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被毛が豊かで個性的なロシア原産の大型犬4犬種をご紹介します!

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ロシアの犬の種類と言われて、パッと思い浮かぶ犬種はいますか?

普段私たちは、お散歩などで会うコたちの犬種を気にすることはあっても、原産国まではあまり気にしませんよね。 でも、原産国を知ることでその犬種の特徴や飼い方などをある程度想像することができます。

今回は、そんな目線でロシア原産の犬種をご紹介していきたいと思います。

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目次

  1. ベルクマンの法則から見るロシアの犬種
  2. シベリアンハスキーはロシアの犬じゃない?!
  3. ロシア原産の犬の種類
  4. ロシア原産の犬の種類には大型犬が多い

ベルクマンの法則から見るロシアの犬種

サモエド
No-longer-here

 「恒温動物は、同じ種類であっても寒い地方にいる個体ほど体が大きく、同種または近縁種においては大型の種ほど寒冷地域に生息する」という法則を「ベルクマンの法則」といいます。

簡単に説明すると、同じクマ科の動物でも、マレーシアやインドネシアなど暖かい地域に生息する「マレーグマ」は体が小さいのに対し、北極など極寒の地に暮らす「ホッキョクグマ」は巨大な体を持っているということです。

クマと同じく恒温動物(温度や水温など周囲の温度に左右されることなく体温を一定に保てる動物)の犬に対しても、もちろんその法則は成り立ちます。つまり、寒いロシアには大きな犬種が多いのではないかという仮説が成り立ちますね。

シベリアンハスキーはロシアの犬じゃない?!

シベリアンハスキー
GuillauxDesenderPeggy

 シベリアンハスキーをロシア原産と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

名前に「シベリア」が入っているので当然ロシア原産の犬種かと思いきや、実はシベリアンハスキーはアメリカ原産の犬種として扱われています。びっくりですよね。

もともとはシベリアでソリ犬として活躍していたハスキーですが、アラスカに住むアメリカ人がそれを知って入手し、アラスカでもソリ犬として飼育されるようになりました。その後もアラスカの地でワクチンの輸送などで活躍したシベリアンハスキーは、アメリカで公認犬種として登録されたため、アメリカ原産とされています。

ロシア原産の犬の種類

ボルゾイ
6591713

 ここからはロシアを代表する4犬種をご紹介します。 

サモエド|キュートな笑顔の人気犬種

サモエド
JACLOU-DL

 白くてフワッフワの毛並みといつも笑っているような表情がなんとも愛らしいサモエド。サモエドの笑顔は「サモエドスマイル」と呼ばれ、その笑顔に癒されるサモエドファンはロシアだけにとどまらず、日本でも人気の犬種です。

いつもニコニコした表情で、性格も陽気で穏やか。社交性もあり、ほかの犬とも仲良くできます。さらに頭も良いのでしつけにもそれほど困ることはないでしょう。

かわいい大型犬の代表ともいえる犬種です。

ボルゾイ|気品漂う優雅な犬種

ボルゾイ
Jeannette1980

 人の腰の高さほどの大きな体高とスリムなモデル体型で、ひときわ目を引く外見を持つボルゾイは、運動能力の高さでも知られています。

そもそも「ボルゾイ」とは、ロシア語で「俊敏」の意味なんだそう。当然走るのも速く、いわば「美しきアスリート」といったところでしょうか。シュッとした佇まいには気品すら感じられます。

争いを好まない性格ですが神経質な部分もあるので、あまり初心者向けの犬種とは言えません。ですが、飼い主さんには忠実で深い愛情を注いでくれます。

コーカシアン・シェパード|タフでビッグな牧羊犬

コーカシアン・シェパード
RebaSpike

 コーカシアン・シェパードは、牧羊犬として旧ソ連全域で活躍していました。

こちらも大型犬でがっしりとした体格が特徴で、用心深さと勇敢さを兼ね備え、その恵まれた体格と勇敢な性格を活かし羊を外敵から守ります。

ブラック・ロシアン・テリア|頼れる大型軍用犬

ブラック・ロシアン・テリア
golbenge (골뱅이)

 くるくるした被毛で見た目はかわいいブラック・ロシアン・テリアですが、旧ソ連の軍用犬として、さまざまな大型犬を交配させ作られた比較的新しい犬種です。ジャイアントシュナウザーをベースに、エアデールテリア、ニューファンドランド、ロットワイラーなどの大きくたくましい犬種をかけあわせて生み出されました。

寒冷地でも耐えうる毛皮を持ち、ワーキングドッグとして知能の高さも持ち合わせています。

警戒心の強さはありますが、飼い主さんには従順で、人と一緒に働くことを喜びと感じる犬種なので、きっと頼れる相棒になってくれるでしょう。

ロシア原産の犬の種類には大型犬が多い

ボルゾイ
6591713

 今回ご紹介した4犬種はロシア原産の犬の種類としてはまだ一部ですが、ロシアの犬種の特徴として、大型犬でさらに寒さに耐えうる毛皮も備えたコが多いということが言えそうです。

私たちにはあまり馴染みのない犬種もいますが、ボルゾイやサモエドは日本でもときどき見かけますよね。寒い地域が原産のコたちは、暑さに弱いコが多く、日本の暑くて多湿な夏はとても過ごしにくく体調も壊しやすいので、家に迎える際には注意が必要です。

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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