛みますが、落ち着くまで目を合わせたり話しかけたりするのを止めましょう。吠えるのを止めたら褒めてあげてくださいね。飼い主さんに褒められることが大好きなポメラニアンは、「吠えるのを止めたら褒めてもらえる!」と学習し、要求吠えを止めるようになります。
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甘噛み対策
子犬のうちはあまり痛みがないことや、指を噛んでいる様子が可愛いなどの理由からそのままにしてしまいがちですが、噛み癖がついてしまうと、成犬になってから飼い主さんや他の人や犬を怪我させてしまう可能性があります。
そのため、指を噛もうとしたら噛んでもいいおもちゃを与える、人の手を噛んだ時は無視するなど徹底してしつけましょう。「噛むと構ってもらえない」、「いいことはない」と認識させることが大切です。
どうしてもうまくいかないという場合にはプロの力を借りましょう。犬の噛む力は強いので本気で噛まれてしまった場合、飼い主さんが怪我をしてしまいます。そうなると、犬も飼い主さんも辛いので、「これは自分では難しそう・・」と感じたらドッグトレーナーさんなどを頼ってくださいね。
ポメラニアンは「凶暴」ではない。しつけが大切!
ポメラニアンは賢く、飼い主さんの指示をよく聞く犬種です。そのため、比較的しつけやすいと言われていますが、可愛さのあまり甘やかしてしまったり、うまくしつけられなかったりすると吠え癖や噛み癖がひどい子になることも少なくありません。「凶暴!」と言われるのは、ポメラニアンだけのせいではないのです。
ポメラニアンの気性が荒いと感じる理由として、よく吠えることや噛んでくることが多く挙げられていますが、これは犬種の気質だけでなく、その子の性格やしつけ方、ストレスなどさまざまな原因が考えられます。お迎えする前に、ポメラニアンという犬種の特性や傾向を理解し、子犬のころからしっかりしつけられるかどうかをよく考えることが大切です。
上手に育てることができれば、本来のポメラニアンの性格である明るくて社交的な子に育つでしょう。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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