ミニチュアピンシャーの子犬の育ち方は?子犬から成犬までの体重変化
凛々しい顔立ちに筋肉質でスラっとしたスタイリッシュさが魅力のミニチュアピンシャー。通常「ミニピン」とも呼ばれ、小柄ながら優れた運動神経を持っているため、愛犬とアクティブに活動したい方にとって最適なパートナーと言えます。そんなミニチュアピンシャーの子犬について、誕生から成長、育て方まで詳しく紹介していきます。
ミニチュアピンシャーの子犬が生まれるまで
まずはミニチュアピンシャーがどのように生まれてくるかを少しご紹介します。
妊娠期間
犬の妊娠期間は、交配が済んでから出産まで62日程度、約2ヵ月あります。交配後22~30日程度で妊娠が確認でき、妊娠確定後約1ヵ月で出産になります。約10ヵ月ある人の妊娠期間に比べると、とても短く母体の中で休息に成長することがわかりますね。
生まれる頭数
ミニチュアピンシャーの子犬が1度の出産で生まれる頭数は、2~5頭程度と言われています。大型犬は、1度の出産に約7頭程度出産しますが、体の小さい小型犬は、産む数が少なくなります。また、個体差があるため、1頭のみが生まれてくる場合もあります。
ミニチュアピンシャーの子犬から成犬までの体重変化
ここでは、ミニチュアピンシャーの子犬が成犬になるまでの体重の変化、外見の変化について紹介します。
体重の変化
ミニチュアピンシャーの成犬時の理想体重は、4~6kgとされています。成長スピードには個体差があるため、一般的なミニチュアピンシャーの子犬の体重の推移について紹介します。生まれて間もない子犬は、100~200g程度ととても小さいサイズですが、10日程度で2倍近い体重になります。その後の体重推移は以下の通りです。
生後2ヵ月:1kg前後
生後3ヵ月:1.8kg
生後4ヵ月:2.5kg
生後5ヵ月:2.8kg
生後6ヵ月:3.2kg
生後12ヵ月:4.4kg
断尾と断耳について
ミニチュアピンシャーといえば、耳がピンと立っていて尻尾が短いイメージがあります。あの立ち耳と短い尻尾は、自然とできる訳ではありません。生まれて間もない時期に尻尾を切り取る断尾と、生後7~12週の間に全身麻酔をかけた上で耳を小さくカットする断耳によって完成するものです。
断尾は生まれて間もない時期に行われるたブリーダー判断になりますが、生後7~12週の間に子犬を迎えることが多いと思いますので、断耳をするかどうかの判断はブリーダーではなく飼い主の選択になることがほとんどです。
ミニチュアピンシャーの子犬を迎えたらすべきこと
ミニチュアピンシャーの子犬を迎えたその日から小さな家族との新たな生活がスタートします。ここでは、ごはんの与え方から散歩・シャンプー・しつけを始めるタイミングなど子犬との生活に欠かせないお世話について紹介していきます。
子犬とのはじめての体験
おうちに子犬を迎えたらいろんなことを一緒に早く体験したくなりますが、子犬はとてもデリケートな生き物です。お散歩やシャンプーなどを初めて行うタイミングには、注意を払う必要があります。
●しつけを始めるタイミング
しつけは基本的に子犬がやってきたその日から始めるべきと言われています。しかし、生後2ヵ月より前の子犬を迎えた場合は、生後3ヵ月まではしつけをするよりも愛情をたっぷり注いであげることで精神的に安定させることを優先しましょう。
ミニチュアピンシャーは、飼い主に忠実で賢い犬種ですが、怖いもの知らずで神経質な一面があります。気が強く他の人は犬に攻撃的になることもあるため、幼い頃から飼い主との主従関係をはっきりさせて、コントロールするしつけをする必要があります。そのため、生後3ヵ月以降の子犬を迎えた場合には、迎えたその日からしつけをスタートさせましょう。
●シャンプーを始めるタイミング
子犬は、好奇心旺盛でよく動き回り、排泄物がついてしまうなどよく汚れますよね。子犬にシャンプーを初めて行う際は、ワクチン接種前後1週間は避けて行い、全身を洗うというよりは、汚れた部分のみを手早く洗いましょう。
また、おうちに迎えてすぐの時期は、まだ飼い主にも環境にも慣れていないので、新しいお家に慣れてから行うことをおすすめします。
●散歩を始めるタイミング
子犬のお散歩デビューは、2回目のワクチン接種が終わってから7~10日程度経ってからです。2回目のワクチンを完了することによって、体の中に様々な感染症に対する抗体が出来上がると言われているためです。接種する注射の種類や獣医師によって、3回目が終わってからと言われることもあるため、獣医師に確認してみましょう。
ごはんの与え方
子犬を迎えた直後は、ペットショップやブリーダーなどに聞いてそれまで食べていたごはんを与えましょう。急にフードの種類や時間、回数などが変わると体調を崩してしまうことがあるため、今まで食べていたフードの種類や回数、時間などを聞いてその通りにしばらくは行うことをおすすめします。
また、体が小さく消化器官が未発達の子犬は、1度にたくさんの量のごはんを消化することができません。そのため、1日分のごはんを数回に分けて与える必要があります。生後2~3ヵ月までは1日3~5回、生後4~6ヵ月までは1日3~4回、その後は様子を見ながら2~3回に分けて与えましょう。
ミニチュアピンシャーと楽しい生活を送ろう
ミニチュアピンシャーは、活発で元気いっぱいな犬種です。特に子犬のうちは好奇心旺盛でイタズラもたくさんするでしょう。とても小さく愛らしい存在ですが、甘やかさずしつけをして、愛情を注ぐことで最高の家族の一員になってくれますから、ぜひミニチュアピンシャーとの楽しい時間を送ってください。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!